図書館をつくる

OCLC News 第28号

2018.08.06

OCLC News 第28号
商品情報をはじめ、OCLCに関する様々な情報をご案内致します。

OCLC がアンドリュー・W・メロン財団からの助成金を獲得

2018年6月、OCLCはアンドリュー・W・メロン財団から、図書館総合目録データベース・WorldCatと、研究図書館センター (Center for Research Libraries, CRL)の定期刊行物の共同管理システム・Print
Archives Preservation Registry
(PAPR)の基礎的なインフラを強化するための助成金を受けました。研究図書館センターは、シカゴとイリノイに拠点を置く国際的な大学・研究図書館のコンソーシアムです。またアンドリュー・W・メロン財団は、人文学・芸術・民主社会を支援する活動を行っています。OCLCはこの助成金によって、定期刊行物の共同管理のために用いる、アクセスと利用が可能なデータを作成します。

2年間に渡って授与される$1,001,000の助成金は、OCLCと研究図書館センターの、共同管理用データインフラ整備プロジェクトの資金となります。このイニシアチブは、世界最大級の図書館総合目録であるWorldCatを、共同管理プロジェクトの対象となった定期刊行物が登録できるように改修し、蓄積された所蔵データを図書館の意思決定に反映できるようにします。

OCLCのCEO、スキップ・プリチャード(Skip Prichard)は、「助成を決定してくれたアンドリュー・W・メロン財団に感謝しています。このところ図書館界は、WorldCatにあるモノグラフの、共同管理プロジェクトにおける所蔵状況を調べる機能に大いに注目しています。アンドリュー・W・メロン財団の支援を受けて、共同管理プログラムが定期刊行物や複数冊に分かれる資料を扱えるようになるのは、非常に喜ばしい事です。」と述べています。

OCLCのWorldCatは共同管理の対象であるモノグラフの保管状況を調べることができます。一方、研究図書館センターのオープンアクセスデータベースであるPAPRは、定期刊行物の共同管理プログラムを提供します。これら二つの機能を統合する為、OCLCと研究図書館センターは、PAPRデータベースとWorldCatを同期させることによって、WorldCat が定期刊行物の保管状況を管理できるようにすべく、共働することになっています。

OCLC副社長であり、本プロジェクトの主任研究員であるチップ・ニルジェス(Chip Nilges)は、「このプロジェクトにおける研究図書館センターの役割は必要不可欠です。研究図書館センターのスタッフは定期刊行物のデータを扱う専門知識を有していますし、専門家コミュニティのニーズも理解しています。モノグラフに関してOCLCが行ってきた仕事を補完し、定期刊行物の共同管理プログラムを提供する為に、研究図書館センターの協力を得られることは、非常に幸運です。」とコメントしています。

研究図書館センターの代表者バーナード・ライリー氏(Bernard Reilly)は、「本プロジェクトは、図書館界のコアなインフラであるWorldCatが、学術図書館や研究図書館がコレクション管理を行う際に、より実用的なツールとなる機会を与えます。」と述べています。

共同管理プロジェクトのデータインフラ整備プロジェクトは、2018年7月1日から、2020年6月30日まで行われる予定です。

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新FirstSearchリリース

2018年7月14日(土)より、FirstSearchは新たなインターフェース(仮称:新FirstSearch)に切り替わりました。
今回の切り替えは、今日の検索の実態により適合した、現代的なインターフェースを求めるFirstSearchユーザーの皆様からの要望に応えて行われたものです。

  • 今回の切り替えは全てのFirstSearchご契約機関に適用されます。
  • 切り替えに伴う作業は一切必要ございません。
  • 既存のFirstSearchから新FirstSearchへの変更点はインターフェースのデザインにとどまり、
    FirstSearchの機能に変更はございません。

新FirstSearch画面例

新FirstSearchに関する新しいお知らせは、随時以下FirstSearch商品ページ等でご紹介して参ります。

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OCLCのアプリ”Digby”で蔵書点検

資料がなくなっていたり、配架が間違っていたり、除架されていたりして、実際に書架にある資料と、目録の内容が合わない時、利用者は必要な資料を見つけられないということになってしまいます。こんなことにならないよう、蔵書点検を行えば、貴館の目録を最新に保ち、コレクションを整理し、利用者の期待に応えることができます。

WMSのご契約機関であれば、OCLCのアプリ”Digby”を利用することが出来ます。Digbyを使えば、図書館スタッフが行う点検対象リストの管理や再配架などの日常業務がより効率的になり、時間を節約でき、また紙の点検対象リストに頼る機会を減らすことができます。さらには、Digbyを使って基本的な蔵書点検を行うこともできます。

Digbyの蔵書点検に関連した機能には、予約等をされている資料の除外承認、蔵書点検リポート、
Bluetoothレーザースキャナーへの対応などがあります。Digbyを使えるようにしたデバイスで資料のバーコードをスキャンできれば、蔵書点検の作業もスムーズです。

Digbyで蔵書点検

Digbyには、蔵書点検に便利な機能がたくさん備わっています。あるべき資料がない時、間違った分館に配架されている時、予約されている時、何かしら追加の処理が必要な時には、Digbyは警告を発します。

Digbyを使えるようにしたデバイスは、資料の最新の蔵書点検結果を記録しているので、紙による蔵書点検の記録を残しておいたり、書庫にプレースホルダーを置いたりしておく必要がありません。またDigbyで蔵書点検すれば、WMSが自動的に「最新の蔵書点検」と「蔵書点検の済数」をリアルタイムでアップデートするので、貴館の統計を最新に保つことが出来ます。(詳細は、oc.lc/WMSinventoryをご覧ください。)

Digbyがあれば、PCを載せたカートを書架の間を押して行き来する必要はありません。さらには、複数のスタッフを別のセクションで蔵書点検させることができ、蔵書点検が早く終わります。

Digbyのリポート機能

Digbyを使った蔵書点検が終わると、メールかクラウド保存で即座に蔵書点検リポートを受け取ることが出来ます。リポートはExcelファイル形式になっており、活動記録や、除外された資料と無事に現品が確認された資料の、タイトル、著者、請求記号等のメタデータが含まれた詳細なリストとして提供されます。

Digbyのリポートに加え、バーコードをスキャンされた貴館の資料は、週ごとに自動生成されるFTP Item
Inventories Reportで確認することが出来ます。これらのリポートは、蔵書点検、除架、コレクションの査定プロジェクトを行う際に役立ちます。

Getting started with Digby

貴館がWMSをご契約で、Digbyにご興味がある場合、以下ページのフォームにご記入ください。
oc.lc/digbyform

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新OCLC report:公共図書館とコミュニティのコミュニケーションの取り方について

2018年6月、OCLC Researchは新たなリポート” Public Libraries: Marketing and Communications
Landscape”を公開しました。
このリポートはOCLC Researchがアメリカの公共図書館に対して行った、コミュニティとのコミュニケーション方法に関する調査に基づいたもので、調査の内容には、マーケティング上の懸念事項や障壁、コミュニケーション手段、メールをどのように活用しているか、等が含まれました。

調査結果では、アメリカの公共図書館が利用者及び幅広いコミュニティと、どのようにコミュニケーションを取っているかの概観が提供されており、公共図書館が限られた資源で様々な努力を行っていること、ソーシャルメディアが注目されていること、これらの努力によってコミュニティにおける図書館の認知度が高まっていることが再確認されました。

【参考】 調査結果の一例
● コミュニケーションの試みとして……
96%の図書館がソーシャルメディアを利用。
84%が写真、動画、図書館の情報をソーシャルメディアに投稿。
70%が電子メールを送信。
● 40%の図書館がコミュニケーションストラテジーを有しているが、17%しか現在は利用していない。
● 71%の図書館がスタッフ不足。
● 25%の図書館にマーケティングの知識を有したスタッフがいる。

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Allen County Public LibraryがWiseを正式採用

2018年6月、インディアナ州のAllen County Public Library (ACPL)は、コミュニティの連携を活性化するアメリカの公共図書館向け初のシステムWiseを採用する契約を結びました。ACPLはWiseの正式公開に先駆けたテストに協力した図書館でもあり、また正式な公開以降、アメリカの公共図書館では初の採用決定となります。

Wiseはコミュニティ連携用のツールと、図書館管理システムを一つにしたものです。ACPLのグレタ・サザード部長(Greta Southard)は、「Wiseは私たちの日常業務への取り組み方だけでなく、コミュニティのニーズをより良く把握し、期待に応える方法にも、良い変化をもたらしてくれるでしょう。」と述べています。

2018年夏に予定されているリリースとともに、より多くの公共図書館がWiseを採用する予定です。

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OCLC が10年連続で’Best Employers in Ohio’ に選出

2018年6月、OCLCは10年連続で“Best Employers in Ohio”に選ばれました。オハイオ州で勤務しているOCLCの職員のうち56%が調査に回答し、社内の雰囲気、勤務環境、仕事内容や給与への満足度に関して、率直なフィードバックを行いました。
この結果、OCLCは250名以上の被雇用者がいる雇用者のカテゴリーの中で、24団体中11位に選出されています。

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(紀伊國屋書店 OCLCセンター)

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