図書館をつくる

OCLC News 第29号

2018.09.03

OCLC News 第29号
商品情報をはじめ、OCLCに関する様々な情報をご案内致します。

ニュージーランド国立図書館がWorldShare ILLに参加

ニュージーランド国立図書館とOCLCは、国内の図書館がWorldShare Interlibrary Loan (WSILL)を利用できるようにすることで合意しました。

既にOCLCは、ニュージーランドの図書館の日常業務をサポートするオンラインサービスツールTe Puna
Services
をホストしており、Te Punaに搭載された目録はWorldCatにも提供されています。さらにニュージーランド国立図書館は、2016年に目録システムをWorldShare Metadata Services に移行しました。

ニュージーランド国立図書館の図書館員ビル・マクノート氏は「2016年のWorldShare Metadata
Servicesへの移行には、Te Punaのメンバー館にとって、とても大きなメリットがありました。今回のプロジェクトは、OCLCと私たちのパートナーシップをさらに発展させるでしょう。」と述べています。

今回の合意によりニュージーランドの200館以上の図書館がWorldShare Interlibrary Loanに参加し、世界10,000館以上の図書館と繋がることができるようになります。

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ローカン・デンプシーによる、学術図書館の未来についての考察

OCLCのメンバーシップ、リサーチ部門及びOCLC戦略を担当する副社長ローカン・デンプシーと、戦略・情報担当のマネージャーでありリサーチサイエンティストのコンスタンス・マルパスは、Springerから出版されたHigher Education in the Era of the Fourth Industrial RevolutionでChapter 4 “Academic
Library Futures in a Diversified University System”を執筆し、学術図書館の未来について考察しています。

戦後の高等教育の大きな成長は、当時の出版界の成長と、それらの出版物を大学などの高等教育機関に提供する図書館の成長と比例しています。1945年から1970年代にかけて、アメリカでは書籍の年間出版数が大幅に伸びていきました。その中でコレクションベースの図書館が造り上げられ、大量の学術的、文化的な資料を集める大きい図書館が「良い図書館」と捉えられるようになりました。しかし、デジタル化が進む中で高等教育システムは多様化し、それに伴って図書館も変化し続けています。

同レポートは、多様化する高等教育システムという文脈の中で将来の学術図書館について考察しています。高等教育システムの発展と並行してどのように学術図書館が発展してきたかを考察し、さらにデジタルへの移行が進む中での図書館の一般的なトレンドを概観した上で、様々な高等教育機関の図書館が、その機関特有のニーズに応えるために、それぞれどのようにその特徴を高めて行くべきか、という事が考察されています。

研究、リベラル教育、キャリア準備等、何に重点を置くかによって様々な高等教育機関があるように、学術図書館のゴールも1つではありません。蔵書数や館数で測るのではなく、多様なニーズに順応し、それぞれの目的に沿った形で必要なリソース、サービスを整える必要があります。

Higher Education in the Era of the Fourth Industrial Revolutionこちらからダウンロードいただけます。

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ITHAKA S+Rが、Library Acquisition Patterns (LAP)プロジェクトの予備調査報告書を公開

アメリカのITHAKA S+R は、WorldShare Management Services (WMS)を利用している54つの図書館が2017年度に購入した、18万冊近くの書籍を調査しました。

この調査は、「学術出版社の、学術図書館への売上は本当に減っているのか」という疑問から始まりました。学術出版社が古くから取引のある卸売業者を通して売上を測る傾向にあるのに対し、近年学術図書館は、Amazonのようなオンラインの販売会社からも多く書籍を購入するようになっています。しかし学術図書館に対するオンライン購入売上が公になっていないことから、ITHAKA S+Rは、図書館自身を通した調査を始めることにしました。

同調査の報告書では、購入数や購入方法などから、購入が需要主導型のシステムである、多くの機関が従来の取引先に加えて新しい卸売業者も利用するようになっている、といった考察がされています。

今後、Ex Libris社Almaのユーザー館からも調査し、サンプル数を増やすことにより、機関のタイプによって決まった購入パターンがあるかについても調査していく予定とのことです。

最終レポートは今秋末にリリースされる予定です。

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WorldShare Management Servicesの採用

The Revs Institute

フロリダ州ネープルズにあるNPO法人 The Revs Instituteが、所有しているデジタルコレクションをウェブサイトで公開するため、OCLCのクラウド型図書館マネジメントシステムWorldShare Management
Services
(WMS)とデジタルコレクションの管理システムCONTENTdmを採用しました。

The Revs Instituteは、2009年にマイルス・コリアー氏によって創立されました。コリアー氏の父と祖父は、1930年代にスポーツカーレースをアメリカに広めた人物として知られています。

コリアー氏には、ただの車の博物館ではなく自動車の歴史のための真のリポジトリをつくる、というビジョンがありました。さらに彼は、集めたコレクションを蓄積するだけでなく、そのコレクションを利用可能なものにしたいと思っていました。

今回、The Revs InstituteがWMSとCONTENTdmを採用したことで、これまでバラバラだったシステムが統合され、そのコレクションのメタデータはWorldCatにも搭載されました。その結果、世界最大規模の自動車に関するコレクションが、世界中で利用可能になったのです。

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Complutense University of Madrid

世界で最も古い大学の一つであり、スペインでトップクラスのマドリード・コンプルテンセ大学
WorldShare Management Services (WMS)を採用しました。

同大学の図書館は、スペイン最大の学術図書館であり、32の分館に300万冊の書籍、12万6,000点の電子ブック、8万1,000千点の原稿、さらに15世紀から始まる特別なコレクションが所蔵されています。

WMSを採用することにより、同大学は、図書館のシステムを統合し、他館と繋がり、より効率良くサービスを提供できるようになります。

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King’s College LondonがSustainable Collection Servicesを採用

世界大学ランキングで上位の一角を占める、イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンは、コレクション整備のツールとして、Sustainable Collection Services (SCS)を採用しました。

150ヶ国以上の国々から3万人近くの学生が通う同カレッジは、図書館6館と館外書庫に100万冊の紙書籍、4万4,000種の電子ジャーナル、35万点の電子ブックを所蔵しています。元々、今ほど多くの学生が使うために造られてはいなかった同図書館は、学生にスペースを解放するに、現地で管理しているコレクションを縮小する必要がありました。

ウェブベースの分析ツールSCS Green Glassは、所蔵している紙書籍の利用状況、出版されてからの時間、重複度を同館の電子リソースと合わせて分析するとともに、他館のコレクションとも比較分析することを可能にします。同カレッジはGreen Glassを使うことにより、大量の蔵書を簡単に分析し、保管、維持、共有などをデータに基づいて決断することができるようになりました。

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(紀伊國屋書店 OCLCセンター)

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