図書館をつくる

OCLC News 第31号

2018.11.12

商品情報をはじめ、OCLCに関する様々な情報をご案内致します。

OCLCとプロバイダーのパートナーシップ

Taylor & Francisとのパートナーシップを拡大

今年10月OCLCは、世界でも有数の学術出版社であるTaylor & Francisとカタロギングパートナーシップを締結しました。

Taylor & Francisはこれまでも、図書館が所蔵するコンテンツを効果的に発見できるよう、OCLCにメタデータを提供してきました。今回のパートナーシップの拡大は、それをMARCレコードの作成と提供にまで広げます。
OCLCは7千件のフルレベルのMARCレコードを作成し、WorldShare Collection Managerを通してTaylor & Francis のコンテンツを利用する世界中の図書館に届けます。さらにカタロギングやメタデータサービスを通して、Taylor & Francis のコンテンツのWorldCat所蔵情報を自動で管理します。

OCLCのビジネスデベロップメント部長チップ・ニルジェス(Chip Nilges)氏は「このパートナーシップにより、Taylor & Francisのコンテンツの高品質な目録を提供することができます。世界有数の重要出版社と密接に関わることで、重要な刊行物にベスト・クォリティを持った目録を付与し、世界中の図書館利用者に届けることができます。」と述べています。

さらにTaylor & Francisの営業部長アンジェリー・トーン(Angelie Torne)氏は「両社に共通の顧客に対するサービスに付加価値を与えることが、この協力体制の根幹にあります。このパートナーシップは、業務効率と管理プロセスを向上させるとともに、知識と情報をシームレスに見つけやすくアクセスしやすいものにするという大きな目標への重要なステップです。」と述べています。

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East View Information Servicesとのパートナーシップ

今年9月OCLCはEast View Information Servicesとパートナーシップを締結し、同社のコレクションが、WorldCatカタロギングパートナー・コレクションとしてWorldShare Collection Managerで利用可能になりました。

East View Information Servicesはアメリカのミネソタ州ミネアポリスに本社を置き、ロシア、ウクライナなどにもオフィスをもつプロバイダーで、ロシア語、中国語、アラビア語をはじめ様々な言語のデータベース、定期刊行物、書籍、マイクロフォームなどを提供しています。

図書館は業務を合理化するためにカタロギングパートナー・コレクションを使い、新着図書を素早く利用者に提供することができます。
East View Information Servicesがカタロギングパートナーになったことにより、図書館からEast Viewへの発注情報は自動的にOCLCへ送信され、WorldCatの書誌とのマッチング、MARCレコードとラベルの取得、WorldCat上での所蔵付けが素早く行われます。

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その他にも、OCLCは世界中の一流出版社とメタデータ搭載の契約を新たに結びました。

  • Begell House, Inc.(アメリカ)
  • Captise BV(オランダ)
  • Digital Theatre(イギリス)
  • Edinburgh University Press(イギリス)
  • The Electrochemical Society(アメリカ)
  • Knowledge Unlatched(ドイツ)
  • Manchester University Press(イギリス)
  • Mango Languages(アメリカ)
  • PLOS (Public Library of Science)(アメリカ)
  • The Roper Center for Public Opinion Research(アメリカ)

出版社が提供する電子書籍、紙書籍、雑誌、データベース、学習資料は、WorldCat Discoveryを通して検索可能になります。
権威ある研究書や学習書のデータを搭載することは、それら上質なコンテンツを求める研究者や学生を支援する図書館を力強くサポートすることになります。OCLC では今後とも有力出版社と書誌提携をして、図書館の間で需要の高いリソースへのアクセス・サポートを強化する方針です。

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OCLC Researchが研究図書館界のイノベーション動向と優先事項について調査を実施

OCLC Researchは、Canadian Association of Research Libraries (CARL)と共にカナダの研究図書館界について、またCouncil of Australian University Libraries (CAUL)と共にオーストラリア/ニュージーランドの研究図書館界について、調査を開始しました。

これはイギリス、オランダ、ドイツ、オーストリア、スイス、デンマーク、スペイン、フランス、イタリアで2017年に行った調査に続くもので、研究図書館界におけるトレンド、キャパシティ、プライオリティについての知見を深めることが目的です。OCLC、OCLC Research Library Partnership (RLP)、CARLおよびCAULが戦略的な機会を見出し、パートナー組織との将来的なコレボレーションの可能性を明らかにできるかもしれません。さらに、カナダとオーストラリア/ニュージーランドの研究図書館コミュニティーの将来の共同事業が示され、OCLC ResearchとRLPの好機になることを目指しています。

この調査は、各国の各図書館長に送られました。OCLC Researchは責任をもってこの調査結果を管理・分析し、発見したことをCARL、CAULと共有するとともに、他機関でも分析できるよう、この調査で集めたデータを共有する予定です。

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OCLCが「オピオイド危機に関するケースステディ」で助成金を獲得

2018年10月OCLCは、Institute of Museum and Library Services (IMLS)から、ナショナル・リーダーシップ助成として、249,714ドルを授与されました。この助成金は、オピオイド危機に取り組む公共図書館とコミュニティーパートナーを支えるための知見と資料の収集・共有に使用されます。

オピオイドは鎮痛剤として医師から処方される薬ですが、アメリカを中心に誤用・乱用が増加しており、アメリカ国立衛生研究所によると、毎日115人以上の人がオピオイドの過剰摂取により死亡しているとのことです。

今回OCLC ResearchPublic Library Association (PLA)とパートナーシップを組み、オピオイド危機の問題に取り組んでいる図書館コミュニティーにおいて8つのケーススタディーを実施します。このプロジェクトは2019年12月まで行われ、政府機関、公的保健機関、その他コミュニティー、図書館、および直接オピオイドに侵されている人々から、新たな考え方や知見を集める予定です。

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メンバーストーリーより ウッドベリー大学

ウッドベリー大学図書館は定期的にウェブサイトでユーザー・テストを行い、その結果に基づき、学生と教員によりよいサービスを届けるための改善を行っています。

ウッドベリー大学はビジネススクールとしてスタートしましたが、現在は学生の半分以上がデザインプログラムに参加しています。
システム・ライブラリアン兼アシスタント教授のジャレッド・カウイング(Jared Cowing)氏は
WorldCat Discoveryでは、自分が今どこにいるのか、さっきまでどこにいて、どのように戻るのか、ということが視覚的に明らかになります。これによって、学生たちの知覚的な負荷が減ります。」さらに、「より少ない動作(クリック)で、図書館アカウントにログオンしたり貸出期限を延長することが可能なのは、所蔵目録とよりよくリンクしているためで、リザーブブックの機能もその点同じです。これら全ての機能は、私たちがWorldCat Discoveryに移行してからこの数年の間に行われた大きな改善でした。リザーブブックのモジュールは図書館スタッフの作業をとても効率化し、リザーブブックのスタッフはとても喜んでいます。」と述べています。

ウッドベリー大学はWorldShare Interlibrary Loanも利用しています。カウイング氏は「ILLに頼らなければならないものはたくさんあります。WorldCat Discoveryでは、ILLのワークフローを統合し、他館で利用可能な資料を学生や教員に示すことができます。私たちのILL利用はここ数年でかなり伸びていて、それをとても素晴らしいことだと思っています。」と述べています。

さらにカウイング氏は、非営利の図書館共同体であるOCLCの特性を評価しています。「WorldCat Discoveryの後ろには、OCLCの幅広く協力的なコミュニティーがあります。OCLCがただ新しいものを作り出すためだけに革新しているわけでなく、(図書館コミュニティーの中で)現実に必要とされている機能を良く理解した上でそれを実現しようとしている、OCLC のそんな開かれたカルチャーがとても良いと思います。」と述べています。

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(紀伊國屋書店 OCLCセンター)

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