図書館をつくる

Thieme社「Science of Synthesis」20周年 記念メッセージ&キャンペーン

2020.06.01

ドイツ・シュトゥットガルトに本社を置く化学出版社Thiemeより、有機合成化学分野のデータベース「Science of Synthesis (SOS)」がリリースされ、今年で20周年を迎えます。この節目を記念して、2020年末までSOSのハイライト記事のセレクションが無料公開されています(年間を通じて、無料公開記事は随時追加されます)。この機会に、定評あるThieme SOS のコンテンツを是非お試しください。

20 Years of Science of Synthesis (Thieme ホームページ)

また、世界中の著名な研究者より20周年のお祝いメッセージが寄せられています。日本からも、京都大学の依光教授、名古屋大学の山本名誉教授のメッセージが公開されました:

♦ 京都大学 教授 依光英樹 先生

♦ 名古屋大学 名誉教授 山本尚 先生
Half-century ago, the number of papers in organic synthesis is relatively limited and I was able to read most of these papers easily. However, the situation was changed drastically. The papers of organic synthesis are now publishing tremendous numbers and we could not cover every important paper. In fact, key papers are not so easy to find from these floods of papers. On the other hand, if we miss some of these most important information, we will be lost a huge amount of research time.
Science of Synthesis cover large number of synthesis topics which is far from the usual series of books of organic synthesis. From the large number of pages of SOS, we are able to find the most important information in relatively short time. I do hope you try to use SOS method to find out your required information in very short time. I believe the role of Science of Synthesis is even more important than before.

私が大学院の頃、ハーバード大学の図書室にある新着雑誌を、それほど努力なしに、ほとんどの論文に目を通すことができた。しかし、状況はすっかり変わってしまった。有機合成の論文は驚くほどの数になり、研究の鍵となる大切な論文にも、とても目を通すことは不可能になった。一方、もし、鍵となる論文を探せなかった場合には、研究の速やかな進展が不可能となる。
SOSはそれまでの有機合成の解説本とは全く違っている。SOSの膨大な資料のページは、研究の鍵となる論文を短い時間に適切に教えてくれるからである。今後ともSOSは有機合成に欠かすことができない。
(動画は近日中に公開予定です)

他のメッセージはこちらからご覧いただけます。

各種SNSにてハッシュタグ #SOS20Years または #WeTransformSynthesis を使って、ぜひ20周年を一緒にお祝いしてください!

Science of Synthesis (SOS)」は、2か月間の無料トライアルも可能です。

本件についてのお問い合わせは、最寄りの紀伊國屋書店営業所もしくはこちらのお問い合わせフォームからお願いいたします。

(紀伊國屋書店 雑誌営業部 花田)