
20世紀末のベルリンの壁の崩壊、ソ連崩壊を経て冷戦が終結したとき、世界はリベラルな民主主義の勝利を祝福しました。同じ頃、インターネットの民間利用が始まり、双方向のコミュニケーションと自由に発信できる情報空間の登場によって人々の政治への関心が高まることが期待されました。
20世紀に席巻した極端なイデオロギーは葬り去られ、21世紀にはリベラルな民主主義のコンセンサスの下で世界各国が環境、貿易、金融、科学技術といったグローバルな問題に対処する時代が到来するはずでした。しかし、四半世紀後の現在の政治状況を見ると、かつての予想は大きく裏切られています。
先進諸国では中間層の弱体化に伴い、伝統的な保守政党、リベラル政党が勢力を弱める一方で、排外的な主張を掲げる右翼・極右政党が勢力を伸長しています。これらの政治勢力が拡大する中で、難民の流入を前に、一度崩壊した壁が再建されようとしています。インターネットについて言えば、自由に情報発信できる空間どころか、デマが拡散され、見たい情報しか見ない蛸壺空間と化す一方で、政治団体にとっては人々を動員する強力なツールとして機能しています。葬り去られたはずの20世紀の政治イデオロギーが新たなテクノロジーを携えて復活しているような状況です。
このような状況の中で、欧米の学界では、極右や急進主義が政治学や社会学のテーマとして再検討されるようになり、一部の大学では付属の研究所を設立する動きもあります。
Political Extremism and Radicalism: Far-Right and Left Political Groups in the U.S., Europe, and Australia in the Twentieth Centuryは、以上の現状を踏まえ、20世紀に立ち戻り、政治的な右派、左派を問わず、急進的で極端な政治的主張を掲げた政党・団体・人物に光を当てようとするデータベースです。
地域的には、イギリスとアメリカを中心にヨーロッパ、オーストラリア、ラテンアメリカ、中東、アジアなど世界各地域に及びます。
収録資料は、政治的主張を掲げた政党・団体・人物による資料(刊行・未刊行)、政党・団体・人物に対する報道・分析資料、政府資料に大別されます。政党・団体・人物による資料は、イギリスとアメリカの政党・団体・人物のものが大半を占めます。報道・分析資料の主要なものは、極右団体を監視する目的で1970年代に創刊されたイギリスの雑誌『サーチライト』です。『サーチライト』創刊の母体となった反ファシスト活動家に対して行なったインタビューの音声記録も見逃せません。アメリカについては、公民権運動、反戦運動、学生運動、宗教右派、ニューライト等、政治運動の人物、団体、出来事に関する新聞・雑誌の切り抜きを項目ごとに収録しています。その他、戦間期、戦中期、戦後にかけてファシズムを主題にして刊行された書籍、パンフレットも多数収録されています。政府資料は、第二次大戦中のイギリスが公共の安全を脅かす恐れのある人物を予防拘禁した際の内務省文書、並びにイギリス情報局保安部が収集した極右や共産党系の人物の個人情報で、2010年代に機密解除されたファイルです。
データベースの概要
- 収録資料:
政党・団体・関係者資料(書籍、パンフレット、新聞、雑誌、ニューズレター、書簡、チラシ、ポスター、ステッカー等)、報道・分析資料(書籍、パンフレット、新聞、雑誌)、政府資料(イギリス内務省文書ファイル、イギリス情報局保安部文書ファイル) - 期間:
19世紀末から2010 年代まで - 原資料所蔵機関:
ノーサンプトン大学、英国国立公文書館、ミシガン州立大学、ブラウン大学ジョン・ヘイ図書館 - 解題:
- 「 イギリスにおける急進的右翼」(マシュー・フェルドマン、急進的右翼分析センター(CARR)所長)
- 「サーチライト:過激団体のアーカイヴ文書」(ダニエル・ジョーンズ、ノーサンプトン大学サーチライト・アーカイヴ)
- 「歴史的文脈の中の反ファシズム」(ポール・ジャクソン、ノーサンプトン大学歴史学講師)
- 「国境を越える極右:国際的なネットワークと国境を越えた交流」(ポール・ジャクソン、ノーサンプトン大学歴史学講師)
- 「法の中と法の外?:イギリス共産主義の歴史と国家監視のアーカイヴ」(ケヴィン・モーガン、マンチェスター大学教授)
- 「ケーススタディ:「アメリカ急進主義コレクション」を使ってジョン・シンクレアとホワイト・パンサー党を調べる」(ライアン・A. ヒューイ、ミシガン州立大学)
- 機能:
ページ送り、画面拡大・縮小、全画面表示、輝度・コントラスト調整のビューワ機能の他、印刷、PDF ダウンロード、OCR テキストダウンロード、メール送信、書誌自動生成、書誌情報のエクスポート機能、ブックマーク機能、さらには検索語の関連語彙群や時系列でのヒット件数をグラフで表示する機能を実装。Gale の統合検索プラットフォーム(Gale Primary Sources)では追加コストなしで購入済みの買切りデータベースの横断検索をすることができます。
収録アーカイブ
The Searchlight Archives
ノーサンプトン大学所蔵サーチライト・アーカイヴ
第二次大戦後、消滅したと思われたファシズムの芽が残り、新たな政治勢力を形成しようとしていることに危機感を抱いたユダヤ人の帰還兵たちが、極右団体の行動を監視する組織として「43グループ(43 Group)」を立ち上げました。ファシスト系団体の活動が下火になるに従い、一時解散したものの、1960年代初頭、ファシスト系団体の活動が復活の兆しを見せる中、旧「43グループ」のメンバーが新たに「62グループ(62 Group)」を結成、ファシストの団体を監視し妨害する行動を行ないました。
自分たちの活動を広く公衆に周知させるために1964年、労働党下院議員のレッグ・フリーソンを編集長として新聞『サーチライト』を創刊しました。その後、定期的に発行される新聞というよりは報道機関にニュースを提供する通信社的役割に変化していましたが、1970年代、極右団体のイギリス国民戦線が勃興するに及び、ナチスの過去を暴くパンフレットを発行、支援者や労働組合からの資金援助を得て、ジャーナリストのモーリス・ラドマーを編集主幹、「62グループ」創立時から参加していたゲリー・ゲーブルを編集委員として1975年2月、新たに月刊誌『サーチライト』が創刊されました。同誌のキャッチフレーズは「民主主義を擁護する」、スローガンは「奴らを通すな」でした。
その後、『サーチライト』はイギリス内外の反ファシズム系団体との協力の下、ネオナチ、ヘイトクライム、人種差別等の行動に監視の目を光らせる一方で、出版活動にも従事します。その後、政治的急進主義に関するイギリス有数の研究拠点として知られるノーサンプトン大学が同誌との協働関係に入り、過去50 年間に亘る極右団体の監視行動を通して『サーチライト』が収集してきた資料の移管先に決定、「サーチライト・アーカイヴ」として現在に至っています。
- 月刊誌『サーチライト』
前身の新聞時代と月刊誌(2014 年以降は季刊)の時代の号を収録します。収録最新号は2017-2018 年冬季号。(一部未収録の号もあります)- カバーされている国(記事名で検索してヒットする国)
- ヨーロッパ:イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ドイツ、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトヴィア、ウクライナ、ロシア、ポーランド
、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア、セルビア、ギリシア - アフリカ:南アフリカ
- 北米:アメリカ合衆国、カナダ
- 南米:ブラジル、アルゼンチン、チリ
- アジア太平洋:オーストラリア、ニュージーランド、日本
- ヨーロッパ:イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ドイツ、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトヴィア、ウクライナ、ロシア、ポーランド
- カバーされている国(記事名で検索してヒットする国)
- サーチライト・オーラルヒストリー・コレクション
旧43グループのメンバー、極右団体にスパイとして潜入し情報収集したインフォーマント、人種差別反対運動の活動家など、反ファシズム活動家への52件のインタビュー(2015年実施)の音声記録とトランスクリプトを収録します。 - ファシスト・反ファシスト書籍・パンフレット集成
ファシストや反ファシストの書籍、パンフレット、ビラ349点を収録します。発行時期は19 世紀末から2000年代初頭まで。- 収録資料例
- ナチス党幹部著作
- ゴットフリート・フェーダー『国家社会主義ドイツ労働者党の綱領とその一般概念』(エドガー・ダグデイルによる英訳、1980、復刊)
- フィリップ・ボウラー『アドルフ・ヒトラー:その生涯の簡単なスケッチ』(英訳、1986、復刊)
- イギリス極右系出版物
- イギリスファシスト連合『ルシファー書簡他「ブラックシャート」所収主要論文集』
- ジョン・レントン他『移民、人種、政治』(保守系シンクタンクボウ・グループ、1966)
- ウィリアム・ジョイス『国家社会主義の現在』(国家社会主義連盟、1937)
- ウィリアム・ジョイス『ファシズムとユダヤ人』(1976、復刊)
- オズワルド・モズレー『我々が住む明日』(1939)
- A.K.チェスタトン『シオン賢者とBBC』(1961)
- A.K.チェスタトン『BBC—国民的脅威』(1972)
- ジョン・クレイ・スコット『影の政府』(1960)
- J.ブリッグス『破滅への道:人種関係法を俯瞰する』(1968)
- ジョン・ティンダル『権威主義国家:その意味と機能』(1962)
- アーノルド・リース『ユダヤ人の生存戦』(1947、復刊)
- アメリカ共産党系出版物
- ヘンリー・ウィンストン『共産主義者であることは何を意味するか』(ニューセンチュリーパブリッシャーズ(NCP)、1951)
- マイク・ニューベリー『ファシストの復活:ジョン・バーチ協会の内幕』(NCP、1961)
- 『 新たなファシズムの危機』(NCP、1962)
- フランス共産党系出版物
- アレックス・パンザニ『フランス警察の秘密監獄』(フランソワ・マスペロ、1975)
- 旧西ドイツの極右・ファシズム研究刊行物
- 『ネオナチ活動報告』1977年版、1978年版、1979年版(プレッセディーンスト・デモクラティッシェ・イニティアティーヴェ(PDI))
- 『 克服できない現在』(PDI、1978)
- 『 極右青年組織:論文と資料』(PDI、1979)
- 『 ドイツの国家社会主義運動』(PDI、1981)
- 『 連邦共和国における右翼的傾向』(PDI、1979)
- エルンスト・アントーニ『極右の先駆者、雑誌『デア・ラントザー』』(PDI、1979)
- クラウス・ヴァルネッケ『歴史の黄昏の中のフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス』(PDI、1978)
- ヴォルフガング・シュナイダー『リュッセルスハイム市反ファシズム計画資料集』(PDI、1979)
- 『 都市は抵抗する:マンハイムにおける反ファシズム活動』(PDI、1979)
- ロア・ヴォルフ『あるドイツ人女性のファシズムとの闘い』(英訳、1982)
- 戦間期から戦中期の反ファシズム、ファシズム研究刊行物
- 『オリンピアのファシストたち:証言者と犠牲者の記録』(ジェフリー・ロイド、オルダス・ハクスリーほか、1934)
- 『ドイツ・ポーランド関係、並びに1939年9月3日における英独の敵対関係突入に関する資料集』(HMSO、1939)
- 『ポーランドにおけるドイツ人の残虐:若干の事実』(J.L.ガーヴィン序文、自由ヨーロッパパンフレット)(1940)
- ピエール・ティシエ『ヴィシー政権下フランスのナチ化』(英訳、1942)
- J.ウォルター・ジョーンズ『法律のナチス的概念』(オックスフォード世界問題パンフレットシリーズ(OPWA)、1939)
- O.C.ジャイルズ『ゲシュタポ』(OPWA、1940)
- ウィリアム・ロブソン『ナチス統治下の労働者』(OPWA、1940)
- R.C.K.アンソール『『わが闘争』におけるヒトラー氏の自己開示』(OPWA、1941)
- ジュリアン・ハクスリー『ヨーロッパにおける「人種」』(OPWA、1941)
- ダンカン・ウィルソン『ドイツの「新秩序」』(OPWA、1941)
- ユルゲン・クチンスキー『3億人の奴隷と農奴:ファシスト新経済秩序における労働』(英語、1943)
- E.エルコリ『ムッソリーニに抵抗するイタリア人』(1942)
- ゴードン・シェイファー『ドイツ人は反乱しうるか』(1944)
- A.K.ジェイムソン『ファシズムに対する非武装抵抗:第二次大戦中ノルウェー人はいかにしてドイツ軍の占領に抵抗したか』(1963)
- 社会主義系出版物
- ジョゼフ・キング『ロシア革命第一年』(1918)
- コンニ・ジリアクス『なぜ私は労働党を除名されたのか』(1949)
- ケネス・リーチ『宗教とレイシズムの勃興』(トーニー記念講演、キリスト教社会主義運動出版部、1982)
- アンドリュー・ベル『ヨーロッパにおけるファシズムとレイシズムに抗して』(欧州議会社会主義グループ、1986)
- 南アフリカ関係出版物
- 南アフリカのための国際防衛支援基金『写真とテキストで見るアパルトヘイト下の子供たち』(1980)
- 南アフリカのための国際防衛支援基金『マセルでの虐殺:南アフリカのレソト侵略』(1985)
- アラブ連盟系出版物
- 『 エドウィン・モンタギュとバルフォア宣言』(アラブ連盟ロンドン支部)
- 『 国連とパレスティナ問題』(アラブ連盟ロンドン支部)
- イスラエル関係出版物
- イスラエル外務省情報局『ソ連とアラブの好戦性』(1967)
- イェホシャファト・ハルカビ『フェダイーンの行動とアラブの戦略』(イギリス戦略研究所アデルフィ・ペーパーズ、1968)
- シドニー・ゴールドバーグ(編)『労働党はイスラエルを注視する』(労働党イスラエル友好会派、1971)
- ベール・ボロホフ『ナショナリズム、階級闘争、ユダヤ民族論集』(1971)
- 反ソ反共出版物
- A.ホーマー『ユダヤ人とボルシェヴィズム』(1933)
- 『 20世紀の恥辱:ボリシェビキがウクライナ民族解放運動と戦う方法』(ウクライナ・パブリッシャーズ、英語、1961)
- サーチライト・パブリケーションズ刊行物
- ポール・ゴードン他『新しい右翼、新しいレイシズム』
- 『 ホロコースト否認:デヴィッド・アーヴィング裁判と国際的な歴史修正主義』
- ナチス党幹部著作
- 収録資料例
British Home Office / British Security Service
イギリス内務省・情報局保安部 極右団体・共産党関係文書・機密解除文書
- ファシスト・極右団体チラシ、パンフレット、ステッカー、ポスター等選挙用資料集成
- 資料が収録されている団体
- イギリス運動
- イギリス国民党
- 国民戦線
- コンバット18
- サード・ポジション
- イングランド・ファースト
- 国家社会主義運動
- オーストラリア国家社会主義党
- 資料が収録されている団体
- イギリスファシスト連合党首オズワルド・モズレー拘禁に関するイギリス内務省防衛規則18B諮問委員会文書
第二次大戦開戦後の1940年、イギリス内務省は公共の安全や国家の防衛を損なう恐れのある人物を政府は予防的に拘禁できると定めた防衛規則(Defence Regulation)18Bを発布、これに基づき、イギリスファシスト連合党首オズワルド・モズレーを拘禁しました。本コレクションは防衛規則諮問委員会の文書を収録します。 - イギリスのファシストとナチ・シンパの疑いのある人物の拘禁に関するイギリス内務省文書
極右団体への関与やナチスのシンパと疑われたために防衛規則18Bによって拘禁された人々に関する内務省の文書を収録します。 - イギリス情報局保安部個人情報ファイル(機密解除文書)
スパイ、共産党員、共産党のシンパ、極右、反戦運動家、兵役忌避者など、1910年代から1960年代にかけてイギリス情報局保安部(通称MI5)が収集した個人情報を集めたパーソナル・ファイル。イギリス政府により危険と見なされた団体や人物についての監視情報が克明に記録されています。- 極右団体・人物
- イギリスファシスト連合
- 帝国ファシスト連盟
- オズワルド・モズレー(政治家)
- アーサー・ケネス・チェスタトン(ファシズム運動家)
- ロバート・ゴードン・カニング(ファシズム運動家)
- アーノルド・リース(政治家)
- ユニティ・ミットフォード(ファシズム運動家)
- エズラ・パウンド(作家)
- ヴェルナー・ナウマン(ナチス)
- 共産党、共産党員、共産主義者、共産党シンパ
- イギリス共産党
- イギリス社会主義党
- ロシア社会民主労働党
- シルヴィア・パンクハースト(女性参政権運動)
- ジョージ・オーウェル(作家)
- セシル・デイ=ルイス(作家)
- ドリス・レッシング(作家)
- スティーヴン・スペンダー(作家)
- エドワード・アップワード(作家)
- アンドレ・マルロー(作家)
- イヴォンヌ・カップ(作家)
- E.P.トムソン(歴史家)
- エリック・ホブズボーム(歴史家)
- クリストファー・ヒル(歴史家)
- ロドニー・ヒルトン(歴史家)
- ジョージ・トムソン(歴史家)
- ハーバート・ノーマン(歴史家)
- カール・アウグスト・ウィットフォーゲル(歴史家)
- モーリス・ドッブ(経済学者)
- G.D.H.コール(経済学者)
- サム・アーロノヴィッチ(経済学者)
- ゴードン・チャイルド(考古学者)
- ジョゼフ・ニーダム(科学史家)
- アラン・ナン・メイ(物理学者)
- ジョン・ホールデン(生物学者)
- メアリ・クリスチャン・ハンプ(建築家)
- チャールズ・チャプリン(喜劇俳優)
- ウィルフレッド・バーチェト(ジャーナリスト)
- C.L.R.ジェイムズ(ジャーナリスト)
- エディス・チューダー・ハート(写真家)
- ヴィルヘルム・ミュンツェンベルク(出版人)
- ハリー・ポリット(イギリス共産党)
- ジャック・ドリオ(フランス共産党)
- ピエトロ・ネンニ(イタリア社会党)
- レーニン(ロシア)
- トロツキー(ソ連)
- ジノヴィエフ(ソ連)
- スターリン(ソ連)
- ゲオルギー・マレンコフ(ソ連)
- クン・ベーラ(ハンガリー共産党)
- カーロイ・ミハーイ(ハンガリー)
- ヴァルター・ウルブリヒト(東ドイツ)
- ジョモ・ケニヤッタ(ケニア)
- クワメ・ンクルマ(ガーナ)
- 極右団体・人物
The American Radicalism Collection
アメリカ急進主義コレクション
ミシガン州立大学が1970 年以降収集したコレクション。公民権、宗教、人種、ジェンダー、環境など、政治的立場に関わらずあらゆるタイプの急進主義に関する資料を収録。ここで「急進主義(Radicalism)」とは、当時の政治的、社会的主流への異議申し立てというぐらいの意味で、人種、ジェンダー、環境、LGBT など、社会状況が変わったため、現在では急進的と見なされないような主義主張も含まれます。
- 収録資料:新聞や雑誌の切り抜き、パンフレット、チラシ、書簡などのエフェメラ資料。
- テーマ: 公民権、宗教、人種、ジェンダー、環境など、政治的立場に関わらずあらゆるタイプの急進主義をテーマし、各テーマは人物、団体、出来事、トピックに大別されます。
- 時期:最も古い時期のもので19世紀末の資料も含みますが、1960年代以降から2000年代までの資料が大半を占めます。
- 収録項目例:
※以下は収録項目を便宜的に分類したもので、データベース内でこのような分類が採用されているわけでありません。データベースでは項目毎に資料が搭載されています。- 左翼・リベラル
- ジェリー・ブラウン(民主党)
- カール・レヴィン(民主党)
- ジョン・シンクレア(詩人)
- キャロリン・フォーシェ(詩人)
- アンジェラ・デイヴィス(学者)
- ガス・ホール(共産党)
- ユージン・デニス夫妻(共産党)
- アメリカ民主社会主義者
- アメリカ共産党
- 進歩労働党
- 平和自由党
- 社会主義労働者党
- リ ンカーン大隊(スペイン内戦のアメリカ人義勇兵部隊)
- ローゼンバーグ事件
- 反戦・反核運動
- ドン・ルース(ベトナム戦争)
- ジョーン・バエズ(歌手)
- ロン・デラムズ(政治家)
- カレン・シルクウッド(反核運動家)
- ユージン・マッカーシー(政治家)
- ジェーン・フォンダ(俳優)
- ダニエル・エルズバーグ(平和運動家)
- シカゴ・セヴン裁判
- アビー・ホフマン(反戦運動家)
- 青年国際党(イッピー)
- 良心的兵役忌避者
- 徴兵拒否
- セーン(全米健全核政策全国委員会)
- 戦争抵抗者同盟
- 反核運動
- 学生運動
- コロンビア大学学生スト
- 民主社会学生同盟(SDS)
- 学生非暴力調整委員会(SNCC)
- 宗教右派・右派・極右
- モラル・マジョリティ(宗教右派)
- クリスチャン・ヴォイス(宗教右派)
- キリスト教連合(宗教右派)
- アメリカン・クリスチャン・コーズ(宗教右派)
- コンサーンド・ウィメン・フォー・アメリカ(宗教右派)
- フォーカス・オン・ザ・ファミリー(宗教右派)
- 家族調査評議会(宗教右派)
- プロミス・キーパーズ(宗教右派)
- レックス・ハムバード(伝道師)
- パット・ロバートソン(伝道師)
- ジョシュ・マクドゥーエル(伝道師)
- アキュレシー・イン・アカデミア(学界における正確さ)
- ア キュレシー・イン・メディア(メディアにおける正確さ)
- アメリカ自由連合
- 伝統、家族、財産の防衛のためのアメリカ協会
- 学生原理研究会(CARP)
- ニューライト
- アメリカ保守連合(ニューライト)
- ヤング・アメリカンズ・フォー・フリーダム(ニューライト)
- ヘリテージ財団(ニューライト)
- イーグル・フォーラム(ニューライト)
- フ ィリス・シュラフライ(イーグル・フォーラム創設者)
- 全米ライフル協会
- ブランチ・デヴィディアンズ(宗教団体)
- エホバの証人(宗教団体)
- アニタ・ブライアント(歌手)
- バリー・ゴールドウォーター(政治家)
- ジェシー・ヘルムズ(政治家)
- リンドン・ラルーシュ(政治家)
- ロナルド・レーガン(政治家)
- ジョージ・W.ブッシュ(政治家)
- ラッシュ・リンボー(ラジオパーソナリティ)
- パット・ブキャナン(コラムニスト)
- 脱ゲイ運動
- ホロコースト修正主義
- ジョン・バーチ協会(反共極右)
- 白人至上主義運動
- クー・クラックス・クラン(KKK)
- デヴィッド・デューク(KKK)
- ロバート・マイルズ(白人至上主義)
- オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件
- 中絶反対運動
- プロライフ運動(妊娠中絶反対)
- 右派ジャーナリズム
- 右派組織
- 差別・差別撤廃
- ヘイトクライム
- 公民権・人種
- アファーマティブ・アクション
- アメリカ自由人権協会(ACLU)
- アムネスティ・インターナショナル
- 仕事と自由を求めるワシントン大行進
- 人種差別
- 人種隔離
- 反アパルトヘイト運動
- スウィート・ハート・イン・ザ・ロック
- デトロイト暴動
- ブラックパンサー党
- ブラック・ムスリム
- マルコムX(公民権運動)
- マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(公民権運動)
- ローザ・パークス(公民権運動)
- ジェシー・ジャクソン(公民権運動)
- セザール・チャべス(公民権運動)
- ベイヤード・ラスティン(公民権運動)
- 日系アメリカ人
- ネイティヴアメリカ人
- 女性・ジェンダー
- 女性国際平和自由連盟
- 全米妊娠中絶権擁護全国連盟
- ハリエット・タブマン(女性解放運動)
- アニタ・ヒル(弁護士)
- カミール・パーリア(学者)
- 男女平等憲法修正条項
- 女性差別
- 妊娠中絶
- セクシャルハラスメント
- テイルフック事件
- LGBT
- アクト・アップ
- マタシン協会
- 全米ゲイ・レズビアンタスクフォース
- ストーンウォール暴動
- ゲイ解放運動
- ホモセクシュアリティ
- レズビアニズム
- トランスジェンダー運動
- トランスセクシュアリズム
- トランスヴェスティティズム
- ホモフォビア
- バイセクシュアリティ
- マシュー・シェパード(学生)
- ポール・ローズンフェルス(精神科医)
- 家族・コミュニティ
- コヴナントハウス
- 家庭内暴力
- 児童虐待
- 銃規制
- 改革のためのコミュニティ組織連合(ACORN)
- ホームレス
- 環境保護・動物保護
- 酸性雨
- オレンジ剤
- アース・ファースト
- 絶滅危惧種
- 動物の権利
- カウンターカルチャー
- ケン・キージー(作家)
- ティモシー・リアリー(学者)
- マリファナ
- ヒッピー
- 左翼・リベラル
The Hall-Hoag Collection of Dissenting and Extremist Printed Propaganda
ホール=ホーグ急進主義団体プロパガンダ刊行物資料集成
第二次大戦の帰還兵ゴードン・ホールが偶然、反ユダヤ主義のビラに目を止めたことが契機となって、政治的急進主義に関心を抱くようになり、あらゆる種類の急進主義の資料を集め始めました。その一方で、みずから運動の当事者に会うなどして、急進主義思想についての理解を深め、講演や雑誌への寄稿を行ない、この方面ではアメリカ有数の専門家と見なされるに至りました。ゴードンは資料収集や研究支援のためにスタッフや研究アシスタントを雇いました。収集された資料はゴードンやスタッフがみずから急進主義団体の事務所を訪問し、入手したものです。コレクション名に名前が残るグレース・ホーグもスタッフの一人です。
- 収録資料例
- アメリカ市民会議の機関紙『ザ・シティズン(The Citizen)』の第12巻(1967年10月)から第33巻(1988年8/9月)
- ジ ェラルド・ライマン・ケネス・スミス(現代アメリカ白人至上主義運動の始祖、アメリカン・ファースト・パーティ、キリスト教国民十字軍)が創刊した雑誌『クロス・アンド・ザ・フラッグ(Cross and the Flag)』の創刊号(1942年)、1948年から1956年、1960年から1976年までの大半の号
- オレン・ポティト(反ユダヤ主義、ナショナル・クリスチャン・パブリッシャーズ創立)の『ナショナル・クリスチャン・ニューズ』の1962年から1977年までのほぼ全号
- フランク・ブリトン(反ユダヤ主義)の『アメリカン・ナショナリスト』の1952年から1981年までのほぼ全号
- ジョゼフ・ディリーズ(反ユダヤ主義)の『ラビへの公開書簡』ほかの出版物
- ジェイムズ・マドール(全米ルネッサンス党指導者、ネオナチ)の『ナショナル・ルネッサンス・ブレティン』の主要な号
- ネオナチ団体、全米青年連合(後の全米連合)の1969年から1971年にかけての出版物(『アクション』『アタック!』)
- 白人至上主義者トム・メッツガー創設の団体、白色アーリア人抵抗運動(WAR)の1984年から1989年にかけての出版物
- 白 人至上主義者ブライアント・ボールズ創設の団体、全米白人地位向上全国協議会の新聞『アメリカン・ピープル』(1964年7月号から12月号まで)
- クー・クラックス・クラン(KKK)の団体、インヴィジブル・エンパイアー発行の『クランズマン(Klansman)』
Political Extremism and Radicalism: Far-Right and Left Political Groups in the U.S., Europe, and Australia in the Twentieth Centuryは、地域の枠を超え、20世紀の政治的急進主義関連の貴重な資料の一括調査を可能にする電子コレクションです。
(センゲージ ラーニング株式会社)