
S2Oモデルの仕組み
S2O対象の2タイトルの購読機関は、従来通りの購読手続きをすることでジャーナルの継続的なご利用が可能です。十分な数の購読機関が契約を維持すると、その年の出版論文はオープンアクセス(OA)に切り替わります。対象論文の著者はAPC(論文投稿料金)を支払う必要はありません。ただし、OA化されるのは十分な購読機関数が集まってS2Oが成立した年のコンテンツのみであり、前年までのバックファイルコンテンツは購読機関のみご利用いただけます。
また、購読機関数が基準に到達せずS2Oが不成立となった場合は、2024年コンテンツは従来通り購読機関のみが利用可能となります。
①毎年の必要購読数に達した場合、その年に出版のコンテンツがオープンアクセスで公開されます。
②購読機関には有料バックファイルへのアクセスが提供されます。

This infographic from Annual Reviews is licensed under CC-BY-SA 1.0
よくある質問
Q:S2Oの意義は?
A:購読機関にとっては研究者の影響力を高めつつ、コスト中立的な方法でオープンサイエンスへコミットするものです。著者にとっては、APCを支払うことなく論文の知名度とリーチを高めることが可能となります。
Q:一度S2Oが成立したら今後ずっとそのジャーナルはOAになるのでしょうか?
A:いいえ。S2Oは毎年必要な購読機関数が集まらないと成立しないため、2024年は成立して2024年コンテンツがOA化されたものの、2025年は成立せずOA化されないこともあり得ます。
Q:S2Oが成立したらそのジャーナルの全コンテンツがOA化されるのでしょうか。
A:いいえ。2024年にS2Oが成立した場合、OA化されるのは2024年コンテンツのみです。2023年以前のコンテンツは購読機関のみアクセス可能です。
Q:購読手続きへの影響は?
A:何もありません。以前までと同様のご契約手続きとなります。
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(紀伊國屋書店 雑誌部 杉村)