大阪経済大学では、この度、図書館の大幅な改修が行われました。教育ビジョンに掲げる自主的な学びを実現し、教育・学習支援センターの新たな活動拠点として相応しい環境が整備されました。
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図書館では、「ビブリオバトル」、「学生選書フェア」など様々な活動を通じて、より多くの学生の利用を推進しています。なかでも「ビブリオバトル」は、2011年より年2回開催しており、過去には全国大学ビブリオバトル決勝戦で最後の6人に残った学生もいます。
装いも新たに、図書館では読書推進へ向けた取り組みが活発に行われています。
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【創発の泉】 学び合うコミュニケーションの場
大阪経済大学では、キャンパスの理想像を「個と個の相互作用によって新たなものが創られる場」と考え、「創発」という言葉で表現しています。ラーニング・コモンズは新たに「創発の泉」と名付けられ、学生が刺激し合い、互いの可能性を湧き起こすような工夫が施されています。
また、大学の教育の充実と発展に寄与することを目的とした教育・学習支援センター(Support Center for Teaching and Learning)が移設され、学生を中心とした教育プログラム、学生の主体的な学びを促す支援を促進していきます。また、ホスピタリティとピア・サポート精神を備えた学生たちが学生をサポートする活動を展開し、ラーニング・コモンズを構成する「物理的リソース」「アカデミックリソース」「人的リソース」の要素が整った環境で、下記の3つの機能を有した場所へと変革します。
- 総合的な学習支援:コンシェルジュ的機能、アカデミックアドバイジングの展開
- DAIKEI創発プロジェクトの拠点
- ピア・サポート活動の拠点
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180インチの大画面を投影できるICT空間。セミナーやワークショップ、ポスターセッションの開催など、多目的な利用が可能です。随所に置かれたグリーンによって、集中力アップやリラックス効果を得られ、コミュニケーションも一層深まります。
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【探究の森】 本に囲まれる耽読の世界
図書館1階閲覧室は「探究の森」と名付けられ、先人の叡智、同時代の成果や発信が詰まった空間です。読書という営みは森を彷徨うごとく、自分の答えを探す果てしない体験。学生はここで、存分に本の魅力に耽ることができます。
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書架は6つのエリアに分かれ、それぞれにコンセプトを与えられています。まず、利用者は図書館へようこそエリアにて、図書館職員による企画展示や学生による選書コーナー、最新のベストセラー等に触れます。書架のなかに進むと、知への入口エリアがあります。テキストや参考文献、論文集等が配架されています。右方の教養に触れるエリアに、岩波新書と岩波文庫が配架され、左方と奥には、キャンパスライフを楽しむための旅行ガイドブックや生活にまつわる本、社会で活躍するための資格本や就活に関する本、DVDを集めています。最も奥の世の中を知るエリアには、世の中の潮流を掴むための会社四季報、新聞、雑誌が配架されています。またラーニング・コモンズのコミュニケーション力を高めるエリアには、語学や英語多読ペーパーバックが配架されています。
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