本稿では、成蹊中学・高等学校様と紀伊國屋書店のコラボ企画「紀伊國屋書店ラボ」の最終回として、2024年10月6日に紀伊國屋書店新宿本店アカデミック・ラウンジで開催されたプレゼン大会の様子をご紹介いたします。
※成蹊中学・高等学校様HP「校長ブログ 百代の過客」に掲載された記事を、学校の許可を得て転載したものです。該当記事はこちら
*プレゼン大会のなかで、生徒のみなさんが提案してくださったアイディアの一つ、「ブックカバー作り
イベント」を実際に開催することが決定!詳しくは下記イベント開催情報をご覧ください。
新宿本店【3階アカデミック・ラウンジ】オリジナルブックカバーづくり体験会 2025年2月8日(土)
紀伊國屋書店新宿本店とのコラボ企画
10月6日(日)、紀伊國屋書店新宿本店のアカデミック・ラウンジにて、本校の中学3年生から高校2年生の生徒12名が参加するイベント「紀伊國屋書店ラボ」が実施されました。この企画は紀伊國屋書店とコラボして、7月から開始されたもので、「紀伊國屋書店に中高生が足を運んでくれるアイディア」を生徒達が提案するものです。その最終回として、このアカデミック・ラウンジで、4チームによるプレゼンを実施しました。
先ずは、藤則幸男社長様からの挨拶があり、現在の書店数や本の購買数の減少を危惧され、その脱却を目指して色々な取組がなされている紹介がありました。このような背景があると共に、本校としてもこの状況を少しでも改善できればという思いが、今回の企画に繋がりました。
最初のチームは、「中高生が本屋に行きたくなるためには」と題してのプレゼンで、解決策として、書店にYogiboを置き、リラックスした雰囲気の中で本が読める環境を整備するという提案でした。次のチームは、本のサブスクリプション・サービスを行うというものです。自分の推しの本や時期にあった本を選んで送るもので、紀伊國屋の方々にも好評でした。3つ目のチームは、謎解きイベントやブックカバー作りを提案したもので、高層の書店を謎解きしながら巡るのも面白いと思いました。また、自身のブックカバー作りは、女子生徒などには人気になりそうで、紀伊國屋でも実施を考えて頂けるとのことでした。最後のチームは、図書カードの有効活用の提案です。本そのものではなく、自分の机の中に潜んでいる図書カードの掘り起こしを提案したもので、視点を変えた面白い提案でした。
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藤則社長からの挨拶(アカデミック・ラウンジ) |
統計資料を使って |
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「Yogiboを置いたら」の提案 |
サブスクの提案 |
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ブックカバー作りは実現可能 |
図書カードに注目 |
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スタンプカードも有効では |
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審査の結果、サブスクサービスを提案したチームが最優秀賞に選ばれました。もしこの取組が実現した際には、私もサブスクサービスに応募したいと思います。そのうえ、紀伊國屋書店の藤則社長から、4チーム全部にヨシタケシンスケさんの絵柄の着いた記念品が手渡されました。私が講評を行った後、藤則社長からも講評があり、SNSから得られることも大事だが、本の魅力や本にしか伝わらない大切なものがあることを熱く語って頂き、本当に感謝しています。
生徒達は、休憩時間に様々な書棚を巡っており、イベント終了後も図書カードで買った本の紹介などをしあっていました。学校としても、本好きな生徒を一人でも多く作りたいと考えています。本校には16万冊以上の蔵書を誇る図書館もありますので、これを機に、本を読む雰囲気が一層盛り上がることを心から期待しています。
そして、紀伊國屋書店の皆様方、丁寧にご対応して頂き、本当に有難うございました。
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サブスクで提案予定の本はこれ! |
優秀賞チームへの記念品授与 |
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最優秀賞チームと一緒に |
私も講評させて貰いました |
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藤則社長から講評を頂きました! |
全員で記念写真 |
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私の本も紹介して頂きました! |
私が紀伊國屋書店で購入した本です! |
(成蹊中学・高等学校校長 仙田直人)