自然科学

MITテクノロジーレビュー主催の国際アワード「Innovators Under 35 Japan」日本版2025年度の募集開始

2025.07.04

MITテクノロジーレビュー[日本版]』(運営:株式会社角川アスキー総合研究所、代表取締役社長:加瀬典子/法人向け販売総代理店:株式会社紀伊國屋書店)は、「Innovators Under 35 Japan 2025(イノベーターズ・アンダー35ジャパン2025)」の募集を、2025年6月2日(月)より開始しました。

・株式会社角川アスキー総合研究所のプレスリリースはこちら

アワード概要

「Innovators Under 35」は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア部門『MITテクノロジーレビュー』が主催する国際アワードです。

世界的な課題解決に取り組み、未来を形作る“35歳未満の若きイノベーター”の発掘を目的として1999年に始まりました。過去にOpenAI共同創業者のイリヤ・サツケバー氏、Tesla創業メンバーで初代CTOのJ.B.ストラウベル氏らも受賞した権威あるアワードとして、世界的に評価されています。

「Innovators Under 35 Japan」はその日本版として今年で6回目の開催となります。本年度は「コンピューター/電子機器」「ソフトウェア」「インターネット」「通信」「AI/ロボット工学」「輸送/宇宙開発」「エネルギー/持続可能性」「医学/生物工学」の全8分野で活動する35歳未満の起業家、研究者、活動家を募集します。

受賞者は、「Innovators Under 35」グローバル版にノミネートされ、2025年11月に都内で開催する表彰式(Innovators Under 35 Japan Summit)で発表を予定しています。

過去の代表的なグローバル版受賞者

・1999年:iRobot 共同創業者 ヘレン・グライナー氏
・2002年:Google共同創業者 セルゲイ・ブリン氏
・2007年:Facebook共同創業者兼会長兼CEO マーク・ザッカーバーグ氏
・2008年:Tesla初代CTO J.B.ストラウベル氏
・2013年:MIT教授/CRISPR共同開発者 フェン・チャン氏
・2015年:OpenAI共同創設者 イリヤ・サツケバー氏
・2017年:Apple/元 Google 機械学習研究者イアン・グッドフェロー氏

2025年度応募要項

応募期間:2025年6月2日(月)〜2025年7月31日(木)

対象分野:

【コンピューター/電子機器】量子コンピューター、IoT機器、VR/AR機器、カメラ、ディスプレイなどのデバイス等
【ソフトウェア】OS、ミドルウェア、アプリケーション(スマホアプリ含む)、ブロックチェーンなどの暗号技術等
【インターネット】インターネットを利用したサービス、Webサイト、および関連技術等
【通信】5G、通信衛星、量子ネットワーク、放送関連技術、光伝送技術等
【AI/ロボット工学】機械学習/深層学習などのAI技術、産業用/家庭用ロボット、自律運転車等
【輸送/宇宙開発】人工衛星、宇宙船の開発/運用、宇宙探査、宇宙利用サービス、物流、ドローン等
【エネルギー/持続可能性】風力/太陽光発電、小型原子炉、蓄電池、冷暖房、淡水化、バイオマス等
【医学/生物工学】再生医療、遺伝子治療、医療用センサー、インプラント、義肢、脳インターフェイスなど

応募対象:上記8分野で活躍する、大学、スタートアップ企業、大企業、政府機関、非営利団体などに属する研究者、起業家、活動家で、35歳未満(2025年12月1日時点)の方

応募方法:下記応募サイトよりご本人が応募ください
※第三者による推薦(情報提供)も受け付けています。その場合も最終的には本人による応募が必須となります。

選考方法:MIT テクノロジーレビューの規定(グローバル共通)に基づき、厳正かつ公正な審査を実施
各分野の専門家(専門機関の研究者、大学教授など)が審査、MITテクノロジーレビューが最終決定

選出人数:最大10人(2025年10月発表予定)

選考者特典:以下特典が付与されます。
・「Innovators Under 35」グローバル版へ審査対象としてノミネート
・「Innovators Under 35」グローバルサイトへ日本版受賞者として掲載/
MITテクノロジーレビュー[日本版]へ掲載
・「Innovators Under 35 Japan Summit(都内で11月に開催予定)」で表彰

2025年度審査員(五十音順)

荒井朋子氏:千葉工業大学惑星探査研究センター 所長
江守正多氏:東京大学未来ビジョン研究センター 教授
大関真之氏:東北大学大学院情報科学研究科教授/東京科学大学理学院教授/シグマアイ代表取締役
太田 香氏:室蘭工業大学コンピュータ科学センター長/大学院工学研究科教授
Takashi Kiyoizumi氏:カリフォルニア大学サンディエゴ校JFITエグゼクティブ・マネージャー
田中加奈子氏:アセットマネジメントOne株式会社 シニア・サステナビリティ・サイエンティスト
谷口忠大氏:京都大学大学院情報学研究科教授
中島秀之氏:札幌市立大学 学長
畠 賢一郎氏:再生医療イノベーションフォーラム代表理事副会長
松尾亜紀子氏:慶應義塾大学理工学部 教授
村上明子氏:AIセーフティ・インスティテュート所長/SOMPOホールディングス株式会社執行役員常務グループChief Data Officer/損害保険ジャパン株式会社執行役員Chief Data Officer

主催者メッセージ(MITテクノロジーレビュー[日本版]編集長 小林 久)

「Innovators Under 35 Japan」も6回目の開催となりました。今年も「AI/ロボット工学」「エネルギー/持続可能性」「医学/生物工学」など8分野を対象に、U35の優れた起業家や研究者、社会活動家を募集します。「Innovators Under 35 Japan」を通じて、MITテクノロジーレビューは、変化を恐れず、日本の、そして世界の未来を切り開いていく新しいイノベーターを応援します。

 

Innovators Under 35 Japan 2025 応募サイト
https://techreviewjp.com/iu35/2025/nominate

  • 昨年度の開催実績はこちらからご覧ください

MITテクノロジーレビューについて

『MITテクノロジーレビュー(MIT Technology Review)』は、1899年に米国マサチューセッツ工科大学によって創設された、世界で最も歴史と権威があるテクノロジー誌です。米国版の読者層はその8割超がテクノロジー部門の責任者であり、6割が経営層です。

『MITテクノロジーレビュー[日本版]』は米Technology Review Inc.とのライセンス契約のもと、株式会社角川アスキー総合研究所が2016年から会員制Webメディアとして運営しています。


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