2026年1月26日~1月28日にタイのバンコクで、Charleston Conference Asiaが開催されます。Annual Reviews(日本販売総代理店:株式会社紀伊國屋書店)傘下のCharleston HubとiGroup (Asia Pacific) Limitedのサポートのもと、アジアで初の開催となります。Charleston Conference Asiaは、アジア太平洋地域の図書館、出版社、学術情報ベンダー、研究機関などに所属する、学術コミュニケーションに関わる全ての方々のための国際会議です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
プレスリリースはこちら
最新情報はこちら
Charleston Conferenceとは、図書館、図書館員、出版社、電子リソース管理者、コンサルタント、そして図書館資料ベンダーが一堂に会する年次会議で、1980年から毎年11月にサウスカロライナ州チャールストンで開催されています。先見の明のある図書館員であり起業家でもあるKatina Strauch氏によって創始されたこの会議は、異なる分野の人々が同じ問題について、友好的でカジュアルな雰囲気の中で議論する、親密な集まりとなることを目指しています。
Charleston Conferenceの理念として、多様な視点を招き入れ、新しい声にプラットフォームを提供し、情報・学術コミュニケーション業界のあらゆる側面からの意見を平等に評価することに重点を置いています。
主な議題
- 2026年のテーマは「Between Tides: Navigating the Open Seas」です。
- 生成AI:図書館と学術出版に対する有望な可能性と懸念の両方を検証します。
- 公平性:全ての地域の研究が平等に認識され、評価され、研究機会が全ての人に提供されるような戦略を策定します。
- 持続可能な開発目標:国連のSDGsを支援するために学術的知識を活用する地域的及び世界的な取り組みを推進します。
参加登録
- 7月15日受付開始:参加登録はこちら
- 早期割引料金(7月15日~10月10日):$225
- 通常料金(10月11日~1月9日):$300
- 後期料金(1月10日~現地登録):$375
- 世界銀行の定義による低所得国から中所得国の図書館員には、割引料金と助成金が提供されます。
- 助成金申請フォーム
開催場所
Royal Orchid Sheraton Riverside Hotel
2 Charoen Krung Road Soi 30, Siphya, Bangrak, Bangkok, Thailand, 10500
基調講演者
- Dr. Joyashree Roy
Asian Institute of Technology 特別教授、創設者ディレクター:South and South East Asia Multidisciplinary Applied Research Network on Transforming Societies of Global South (SMARTS)
Joyashree Roy博士は現在、インドのコルカタにあるJadavpur Universityの経済学教授であり、インド社会科学研究評議会のナショナルフェローでもあります。彼女は、気候変動研究などに焦点を当てたJadavpur Universityの地球変動プログラムを開始し、調整しています。また、同大学の笹川良一ヤング・リーダー奨学基金の「Tradition, Social Change, and Sustainable Development: A Holistic Approach」のディレクターも務めます。彼女は、米国カリフォルニア州の Lawrence Berkeley国立研究所で環境経済学のフォード財団ポストドクター研究員を務めました。
- Prof Devika P. Madalli
Information and Library Network Centre(INFLIBNET)ディレクター
Devika Madalli教授は、インド図書館情報リソースを促進する大学間センターである、INFLIBNETのディレクターです。INFLIBNETに参加する前は、Indian Statistical Instituteのドキュメンテーション研究およびトレーニングセンターの教授、およびイタリアのトレント大学のDISIの非常勤教員を務めてきました。Madalli教授は、教育、研究、能力開発において豊富な経験を持っています。OERと教育リソースリポジトリ、オープンデータリポジトリとデータ管理、知識組織と情報システム、情報インフラストラクチャ、デジタルライブラリ、自然言語処理の応用が主な専門分野です。Madalli教授は、インドにおけるワン・ネーション・ワン・サブスクリプション・スキームの開発にも尽力しました。
研究データの流通や活用を推進する国際イニシアティブである、The Future of Research Communications and e-Scholarship(FORCE11) によって、Charleston Conference Asiaの参加者向けの一連のコースが開講されます。コースはカンファレンスの前週に始まり、2026年1月19日の週に2つのオンラインセッションが行われ、その後、2026年1月25日にタイのバンコクで開催されるCharleston Conference Asiaで最後のセッションが対面で開催されます。
ワークショップの詳細はこちら
Annual Reviewsについて
Annual Reviewsは、米国カリフォルニア州パロアルト市にある非営利の学術出版社です。1930年にスタンフォード大学の化学研究者であったJ.ミュレイ・ラック教授により創始されました。Annual Reviewsの代表的なタイトルである、Annual Review of Biochemistryをはじめ、計51分野の年次レビュージャーナルは、各分野の最新動向や周辺分野の動向を概観するために全世界の研究者・学生や企業の皆様に利用され、高い被引用数を誇ります。
本件についてのお問い合わせは最寄りの紀伊國屋書店営業所もしくはこちらのお問い合わせフォームからお願いいたします。
(紀伊國屋書店 雑誌部 岩村)