デジタル楽譜サービスnkoda(エヌ・コーダ)とは
nkoda(エヌ・コーダ)は、140以上の出版社が提供する11万点以上の楽譜をパソコンやスマートフォン、タブレットで閲覧し、音楽記号・コメントなどの書き込みや、共有ができるサービスです。
あらゆるニーズに応える楽譜の図書館
提携出版社例
- Bärenreiter(ベーレンライター出版)
- Breitkopf & Härtel(ブライトコプフ&ヘルテル)
- Boosey & Hawkes(ブージー・アンド・ホークス)
- Ricordi(リコルディ)など
大手出版社を含む約140社の楽譜を11万点収録します。提携出版社一覧はこちら。
収録ジャンル例
クラシック、ジャズ、フォーク、R and B、ポップス、ロックなど
音楽史上で重要な楽曲だけではなく、あまり注目されてこなかった作曲家による作品や、現代の楽曲も収録し、多様な楽曲に出会う機会を提供します。
楽譜・楽器の種類の例
- 楽譜:スコア譜やパート譜、教本など
- 楽器:管弦打楽器、ピアノ、オルガン、声楽、ソロギターなど
作曲家、指揮者、演奏家といった音楽との関わり方や、演奏する楽器、楽器の習熟度などにより、必要とする楽譜はそれぞれ異なります。nkodaには、幅広い種類の楽譜が揃っており、様々な人のニーズに応えることが可能です。
機能・特長
楽譜への書き込み・共有機能
音楽記号やテキストの入力、手書き文字の書き込み、マーカーなどの機能を搭載しており、紙の楽譜に書き込む時と同じようにご利用いただけます。書き込んだ楽譜は、nkodaの他のユーザーに共有可能です。
マルチデバイス対応
PC、スマートフォン、タブレットに対応しています。
楽譜を研究する時はPCで使用し、移動時の楽譜の確認や、練習時にはスマートフォン、タブレットから使用するなど、様々な場面でご利用いただけます。
どこからでも利用可能
nkodaはリモートアクセスの設備をお持ちでない学術機関様にも、機関の外からご利用いただける認証方式を提供しています。
- IPアドレス認証:IPアドレスの範囲内で一度アカウントを作成します。作成したアカウントを使用すれば、機関外からでもnkodaにアクセスすることが可能です。
- Googleサインオン方式:GoogleアカウントのID/PWで認証を行うため、機関内外を問わずアクセス可能です。
※機関様用のGmailアドレスをお持ちの場合のみ選択いただけます。
音楽大学での活用
幅広いジャンルの楽曲をカバーし、紙の楽譜と同じように書き込める点が評価され、nkodaはイギリスの王立音楽院、ミラノ音楽院といった音楽大学やロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団といったオーケストラで導入されてきました。
2021年には、国内で初めて国立音楽大学様にnkodaを導入いただきました。導入時のコメントをご紹介いたします。
本学附属図書館では、楽譜15万点、図書15万点を含む約40万点を所蔵する一方、オンラインデータベースや楽曲・映像配信サービスとも契約を結び、どのような条件下であっても学びを継続できる環境の整備を行っています。
「nkoda」は古典から現代曲までの作品へ編成を問わずアクセス可能なため、本学図書館では所蔵していないオーケストラのパート譜やレンタル譜も閲覧することができます。
図書館で所蔵できる楽譜には限りがありますが、学生の興味、関心が多岐にわたる中で「nkoda」を導入することにより、すべての専攻の学生たちがジャンルの偏りなく多くの楽譜に触れる機会を提供してまいります。(国立音楽大学 プレスリリースより)
本記事の作成にあたり、国立音楽大学附属図書館様にご協力いただきました。末筆ながら御礼申し上げます。
(紀伊國屋書店 デジタル情報営業部 清水)