自然科学

APS、オープンアクセス誌「PRX Life」を創刊 :2024年中はAPC無料!

2023.03.22
PRX Life
American Physical Society(APS、アメリカ物理学会)はこれまで、Physical Review X(PRX)のファミリー誌として、2021年にPRX Quantumを、2022年にはPRX Energyを創刊してきました。そして2023年、APSはこれら2誌に続く新たなオープンアクセス誌、PRX Lifeの創刊を発表しました。
PRX Lifeは、厳選された基礎から応用にまで及ぶ物理学と生物学の横断的研究を掲載し、先行するPRX Quantum、PRX Energyの2誌同様、PRXの卓越性と革新性を推進していきます。
2023年7月20日、ついに第1号が創刊となりました!2023.7.21 更新

PRX Lifeについて~完全オープンアクセス、定量生物学に特化した初の学際的ジャーナル

PRX Lifeは、定量生物学(Quantitative Biology)に特化した初の学際的ジャーナルとして、物理学と生物学分野の横断領域で活躍する科学者による研究論文、展望、レビュー、チュートリアルを掲載し、生体系( living systems)についての理解を高める発見を促進することを目指します。
その対象は、物理学、生物学、化学、工学、薬学などあらゆる分野の研究者であり、様々なスケールでの生物の階層(biological organization)についての卓越的かつ高い影響力のある研究を、即時完全オープンアクセスにて提供します。

本誌は、PRXによって築かれた基盤の上に立ち、個々のニーズに合わせた迅速な編集プロセスを特徴とします。論文の長さや形式が柔軟であり、著者が当該分野の幅広い読者に情報を提供できる一方、その科学的深淵性は、専門家のニーズにも応えます。

2023年中、APC(論文掲載料)無料⇒2024年まで延長決定!

PRX Lifeは、2023年に創刊を予定し、論文投稿の受付を開始します。そのプロモーションとして、2023年末までに投稿される論文のAPC(論文掲載料)が免除されます。PRX Lifeに掲載される論文はすべてオープンアクセス出版となります。
⇒APC(論文掲載料)免除期間は、2024年末までに投稿された論文まで延長となりました。

PRX Lifeの論文投稿を募集しています!!(2023年3月20日から募集を開始しました)2023.7.21 更新

 

☆2023年APS March Meetingで行われたPRX Life Lead EditorのMargaret Gardelと Managing Editor のSerena Braddeへのインタビュー動画が公開されました。動画はこちら

☆PRX Lifeについての出版社プレスリリース記事はこちら

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(紀伊國屋書店 雑誌部 武藤)