アメリカではこれまでに類を見ない大注目の企画展「Art of Manga」
先日2/1をもって、サンフランシスコを代表する美術館 de Young Museum にて開催された、アメリカ初のマンガ展「Art of Manga」(https://www.famsf.org/exhibitions/art-of-manga)が盛況のうちにその会期を終えました。日本文化の研究者であり、イギリスのBritish Museumで2019年に開催された「The Citi Exhibition: Manga」のキュレーターでもあるNicole Coolidge Rousmaniere氏がこのプログラムを企画しました。
国際的人気を誇り美術業界からの評価も高い8名の漫画家、荒木飛呂彦、尾田栄一郎、高橋留美子、田亀源五郎、谷口ジロー、ヤマザキマリ、山下和美、よしながふみ、各作家の原画を中心に、多彩な表現の世界へ没入することのできるマンガ空間が展開されていました。展示の導入部には、赤塚不二夫やちばてつやといったレジェンドの原画も。
今やマンガというメディアは、多くの芸術愛好者が認める通り、日本だけでなく海外でも「アート」のひとつの形として受容されています。
誰でもマンガを読み放題のManga Reading Room
「Art of Manga」の展示とあわせ、来場者は「Manga Reading Room」と名付けられた部屋で、今回の展示に関わりのあるマンガを自由に読むことができました。そこに並んでいた作品たちは、我々紀伊國屋書店が調達し寄贈をしたマンガです。日本語版、英語版はもちろん、イタリア語やフランス語版などのヨーロッパのものから、繁体字やタイ語版などのアジアの言語のものまで400冊以上がその部屋に収められ、『ONE PIECE』や『らんま1/2』といった名作が、世界各地の言葉で楽しめる空間を美術館とともに作り上げました。紀伊國屋書店は、台湾やタイ、イギリスなど、計10ヶ国にて書店や事務所を運営しています。世界各地の支社との協力、ともに長らく洋書の仕入れを行ってきたパートナー企業との連携あっての実現でした。マンガというすばらしい芸術が世界に広がっていることを実感し、書店で働くことの喜びを感じる機会となりました。

「Manga Reading Room」

外商部門が手がけるホールセール業務
美術館といえば、ミュージアムショップでのお買い物を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。「Art of Manga」でも、出版社と美術館とのコラボグッズや、マンガの批評本や描き方指南本などがショップに並んでおり、大変賑わいをみせておりました。そんな中、紀伊國屋書店の外商部門が手配したマンガや画集もミュージアムショップにて取り扱って頂くことができました。北米では主に日本語の教科書や雑誌類の注文が多いですが、ほかの書店や小売店で販売頂くための書籍や文具・雑貨の卸もしています。我々の店舗での商品の販売については良く知って頂けておりますが、このようなB to Bセールスも行っておりますので、もしお困りのことがあればぜひお問い合わせください。アメリカのおしゃれな雑貨屋さんで手に取った日本の書籍や文房具が、もしかしたら紀伊國屋書店が日本からお届けしたものかもしれません。
米国紀伊國屋書店の展開
我々は、アメリカでは17の書店と文具・雑貨の専門店「MAIDO」の4店舗、あわせて21店舗と、ニューヨークとサンフランシスコに営業所を構えております。海外でもますます勢いを増している日本のマンガ・アニメカルチャー。その展開や、それに合わせて高まる外国語としての日本語学習など、紀伊國屋書店はあらゆる面で幅広くサポートいたします。今後もぜひ海外での活動にご注目ください。
北米でのお問い合わせはこちらにて承っております。
https://usa.kinokuniya.com/library-sales-wholesale
(米国紀伊國屋書店サンフランシスコ営業所 土井 一輝)