提供元
Brill
概要
1945年から1988年にかけて編纂されたBasilica(バシリカ法典) の批評版Groningen edition(フローニンゲン版)のデジタル版で、本文と注釈をあわせて収録します。
Basilicaは、ビザンティン帝国期のビザンツ法を参照する上で、単一のものとしては最も重要な情報源であり、法学にとどまらず、社会、中世法制史、中世ギリシア語他、広い意味でのビザンツ研究のための主要な情報源でもあります。
デジタル版は、ラテン語、ギリシア語の全文検索に対応し、索引ページからは、本文・注へのリンクが用意されています。また、オランダのフローニンゲン大学の研究者Bernard H. Stolte によるBasilicaに関する学術的序論も提供します。
Groningen editionについて
ビザンティン法のいわゆるフローニンゲン学派は、H.J. Scheltema(1906-1981)によって設立されました。ローマ法の教授として任命後の1945年にローマ法の大著Basilica cum scholiisの批評版の製作に着手しました。60冊からなるBasilicaは、皇帝ユスティニアヌスによるラテン語のローマ法大全(Iuris Civilis)の縮約・ギリシア語訳版であり、バシリウス1世(在位867年-886年)とレオ6世(在位886年-911年)の二世代にわたり編纂されました。ビザンティン法の知識を伝える最も豊かな情報源です。Scheltemaは共同研究者D. Holwerda (1920-2011)、N. van der Wal (1925-2015)と共に、1981年に急逝する2週間前に原案を完成させました。全17巻の最後の3巻の出版には、さらに7年の歳月を要し、1988年に最終巻が日の目を見ました。
ご契約形態・価格
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認証方式
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トライアル
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(デジタル情報営業部)