提供元
Cambridge University Press(ケンブリッジ大学出版/ジャーナル日本販売総代理店:株式会社紀伊國屋書店)
概要・EBAとは?
Cambridge University PressのプラットフォームCambridge Coreより提供される電子書籍コレクションをタイトルごとにご購入いただくのではなく、EBAモデルでご契約いただく方法です。EBA=Evidence Based Acquisitionで、一定期間トライアルを行った上で実際にご利用の多かったタイトルを選択して恒久アクセス権を得る購入の仕方です。購入するタイトルの選定/選書は図書館員の方々の頭を悩ます要因の一つとなるケースもあるかと思われますが、EBAの場合は実際の利用実績に基づいてタイトルを選定できますので、無駄なく多くの方に利用されるタイトルを購入することができます。
EBAの利点
・図書館様にて購入タイトル(=恒久アクセス権を得るタイトル)を決定することができます。
・収書方針に沿ったコレクションの構築が可能です。
・EBA対象書籍の中から利用実績に基づいてタイトルを選定可能、利用者のニーズに応じた選書が可能です。
・新規タイトルを選書候補に加えることもでき、新刊書籍の収集にもご活用いただけます。
・Cambridge University Press以外のパートナー出版社(エディンバラ大学出版局、Boydell & Brewer等)のタイトルも選書候補に加えることができます。
EBAの仕組み
EBAでは、まず実施機関に選書対象となる電子書籍へのアクセスが提供されます。そして一定期間経過後に利用実績とお支払い金額に基づき、恒久アクセス権を得るタイトルを決定していただきます。
EBAご利用の流れ
具体的な手順は以下の通りとなります。
<ステップ 1: EBAの条件の決定とお支払い>
・ご予算に応じて対象パッケージ、対象年度、ご利用期間(12か月または6か月)を決定、開始日をご指定いただきます。
・費用をお支払いいただきましたら、ご利用開始となります。
<ステップ 2: 電子書籍へのアクセス>
・対象パッケージに含まれるタイトルのMARCレコード(MARC21形式)が提供されます。図書館利用者が必要なタイトルを簡単に検索できるよう、図書館システム等にご登録いただけます。
・EBAの期間中は対象パッケージに含まれる全タイトルにアクセス可能となります。
・利用統計レポートと新刊タイトルリストが定期的に提供されます。
<ステップ 3: 購入タイトルの決定>
・EBA期間が終了しますと、最終利用統計レポートが提供されます。
・あらかじめお支払いいただきました金額に応じて恒久アクセス権を得るタイトルをお選びいただきます。
・ご購入タイトルには改めてMARCレコードが提供されます。
Cambridge University Pressの電子書籍の特徴
・同時アクセス無制限
・利用規約に定められた範囲内で自由にコピーやダウンロードが可能(コピーライト・機関名・印刷時間などが印刷ページに表示されます)
・引用支援(Citation)機能
・学認(シボレス認証)対応
・COUNTER準拠の利用統計レポートを提供
・MARCレコード(MARC21形式)のダウンロードが可能
・図書館ロゴの表示設定などのブランディング機能
認証方式
IPアドレス認証
Cambridge University Pressの電子書籍コレクション収録タイトル
収録タイトル一覧はこちら(エクセルファイル):
https://www.cambridge.org/core/services/agents/price-list
⇒ Books price list
メンテナンス料金
メンテナンス料金の課金はありません。
これまではご購入2年目以降、メンテナンス料金の課金がありましたが(ただし、CambridgeのプラットフォームCambridge Coreより提供されている電子ジャーナルもしくは電子書籍を1タイトルでもご購入の場合は免除条件あり)、2020年10月よりメンテナンス料金の課金は廃止されました。
ご契約形態・価格
ご予算状況に応じてご利用条件と価格をご提案させていただきます。
■日本の消費税のリバースチャージ方式の対象です。
EBAモデルのご契約の他に、タイトルごとにご購入いただくプランもございます。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/catalog/cup_ebook/
お問い合わせ
本件についてのお問い合わせ、お見積りについては最寄りの紀伊國屋書店営業所もしくはこちらからお願いいたします。
(雑誌部)