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写真図説『英国の邸宅と庭園』復刻版 ENGLISH HOMES & GARDENS

【一部、半額セール中!】『カントリー・ライフ』誌の編集長を務めた建築史家ティッピングによる大型ヴィジュアル本シリーズ全10巻を使い易いA4版にて復刻

関連ワード:イギリス貴族 カントリー・ライフ 庭園 建築史 文化史 英国  更新日:2020.10.08

初期・後期ジョージアン様式の邸宅建築とイギリスの庭園
English Homes & Gardens Part 3: Early and Late Georgian & English Gardens

⇒価格、Part 3収録内容詳細は弊社カタログおよび出版社カタログをご覧ください。

2015年8月刊行 A4判 全3巻 約1,260頁  ISBN: 978-4-86166-184-6
発行元:Edition Synapse -JP-
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1920~30年に刊行された大型ヴィジュアル本シリーズEnglish Homes & Gardensは、ノルマン朝からジョージ王朝までを様式ごとに編集し、住居として使われてきた歴史的建造物(城館、マナー・ハウス、カントリーハウス等)約250点を、外観だけでなくインテリアや調度品も含めた写真約4600点と建築図面などで紹介した記念碑的出版物です。

写真図説『英国の邸宅と庭園』(English Homes & Gardens)シリーズではオリジナルの大型二つ折り判(large folio)を約15%縮小し、使い易いA4版にて刊行。Part 3「初期・後期ジョージアン様式」は、イタリアをはじめヨーロッパの建築文化を英国で再現した大邸宅と庭園を収録しています。

    • グランドツアーなどで吸収したヨーロッパ大陸やイタリアの文化・芸術を英国の風土の中で発展させたジョージア期の芸術様式は、特に大邸宅、城館の建築や家具などの工芸美術において顕著な成果を残しました。建築だけでなくインテリアも多数の写真で解説する今回の配本巻は、英国美術・建築研究に必携です。
    • ウォルポールの邸宅として、英国ゴシック嗜好家の聖地となったストロベリーヒルズ、英国を代表する名建築として世界から数多くの人が訪れ、映画撮影にも使われるチャッツワースの庭園と外観(邸宅は第2回配に収録)など、英国史、文学に登場する邸宅も含まれ、英国文化に関する研究・教育に有用な資料です。
      ⇒サンプルページはこちら
    • 当時活躍した園芸家とその庭も写真入りで詳しく紹介されており、建物に比べ変化・衰退の速度が速く、後世に伝わりにくい庭についての戦間期の記録となっています。園芸文化史の資料として大変貴重です。
    • 索引は、地名、人名のほか、庭園を構成する重要なパーツである構造物(パーゴラ、東屋等)や植栽も記載。

Abbots Wood, Gloucestershire

後期チューダーから初期・後期スチュアート様式およびジョン・ヴァンブラとその流派による作品
English Homes & Gardens Part 2: Late Tudor and Early Stuart

2014年7月刊行 A4判 全4巻 1,760頁    ISBN: 978-4-86166-183-9      *品切れ
発行元:Edition Synapse -JP-

Part 2では、英国各地で新たな邸宅建築が盛んに行われたエリザベス1世統治期、そしてジェームス治世期の所謂ジャコビアン様式に焦点を当てる2巻と、後期ルネッサンス建築を代表する建築家イニゴ・ジョーンズやジョン・ヴァンブラとその流派らによる建築を収録する2巻の計4巻に99の建築作品を収録しています。Part 2の建築物リストはこちらをご覧ください。

【各巻収録内容】
1. Period III – Vol. 1: Late Tudor and Early Stuart (1558-1649), lv, 378 = 438 pp.
2. Period III – Vol. 2: Late Tudor and Early Stuart (1558-1649), xxii, 423 = 445 pp.
3. Period IV – Vol. 1: Late Stuart (1649-1714), xl, 430 = 470 pp.
4. Period IV – Vol. 2: The Work of Sir John Vanbrugh and His School (1699-1736), lxiv, 333 = 397 pp.

これらの邸宅建築は、建築史上重要であると同時に、英文学や歴史学においても重要な役割を担っています。例えば・・・

ストウ・ハウス(Stowe House, Buckinghamshire):最初期の新古典主義を代表する建造物。ロバート・アダムの初期設計案を発展させ、当時最高の建築家らにこの邸宅や庭の建造物をつくらせています。庭園は、後にロンドンで独立するランスロット(ケイパビリティー)・ブラウンの最初期の主要な作品です。ピクチャレスクなスタイルを取り入れたこの庭園は詩人アレグザンダー・ポープの詩の題材にもなっています。

カッスル・ハワード(Castle Howard, North Yorkshire):劇作家としても知られていた、ジョン・ヴァンブラが初めて設計した作品。イギリス初のバロック建築。イヴリン・ウォーの『ブライズヘッド ふたたび』を原作とする映画など、幾度も文芸映画のロケ地となっています。

ブレナム宮殿(Blenheim Palace, Oxfordshire):設計者はジョン・ヴァンブラ。バロック様式の邸宅で、イギリスにおける貴族の邸宅建築では最大級の規模。第二次世界大戦時の首相ウィンストン・チャーチルの生家としても知られます。1987年、世界遺産に登録。ケネス・ブラナー監督作品の『ハムレット』(1996)や『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007)といった文芸映画のロケ地として度々登場しています。

ノール・ハウス(Knole, Kent):ヴァージニア・ウルフの友人ヴィタ・サックヴィル=ウェストの生家で、1928年に発表された小説『オーランドー』の中心的な舞台。

これらはほんの一例ですが、数々の現存する建築物と庭園、またすでに消滅した城館も第二次世界大戦前に編集されたこの出版物には掲載されており、幻の建築物を発見する楽しみもあります。

中世から初期チューダー様式
English Homes & Gardens  Part 1: Medieval and Early Tudor

2013年6月刊行 A4判 約1,260頁 全3巻  ISBN: 978-4-86166-182-2
発行元:Edition Synapse -JP-

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【各巻収録内容】
Period I – Vol. 1: Norman and Plantagenet (1066-1485) xxxix, 338 = 377pp.
Period II – Vol. 1: Early Tudor (1485-1558), lx, 396 = 456 pp.
Period I & II – Vol. 2: Medieval and Early Tudor (1066-1558), xlviii, 364 = 412 pp.
Part 1 の建築物リストはこちらをご覧ください。

(学術洋書部)