ゲルハルト・リヒター オイル・オン・フォト作品全集(全6巻)
Gerhard Richter: The Overpainted Photographs : A Comprehensive Catalogue
2024:12 6 vols. in slipcase 2,464 p. 1908 colour images size:260×220 mm
ISBN 978-1-911736-16-5 (HENI Publishing) -GB-
GBP600
Web販売価格 ¥174,900(税込) / 標準価格 ¥184,140(税込)
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概要
写真をトレースして絵画にするフォト・ペインティングと呼ばれるアートは、現代美術を代表する作家ゲルハルト・リヒター(1932-)が1960年代から始めた手法ですが、プリントした写真の上に、抽象画のようなタッチで絵具やラッカーを塗るオイル・オン・フォト (オーバーペインテッド・フォト)も、リヒターが1980年代頃から試み追及してきた表現方法で、これまでに2000点以上の作品が制作されています。
2024年冬、HENI Publishingから刊行されたGerhard Richter: The Overpainted Photographs: A Comprehensive Catalogueは、全6巻に約2000点のオイル・オン・フォト作品を収録しています。ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーの芸術監督(Art Director) Hans Ulrich Obristはじめ、10名以上の専門家による解説が付された本書は、現代美術研究所、大学図書館、公共図書館、画廊、美術愛好家に必備のカタログレゾネです。
Gerhard Richter: The Overpainted Photographs is a landmark publication offering the most comprehensive account of this lesser-known aspect of Richter’s practice. The catalogue documents the artist’s overpainted photographs, works he began making in the late 1980s and continues today, featuring juxtaposing landscapes from across the globe, captured in photographs taken on the artist’s travels. Richter has then adapted these photographs by painting over the initial image, sometimes completely concealing it under layers of paint. An essay by Hans Ulrich Obrist — Artistic Director of Serpentine Galleries, London — introduces the works, detailing the processes the artist adopts in their production. This is followed by an essay by renowned art critic and curator Robert Storr, who explores the mediums of painting and photography, and their intersection, further. Other contributors include Achim Borchardt-Hume, Dorothée Brill, Stefan Gronert, Aline Guillermet, Joe Hage, Siri Hustvedt, Christine Mehring, Paul Moorhouse, Uwe M. Schneede, Botho Strauss.
著者について
ゲルハルト・リヒター(1932年~)
東部ドイツ、ドレスデンに生まれる。ドレスデン芸術大学で美術教育を受けるが、西ドイツ旅行中に出合った抽象表現主義に強い影響を受け、ベルリンの壁が作られる直前の1961 年に西ドイツへ移住。デュッセルドルフ芸術アカデミーへ入学。その後、写真のイメージを微妙にぼかすフォト・ペインティングや、幾何学的な絵画、風景画、強烈な色を用いたアブストラクト・ペインティング、写真の上に油絵具等を重ねたオイル・オン・フォト(オーバーペインテッド・フォト)など、60年代から現在に至るまで多彩なシリーズを展開し、現代で最も重要な画家、また存命中の画家としては作品が最も高額で落札されることでも知られる。
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(紀伊國屋書店 学術洋書部)