提供元
Brill
概要
ハーグの平和宮図書館所蔵、オランダの偉大な人文学者・法学者フーゴー・グロティウス(1583-1645)の著作とグロティウス関連著作267点を収集した世界最大のコレクションをオンラインでご提供するものです。
収録コンテンツ中、200点強については、以前マイクロフィッシュコレクションとして出版されたものですが、今回初めて電子化され、コレクションに追加されたものも約50点あります。
法律、法律学、外交から哲学、歴史、神学まで、グロティウスの多岐に亘る業績を網羅的かつ効率的に調査することを可能にします。
収録コレクション
ハーグ平和宮グロティウス・コレクション
1914年に平和宮に図書館が設立された際、ハーグの出版社Martinus Nijhoffがグロティウスの最も有名な著作”De Iure Belli ac Pacis”(戦争と平和の法)の55の版から構成されるコレクションを寄贈しました。原語であるラテン語で書かれたものの他、フランス語、英語、ドイツ語、オランダ語の版も含み1625年から1901年にかけて出版されたものでした。
この寄贈コレクションをベースとして、以降コレクションの拡大に努め、考えうる限り完全なグロティウス関連の資料集成とすべく、グロティウスの他の著書や他図書館所蔵の複製を入手していきました。
平和宮のグロティウス・コレクションには、想定しうるあらゆる言語で書かれた『戦争と平和の法』の約200の版、 “Mare Liberum”(自由化異論)や”Inleidinghe tot de Hollandsche Rechts-geleerheid”などの法律関連の著作100点、歴史、神学、哲学、詩分野におけるグロティウスの業績を示す1,200巻以上、書架50メートル分にもおよぶ書物が所蔵されており、グロティウス関連では世界最大のコレクションです。
2012年に購入したグロティウス著”De Iure Belli ac Pacis”(戦争と平和の法)の初版で、現存が確認されている3冊のうちの1冊も含まれます。
書誌
平和宮のグロティウス・コレクションに多大な貢献をしたのが、1924年から1952年にかけて同図書館の司書をつとめたJacob ter Meulenです。数年におよぶ調査の後、1950年に同僚のP.J.J. Diermanseと共に、”Bibliographie des écrits imprimés de Hugo Grotius” (The Hague: Martinus Nijhoff)を刊行、既知のグロティウスの著作すべての徹底した記述を掲載しました。グロティウス研究家からTMDと呼ばれるこの書誌は、グロティウスの業績と生涯を研究するために不可欠なレファレンスです。
1961年、Ter Meulenと Diermanseはグロティウスに関する17世紀のマイナーな記述を集めた新たな書誌”Bibliographie des écrits sur Hugo Grotius, imprimés a u XVII siècle” (The Hague: Martinus Nijhoff)を刊行します。
これら2点の書誌が、本コレクションのレファレンスの枠組を提供しています。
言語の内訳
- ラテン語
- オランダ語
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- ポーランド語
- スペイン語
- 多言語
ご契約形態・価格
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(デジタル情報営業部)