提供元
クラリベイト
概要
Journal Citation Reportsは、ジャーナル単位で引用/被引用状況を集計し数値化、グラフ化することにより、ジャーナルの学術コミュニティでの重要度や影響度を調べられるデータベースです。ジャーナルインパクトファクター(Journal Impact Factor)をまとめて調査できる唯一のデータベースでもあります。1997年以降のジャーナルインパクトファクターの時系列の変化等も確認できます。また、客観的かつ信頼性の高いデータにより、図書館における購読タイトルの選定や、研究者による投稿ジャーナル選定に大きな力を発揮します。
Journal Citation Reportsには、世界112カ国の出版社から刊行された約254の専門分野の約21,500誌の情報が収録されています。分野単位のデータも収録されており、特定の分野の中で存在感のあるジャーナルを素早く把握することが可能です。
収録内容・特徴
Journal Citation Reportsでは、各ジャーナルに対し多様な集計値や指標、データを収録しています。以下にいくつかをご紹介いたします。
Journal Impact Factor(ジャーナルインパクトファクター ):
自然科学、社会科学、芸術・人文学、地域雑誌・最先端分野のジャーナルについて、特定の1年間において、掲載された論文が平均何回引用されているかを集計した値です。同分野の他のジャーナルと比較し、存在感を相対的に比べることが可能です。また、学術コミュニティでの存在感を時系列変化で見ていただくことや、分野内でのジャーナルインパクトファクターの分布なども確認可能です。
※2023年7月より芸術・人文学、地域雑誌・最先端分野についてもJournal Impact Factorが付与されるようになりました。
また、これまでの小数点以下3桁から小数点以下1桁での表示に変更となりました。
詳細はクラリベイトのブログをご覧ください。
https://clarivate.com/ja/blog/mapping-the-path-to-future-changes-in-the-journal-citation-reports/
Journal Impact Factor contributing items :
各ジャーナルで最もジャーナルインパクトファクターに影響を与えた論文や引用元ジャーナルの情報です。詳細はWeb of Science Core Collectionで確認可能です。
Journal Citation Indicator:
ジャーナルのパフォーマンスを相対的に評価する指標として2021年より発表されました。ジャーナルに付与された各分野の平均被引用数と比較した相対的な位置付けを表し、ジャーナル・インパクトファクターが付与されていない人文、成長分野(ESCI)のジャーナル評価も含め、全分野におけるジャーナル評価が可能となります。
Citation distribution:
各ジャーナルの論文の被引用数の分布情報などを示します。
Open Access:
各ジャーナルにて過去2年間に公開された論文のオープンアクセスの割合を表示。
その他、どれだけ長く引用され続けているかを示すCited Half-life、各分野内における相対的な位置付けを示すAverage JIF Percentile、出版社情報、ISSN等の多様なデータや、各ジャーナル単位で論文数の多い国/研究機関に関する情報も提供されています。
ご契約形態・価格
- 教育機関等、法人向けサービスです。
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※個別にお見積申し上げます。紀伊國屋書店までお申しつけください。
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(雑誌部)