提供元
Brill
オンライン版 監修: Peter O’Connor(ピーター・オコーノ 武蔵野大学教授)
概要
アジアにおける勢力拡張とリーダーシップを主張した戦前期日本の一連の新聞の中で、北京で刊行されたNorth China Standard(華北正報)は、1919年12月から1930年までと短い期間の刊行にも関わらず、Japan TimesやJapan Mailと並び立つ英字新聞です。国際通信社の総支配人で近代日本のプロパガンダ計画の設計者ともいえるJohn Russell Kennedyにより1919年末に創刊された同紙は、日本の権益を主張するための単なる宣伝機関紙となりうるところを、才能ある3名の編集者によって救われ、真のジャーナリズムに裏打ちされた本物の新聞へと変身します。これら編集者Satoh Kenri(佐藤顕理)、John S. Willes、George Gorman は質の高い現地ジャーナリストを雇い、彼らと共に自らも筆を執りました。
SatohとGormanは日本の肩を持つ老練なジャーナリストでしたが、日本の立場を向上させる最善の道は真の議論を通じてこそ、という姿勢により、第一次大戦後の中国内外の読者に良質なニュースを提供しました。 また、国際会議の資料としても選定され、会議の参加者に無料で配布されたことも知られています。1920年代の混乱期の中国を知る上で、価値ある一次資料です。
収録内容
- North China Standard(華北正報)1919~1927年
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