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<2025年春リリース!>Oxford Intersections:OUPによる学際研究出版プラットフォーム

AIと社会・人種差別・環境変動・ソーシャルメディアなど、多様なテーマ毎の社会課題解決に向けて学際的にアプローチ

関連ワード:OUP Oxford University Press オックスフォード大学出版局  更新日:2025.04.09

提供元

オックスフォード大学出版局(Oxford University Press, OUP)

概要

Oxford Intersectionsは、オックスフォード大学出版局が2025年春より新たにリリースするオンライン出版プラットフォームです。現代社会が直面する様々な課題を特定のテーマ/トピックごとに学際的なアプローチで多角的に考察し、課題解決のための新たな視点を提供します。Oxford Intersectionsは多岐にわたるジャーナルや出版物にコンテンツが分散しているような複合分野を扱う研究者のための第一級のリソースであると同時に、専⾨機関や政策⽴案者、ジャーナリストの⽅々の関⼼分野もカバーし、幅広い読者層を想定しています。

主な収録内容

主に社会科学・人文科学・芸術分野にフォーカスし、各テーマごとの単位で論文形式の記事が収録されます。各テーマはリリース時点で50程度の記事の収録を予定しており、その後3年間にわたって新規記事を随時追加拡充し、最終的に300記事程度の収録を目指します。一連の出版プロセスを通じ、変化の激しい現代における各テーマの最新の知見と議論のポイントを提供致します。2025年春の初回リリーステーマである「社会におけるAI(AI in Society)」「文脈による人種差別(Racism by Context)」を皮切りに、今後数年間の間に30以上のテーマをリリース予定です。

  • 社会におけるAI(AI in Society) (2025年3月下旬公開済み)
  • 文脈による人種差別(Racism by Context (2025年3月下旬公開済み)
  • 国境 (Borders) (公開準備中)
  • 気候適応 (Climate Adaptation) (公開準備中)
  • 廃棄物の文化 (Cultures of Waste) (公開準備中)
  • ジェンダー公正 (Gender Justice) (公開準備中)
  • 環境変化と人類の経験 (Environmental Change and Human Experience) (公開準備中)
  • 社会と文化におけるソーシャルメディア(Social Media in Society and Culture) (公開準備中)

・・・その他多数テーマをリリース予定

「Oxford Intersectionsにより、既存の学術領域の枠を超えて、相互に深く結びつくコンテンツの網として多種多様な分野を横断するようなものを構築したいと考えています。」
-SOPHIE GOLDSWORTHY DIRECTOR OF CONTENT STRATEGY & ACQUISITION FOR RESEARCH PUBLISHING

本製品のOUP作成のプロモーションビデオ(日本語字幕付き)はこちらをご覧ください。

特徴

Intersectionsの記事は以下の特徴を備えています。

  • 独自のDOI を持つ、引用可能なオリジナル研究
  • 参考文献を含めて 5,000~8,000 語
  • 最低 2人の外部の学者による厳格な査読済み
  • 学者および、大学レベルの読者向けに執筆
  • 国際的な学者編集チームによる委託
  • 世界中の研究者のニーズに応えるため、短期間で公開
  • より大きなトピック内に位置付けられ、幅広いテーマに関する独自の学際的な視点を提供
  • Oxford Academic プラットフォーム上の 300 万件のジャーナル記事と 60 万件の書籍の章にリンクして検索可能

ご契約形態

テーマ毎の買い切り方式です。価格は機関のFTE規模ごとに異なり、3年分買い切り合計で1,500~3,400ポンド程度が目安です。実際には個別にお見積り致します。各年分割払いも可能です。

テーマ例ご紹介①:社会におけるAI(AI in Society)

編集長:Philipp Hacker (Chair for Law and Ethics of the Digital Society/European University Viadrina in Frankfurt (Oder), Germany)

AI (Artificial Intelligence:アーティフィシャル・インテリジェンス、人工知能)が私たちの住む世界をどのように変えてきたか (そして変え続けているか)、良い面でも悪い面でも、また AI がもたらす課題や議論について調査する学術研究をまとめます。

ニュースやメディアでますます頻繁に取り上げられるようになったトピック、つまり AI が世界的な会話の中でどのように理解されているか (または誤解されているか)、研究者・消費者・市民が、プライバシー・信頼・セキュリティ・ガバナンスへの影響にどう対処していくかは、今後何世代にもわたって地域・国・国際レベルでイノベーションや政策を推進してゆくことになります。

本製品は、研究者や学生が AI テクノロジーの進歩がもたらす多次元的な社会的・文化的影響に取り組むための、豊富で現代的かつ、アクセスしやすい研究リソースとして機能します。

セクション

  • Business, Industry, and Finance
  • Culture, Art, and Knowledge Work
  • Governance
  • Majority World
  • Relationships
  • Work
  • Conflict
  • Environments
  • Health and Wellbeing
  • Personhood
  • Research and Education

詳細は出版社ページをご参照ください。

2025年3月下旬リリース時点では55件の記事を収録、以降3年間で新規記事を多数追加搭載予定です。
サンプル記事として「Clean Data: Recursion as Pollution in Environmental AI」を無料公開中です。

テーマ例ご紹介②:文脈による人種差別(Racism by Context)

編集長:Meena Dhanda(Professor of Philosophy and Cultural Politics)

個人や集団にとっての人種差別の生きた経験には、歴史的人種差別の遺産を背負い、多くの場合何世紀にもわたって、性別や階級などの要因が密接に絡み合った文脈の中で、あらゆる社会的領域にわたって、体系的かつ構造的レベルから表立った対人関係的なレベルまで、人種差別の累積的で相互に関連した影響が伴います。

本テーマでは、関連するセクションの構造を通じて、人種差別のこの階層的で多次元的な性質を探ります。各セクションは、特定の領域 (政治と政府、労働と経済、教育、芸術と文化、健康と福祉など) における人種差別に焦点を当てており、それぞれが独立していながらも範囲が重複し、内容が学際的です。これは、社会的領域全体にわたる体系的、構造的、明白な人種差別を探る体系的で統合的な研究が試みられた初めてのケースであると考えています。

セクション

  • Academia and Education
  • Art and Culture
  • Gender, Body, and Relationships
  • Health and Welfare
  • Labour and the Economy
  • Legacy and Memory
  • Media, Entertainment, and Sport
  • Place and the Environment
  • Police and Criminal Justice
  • Politics and Government
  • The Sciences, Medicine, and Technology

詳細は出版社ページをご参照ください。

2025年3月下旬リリース時点では41件の記事を収録、以降3年間で新規記事を多数追加搭載予定です。
サンプル記事として「Anti-Asian Racism in U.S. Politics」を無料公開中です。

お問い合わせ

本件についてのお問い合わせ、お見積りについては最寄りの紀伊國屋書店営業所もしくはこちらからお願いいたします。

(雑誌部)