難民研究百科事典(全2巻)
The SAGE Encyclopedia of Refugee Studies

Editor: Yen Le Espiritu, Distinguished Professor of Ethnic Studies at the University of California, San Diego
2025:11 2 vols. 912 p. set ISBN 978-1-071-91936-1 (Sage) -GB-
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概要
今日も世界各地で続く難民と強制移住の悲劇は、21世紀の最も深刻な課題の一つといえるでしょう。2020年時点で、7千万人以上もの人々が、さまざまな事情で故国を追われ、難民あるいは難民申請者、国籍喪失者の状態にとどまっていました。実に2秒に1人の割合で、国家規模の紛争ばかりではなく、地球規模の気候変動や感染症の影響によっても、国外退去を余儀なくされる人々が発生し続けています。近年、先進諸国においては、移民・難民に対する世論が厳しくなる傾向がありますが、今あらためて、分野を越えるこの重大な人道問題に対する意識を新たにしておく必要があるでしょう。
社会科学で著名な出版社セイジが満を持して送る本書「難民研究百科事典」は、全2巻、250以上の項目にて、難民研究の最新の風景へと案内します。3つの大きなテーマ「法・政治・政策」「人道主義と人道支援機関」「メディア・文化・ストーリーテリング」を軸として、移民研究、先住民研究、批判的人種研究、環境学、社会学、政治学、法学、人類学、芸術を含む広大な学問分野の境界を越える知見を結集しました。研究者と当事者から成るフォーラムである「批判的難民研究コレクティブ」のメンバーが編集を担い、難民問題を帝国主義、人種差別、軍国主義や家父長制と関連する論点からも検討します。学術的な分析はもちろん、当事者性も重視し、難民自身の声や生きられた経験、個人としての表現を、一人称のナラティブや「視覚的ストーリーテリング」といった手法を交えて共有するのも特色です。
世界的に紛争がおさまらない一方で排外主義の機運が強まり、難民の生命と人権が危惧される時代に、分野を越えて共有すべきレファレンスとして、本書をおすすめします。
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(紀伊國屋書店 学術洋書部)