概要
20世紀から21世紀にかけてのアメリカ合衆国政府の連邦記録より、機密解除文書を収録するデータベースです。大統領図書館や行政各省庁より収集した機密解除文書の大半を提供する包括的なコレクションで、諜報文書、政策文書、外交書簡、閣議録、短報、国内の監視・軍事報告などの文書が含まれます。
古くは1900年まで遡り、新たな機密解除文書も、学術研究者の監修を経て追加収録されます。
収録内容・特徴
米国の国家安全保障、外交政策の舞台裏における最高レベルの意思決定
収録文書はすべて機密解除文書で、その多くが大統領記録です。これらの文書は機密性の高い国家安全保障および外交政策に関する最高レベルでの政策決定に対し、ユニークかつ舞台裏からの視点を提供します。第一次世界大戦以前より現在に至るまでの、重要な外交政策の進展と国際危機をカバーします。
トピック例:
第二次世界大戦開戦と経過、アジア・アフリカ地域における植民地主義終焉、中東の経済的・戦略的重要性の認識、冷戦の進行、ソビエト拡大、難民・亡命問題、ラテンアメリカの経済・社会的な階層、戦後直後の荒廃・経済破綻後の西欧の「奇跡」、アジアにおける「ドミノ理論」の適用、朝鮮戦争、ベトナム戦争、1960年代における米国と非同盟国との関係、デタント期の米ソ関係、国際貿易、核拡散、中東紛争、対テロ戦争、国内の監視、公民権、反戦運動、行政乱用、米国内の機密事項(ホームグロウンテロ等) その他多数
原資料提供機関
各大統領図書館や、原子力委員会、中央情報局、国防総省、司法省、国務省、連邦捜査局、国家安全保障会議その他の連邦省庁が所蔵する主要な機密解除文書を多数提供します。
文書収集にあたっては、各大統領図書館が所蔵する機密文書に対し、情報公開法に基づく開示請求により実現した機密解除文書をモニタリングし、さらに国務省、国防総省、中央情報局、連邦捜査局(FBI)、総合参謀本部、原子力委員会、司法省、国務省、連邦捜査局(CIA)、国家安全保障会議等の行政官庁より多くの主要な機密解除文書を収集しました。
原資料提供機関例
ホワイトハウス、住宅都市開発省、軍備管理軍縮庁、国家安全保障会議、司法省、原子力エネルギー委員会、中央情報局(CIA)、労働省、作戦調整委員会、連邦捜査局(FBI)、内務省、対外経済政策会議、国務省、財務省、連邦取引委員会、農務省、交通省、アメリカ航空宇宙局、商務省、健康教育福祉省、議会、国防総省、大統領科学諮問委員会、上院、エネルギー省、情報局、北大西洋条約機構、国土安全保障省、国際開発庁、 国連 他
収録文書の種類
米国務省の政治分析資料、ホワイトハウスのconfidential扱いのファイル文書、米国国家安全保障会議の政策方針、中央情報局の諜報メモ他、20-21世紀の米国政府および世界の出来事の内部業務に関するユニークな洞察を提供します。
収録文書例
閣議録、中央情報局 諜報調査書・報告書、連邦捜査局の調査および諜報関連文書、メモ、書簡、概説書、指示、電信他、米国外交関連職員が送受信した文書、総合参謀本部文書、国家安全保障会議政策方針、大統領会議、国務省の政治分析、技術調査書、通商条約・調査・分析、米国の海外首脳や官僚との会議報告、 ホワイトハウスのConfidentialファイル文書 他多数
検索項目
収録文書は、OCR処理による全文検索(手書文書を除く)の他、文書の種類、発行日、文書提供機関、機密レベル(confidential(秘)、secret(極秘)、top secret(機密)等)、検閲の有無(政府の検閲により、本文が何らかの形で削除、取消、隠匿されている)、機密解除日その他の項目から検索可能です。
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