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『OCLC News』一覧 >>
目次
- WebJunction上でオンライン講座”Wikipedia + Libraries: Better Together”の教材が公開
- ローカン・デンプシーによるブログシリーズ” The Powers of Library Consortia”
- 2019年度IFLA/OCLC 研修プログラム参加者募集開始
- OCLC、スウェーデンのBibliotekscentrum Sverige AB と提携
- SAE Instituteが世界25ヶ国51ヶ所の拠点にWMSを導入
WebJunction上でオンライン講座”Wikipedia + Libraries: Better Together”の教材が公開
WebJunction上でオンライン講座”Wikipedia + Libraries: Better Together”の教材が公開されました。
このトレーニングカリキュラムはOCLCの”Wikipedia + Libraries: Better Together”プロジェクトのもと、アメリカの公共図書館と英語版Wikipediaの連携を強化するために作成されました。このプロジェクトはナイト財団(the John S. and James L. Knight Foundation)とWikimediaとOCLCによって設立され、2016年12月から行われていました。
プログラムは、アメリカの公共図書館のスタッフ向けに作られており、次のことを学んでいきます。
- Wikipediaへの理解を深める。
- Wikipediaの評価・編集の訓練。
- 図書館にWikipediaのプログラミングを導入する計画の策定。
- コミュニティにおける情報リテラシー教育のリーダーとしての図書館の役割を発展させる方法。
Wikipediaを編集した経験がない参加者でも、洗練された教材でスムーズにWikipediaの編集に習熟できます。まずは始めてみて、自信を持てるようになったら、この教材で同僚にもトレーニングを行って下さい。
既に参加した受講者からは、以下の様な感想が寄せられています。
「私もかつてはWikipediaの信頼性を疑っていた99%のユーザーのうちの一人でした。ですが、この講座でWikipediaに対する見方がガラリと変わりました。今ではWikipediaと、クラウドソーシングと、より大きなスケールのコミュニティに貢献することの価値を理解する図書館員になりました。」
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ローカン・デンプシーによるブログシリーズ” The Powers of Library Consortia”
OCLCのメンバーシップ、リサーチ部門及びOCLC戦略を担当する副社長ローカン・デンプシー (Lorcan
Dempsey) による、4パートからなるブログ”The Powers of Library Consortia”が公開されました。
このシリーズでは、それぞれの図書館と図書館ネットワーク全体の双方において、影響力を高め、知見やイノベーションを共有し、スキルを構築し、またそれを測るような、図書館同士の協力によって得られる効果を探求しています。
4パートに分かれるこのブログでは、このフレームワークを使って、図書館コンソーシアムもしくはその協力組織について考えます。これには以下2つの目的があります。
- 重要だが軽視されがちなトピックについて考えるために、コンソーシアムの形態と力学についていくつか確認すること
- 学びとイノベーションを計測することが、重要かつ共通の関心事になってきており、また今後ますますリソースを割くべき対象であることを強調すること
デンプシーのブログ(4パート)は、以下です。
- The powers of library consortia 1: How consortia scale capacity, learning, innovation and
influence
- The powers of library consortia 2: Soft power and purposeful mobilization: scaling learning
and innovation
- The powers of library consortia 3: Scaling influence and capacity
- The powers of library consortia 4: Scoping, sourcing and right-scaling
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2019年度IFLA/OCLC 研修プログラム参加者募集開始
2018年8月、OCLCとIFLA(国際図書館連盟)は2019年度の「the 2019 Jay Jordan IFLA/OCLC Early
Career Development Fellowship Program」の応募受付を開始しました。
この研修プログラムはIFLAとOCLCがスポンサーとなり、発展途上国の若手図書館員が参加して、アメリカ・オハイオ州のOCLC本部で、2019年3月16日から4月12日まで4週間かけて行われます。研修内容には、現代の図書館が直面する情報技術、図書館運営、図書館間の国際的協力などに関する幅広いテーマが含まれ、既に39の国々から90名の応募がありました。
プログラムの詳細は、第84回のIFLA総会にて発表され、ウェブサイトでも閲覧可能です。(応募の締め切りは2018年9月28日で終了しました。)
OCLC社長のスキップ・プリチャードは、「このプログラムは、参加した図書館員のキャリアに影響を与え続けています。また、参加者たちが母国で図書館界のリーダーとなるにつれ、世界中の図書館員に影響を及ぼしています。」とコメントしています。
研修の間には、図書館間協力のモデルとなる機関を訪問し、また今後の成長の助けとなるよう、国際的な図書館コミュニティとの交流も行います。また、他の参加者と母国での習慣と文化を共有する機会もあります。
2017年度のザンビアからの参加者、Patience Ngizi-Haraは「この経験は、私がより良い図書館員になるのを助けてくれるでしょう。人生を変える経験でした。」と述べています。また、2018年度のケニヤからの参加者、Arnold Mwanzuは「プログラムが国際的な図書員のリーダーシップに焦点を当てているのが気に入っていました。」と述べています。
本研修の第一回の参加者であり、マレーシア、Sarawak State LibraryのCEO、Rashidah Bolhassanが寄せた動画によるコメントも、こちらからご覧頂けます。
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OCLC、スウェーデンのBibliotekscentrum Sverige AB と提携
OCLCはスウェーデンにおけるWorldShare Management Services (WMS) の提供に関し、スウェーデンの主要な図書館ソフトウェアプロバイダであるBibliotekscentrum Sverige ABと提携しました。
WMSが更に発展していくには、段階的に全世界へ展開していくことが必要です。Bibliotekscentrum
Sverige ABの社長、Henrik Hagelbergは「それぞれの国に、図書館管理に関するユニークな特性があります。スウェーデンでWMSを提供するにあたっては、OCLCがこれらの特性を理解していることが重要でした。私たちとパートナーシップを築くことにより、OCLCはスウェーデンに関するもっとも豊富な知識を有するパートナーを得たと言えます。」と述べています。
OCLCの副社長エリック・ヴァン・ルベックは、「これは双方の組織にとって重要なイニシアチブです。2011年にローンチした当初、WMSは世界初のクラウドベースの図書館管理システムでしたが、短期間に世界600以上の図書館によって採用されました。共有は、WMSの開発アプローチにおける核心的概念です。データとワークフローを共有することは、図書館管理に大きな省力化をもたらします。私たちはスウェーデンの図書館に、是非これらの恩恵を享受してほしいと思っています。」とコメントしています。
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SAE Instituteが世界25ヶ国51ヶ所の拠点にWMSを導入
オーストラリアで設立され、世界各地に拠点を持つデジタルアーツの大学SAE Instituteは、世界25ヶ国51ヶ所の拠点でWorldShare Management Services (WMS)を利用しています。
WMSは購入、貸出、資料の共有、メタデータ作業、ライセンス管理、ディスカバリー等、図書館管理に必要な機能を全て備えています。その他、利用状況を把握する助けとなる、各種のリポートを作成する機能も備えています。
SAEを擁するNavitas グループの学務担当副総長でありキャリア・産業部門のラッファエーレ・マルチェリーノ (Raffaele Marcellino) は「OCLCのコミュニティに加わることができ光栄です。世界50以上のキャンパスにいる私たちの学生と教員が、グローバルで洗練されたサービスを享受できるのを楽しみにしています。」と述べています。
WMSは図書館に、WorldCatという礎のもと、グローバルなOCLCコミュニティ同士の協力に基づく、より効率的なワークフローを提供します。
WMS導入以前、SAEの図書館はそれぞれ異なるシステムを利用していた為、共同作業を行ったり、他の地域の資料を利用することができませんでした。よってSAEは、世界25ヶ国にバラバラに蓄積された情報と人的資源を、効率的に共有する図書館サービスを探していました。
SAE のデジタル資料キュレーターのクリストファー・パローズ (Christopher Paroz) は、「学生が世界のどこにいようと、同じように情報にアクセスできるソリューションであることが重要でした。OCLCのサービスを導入することで、それが可能になりました。OCLCのシステムは、私たちの図書館とそのサービスをグローバル化するプラットフォームを提供してくれました。」とコメントしています。
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(紀伊國屋書店 OCLCセンター)
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