図書館をつくる

【動画公開中】CHORUS主催フォーラム「オープンリサーチの未来をつくる」

2021.03.19
CHORUSフォーラム,オープンリサーチ,オープンアクセス,オープンサイエンス,研究インテグリティ

公的資金配分を受けた研究成果のオープンサイエンスフレームワークの構築を支援する米国非営利組織CHORUS(コーラス)主催によるオンラインフォーラムをご案内いたします。「オープンリサーチの未来をつくるMaking the Future of Open Research Work」というテーマのもと、米国を中心とした海外の最新動向を2部構成でお届けいたしますが、日本からリアルタイムでの視聴が難しい時間帯の開催のため、ご登録いただいた方には録画視聴のご案内をCHORUSよりメール配信いたします。海外学術コミュニティでおなじみのメンバーが登壇いたしますので、是非視聴ご検討のほど、お願いいたします。

※本イベントは終了しました。動画を公開しておりますので是非ご覧ください。(2022.05.12更新)

CHORUSフォーラム「オープンリサーチの未来をつくる」

CHORUS FORUM: MAKING THE FUTURE OF OPEN RESEARCH WORK

主催:CHORUS
ハッシュタグ:#CHORUSForum (Twitter検索 / Twitter)

開催日時

2021年4月24日(土) 0:00 – 2:30
(現地時間:April 23, 2021 11:00 AM – 1:30 PM EDT 米国東部標準時・夏時間)

開催手段: Zoom ウェビナー
参加費:無料
言語:英語(同時通訳はありません)
お申し込み方法:4月19日までに以下URLより直接お申込みください。登録者にはCHORUSより詳細情報をご連絡いたします。また、後日発表資料と録画視聴のご案内をCHORUSよりメール配信いたします。下記リンクより動画・資料公開中です。
CHORUS Forum: Making the Future of Open Research Work – CHORUS (chorusaccess.org)

開催趣旨

オープンサイエンスのイノベーションを推進するためにステークホルダーが協力する中で、(CHORUSのような)インフラ・プレイヤーが学術コミュニケーション/コミュニティを支援する方法は数多くあります。出版社は、より多くのコンテンツをオープンアクセスにするための新しいモデルを導入していますが、それらのモデルを機能させるために、購読機関、研究者、論文に関するメタデータをどのように結びつけているのでしょうか。オープンアクセスのための新しいモデルを出版社だけでなく図書館にとっても成功させるためには、どのようなインフラが必要なのでしょうか。また、資金提供機関、研究者、そして研究機関は、オープンリサーチの未来を実現するためにどのような要素が必要なのでしょうか。

このCHORUSフォーラムでは、オープンリサーチのためのいくつかの新しいモデルの複雑さと共通点に着目し、相互運用可能でオープンなエコシステムによりこれまでに行われてきた進歩をコミュニティとしてどのように構築できるかを議論します。

登壇者やパネリストは、資金提供機関、研究機関(図書館)、研究者、出版社など多様な方々で構成されており、それぞれのケーススタディを共有し、パネルディスカッションに参加していただきます。質疑応答の時間も設けておりますので、「オープンリサーチの未来をつくるMaking the Future of Open Research Work」というテーマで、ご質問やコラボレーションへのアイデアをお持ちください。

第一部「The New OA Models」

モデレーター:David Crotty, Editorial Director, Journals Policy, Oxford University Press

現在海外の学術出版社は持続可能なオープンアクセス出版に転換するための新しいモデルを試行しています。それぞれの登壇者より新モデルとその課題についてお話しいたします。

トピック1:Transformative Model for Open Access Publications
登壇者:Scott Delman, Director of Publications, Association for Computing Machinery (ACM) (bio)

トピック2:Community Action Publishing (CAP)
登壇者:Sara Rouhi, Director of Strategic Partnerships, PLOS (bio)

トピック3:Subscribe to Open (S2O)
登壇者:Richard Gallagher, President and Editor-in-Chief, Annual Reviews (bio)

トピック4:View from the Library
登壇者:Courtney Crummett, Collection Strategist for Science & Engineering and Research Data, MIT Libraries (bio)

第二部「What Infrastructure is Needed to Make Open Research Work?

モデレーター: Alix Vance, Chief Executive Officer, AIP Publishing

パネリストは、オープンリサーチを実践するために必要なインフラの要素について議論します。近年、オープンリサーチ実現のために、公開された相互運用可能なインフラの構築が進んでいますが、まだそこまでには至っていません。実現するために何ができるのでしょうか?この道を進めるためには何が必要なのでしょうか?どういう点が複雑な状況となっているのでしょうか?

パネリスト:David Sweeney, Executive Chair, Research England, UKRI (bio)

パネリスト:Caroline Lynn Kamerlin, Professor of Structural Biology, Uppsala University (bio)

パネリスト:Curtis Brundy, Associate University Librarian for Scholarly Communications and Collections, Iowa State University Library (bio)

パネリスト:Kathryn Sharples, Senior Director, Open Access, Wiley (bio)

 

本件のお問い合わせについてはinfo@chorusaccess.org もしくは紀伊國屋書店 江崎までお願いいたします。

(紀伊國屋書店 雑誌営業部 江崎)