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事例紹介:四日市看護医療大学  看護医療学部臨床検査学科

2022.02.09

暁学園、四日市市、市立四日市病院との公私協力方式により、2007年4月に開学した四日市看護医療大学は、2020年4月に医療看護学部に臨床検査学科を開設しました。2020年度に、施設・設備の整備が終了しましたので、臨床検査学科の設備についてご案内致します。

『四日市看護医療大学 臨床検査学科の概要』

令和2年4月開設

■所在地 :三重県四日市市萱生町1200

■学部学科;医療看護学部臨床検査学科(入学定員:50名)

■設立目的:四日市看護医療大学は、2007年4月に看護学部看護学科の単科として開学しましたが、開学時より構想していた「四日市看護医療大学」としての教育・研究体制を整えるため、看護学科に加え、新たな医療技術系の学科として、2020年4月に「臨床検査学科」を開設しました。「臨床検査学科」では、4年制大学における幅広い学びを通して、医療に必要な専門知識のみならず、優れたヒューマンケア能力を持つ臨床検査技師を養成します。

■特徴:当該学科は、中部地方の4年制大学としては初となる文部科学大臣指定の臨床検査技師養成学校です。国が定める指定規則に則った専門性の高い教育を行います。さらに、中部地方初となる「細胞検査士」コース(選抜制)を設けており、臨床検査技師と細胞検査士のダブルライセンス取得が可能です。

【施設・設備のご紹介】

実習室1

・4室の実習室が整備されています。
・4室とも、顕微鏡画像やPC画像等を投影するために天吊プロジェクタを含む視聴覚設備が整備されています。
・実習室1では、形態学実習のために、各種のミクロトームなどが配置されています。
・クラスⅡキャビネットも数台設置されています。

実習室2・準備室

・医用工学/電子工学実習のための機器の他、免疫/微生物実習のための各種遠心機が配置されています。
・準備室にも、免疫血清学用の遠心機が設置されています。

実習室3

・分析装置(紫外可視分光光度計/微量サンプル分光光度計)が設置されています。
・遺伝子関連実習のために、DNAシーケンサも整備されています。

臨床生理学実習室

・診療用ベッドが7台配置され、超音波診断装置や心電計などの医療装置が配置されています。
・レクチャーゾーンには、天吊プロジェクタ等の視聴覚設備も整備されています。

細胞診講義室

・細胞検査士養成のための部屋です。細胞診講義のための生物顕微鏡が配置されています。
・写真奥に映っているのは、最大13人が同時に観ることができるディスカッション顕微鏡です。

培養室・共通機器室

・CO2インキュベーターやクリーンベンチが整備されています。研究用だけでなく実習でも使用します。
・共通機器室には、研究用の蛍光顕微鏡が配置されています。