これからの学び

LibrariE導入・選書のコツご紹介【学校向けイベント2022】

2022.09.27

本記事では「LibrariE学校向けイベント2022~電子書籍で読書と学びに新たな可能性を~」(2022年8月23日開催)の模様をご紹介します。
イベントでは、電子図書館LibrariE(ライブラリエ)のサービス説明のほか、日本体育大学柏高等学校メディアセンター 沖田様に「導入・運用の課題とコツ」と題して講演頂きました。また、導入校の事例紹介やLibrariE体験会も行いました。
イベントのアーカイブ動画を公開しています。【期間限定:2023年3月31日まで】
※本動画は公開を終了致しました。

内容(リンクをクリックすると該当セクションへジャンプします)

  1. 【サービス説明】LibrariE(ライブラリエ)について
  2. 【講演】電子図書館導入・運用の課題とコツ
    日本体育大学柏高等学校 メディアセンター 沖田 綾子 先生(学校司書)
  3. LibrariE(ライブラリエ)体験会
  4. 最新情報のご案内/紀伊國屋書店新宿本店からのお知らせ
  5. 質疑応答

【サービス説明】LibrariE(ライブラリエ)について

LibrariE(ライブラリエ)とは、小説や参考書など一般書を中心に約10万点を搭載している貸出・閲覧型の電子図書館サービスです。2022年9月現在、600以上の機関にご導入頂いており、大学図書館や公共図書館の他、150以上の学校図書館(小・中・高)に導入頂いています。
イベントでは、サービスの特徴や搭載コンテンツ、ライセンスタイプについてご紹介しました。

<関連リンク>
商品概要/カタログ
日本電子図書館サービス(提供元)

2.【講演】電子図書館導入・運用の課題とコツ
日本体育大学柏高等学校 メディアセンター 沖田 綾子 先生(学校司書)

紙書籍・電子書籍の選書の違い

LibrariEご導入後は、基本的に学校様にて選書し、電子書籍のラインナップを増やして頂く流れとなります。講演では、紙書籍と電子書籍の選書しやすい点・選書しにくい点について、ご説明頂きました。

また、電子書籍の選書で注意されている点として、本の内容・本の難易度・予算に加えて、費用対効果を吟味する必要がある点を挙げています。

参考とするモデル校選び

電子図書館を検討する際や、電子書籍の費用対効果を考える際の材料として、導入校を参考にする方法があります。講演では、参考とするモデル校を探す際、自身の学校や理想に近い導入校を選ぶことが大切だと指摘されています。
導入校によって利用傾向や特色は様々ですが、その中から利用傾向が共通しているもの・需要が高いものを大きく6つに分け、ご説明頂きました。

この他にも、サイエンス系やスポーツ系など、学校で力を入れているジャンルの書籍を揃えているケースがあります。日本体育大学柏高等学校様の場合は、これら6つの利用傾向をまんべんなく網羅しながら選書されています。
学校によっては、2~3つの利用傾向に厳選して選書されているケースもあります。イベントでは、紀伊國屋書店からも公立高校様の事例、探究学習で活用されている事例、小学校様の事例などを複数ご紹介致しました。(アーカイブ動画0:34:30~)

<関連リンク>
日本体育大学柏高等学校LibrariE
日本体育大学柏高等学校メディアセンター電子図書館コラム

3.LibrariE(ライブラリエ)体験会

LibrariEを利用するにあたっては、①電子図書館サイトと②選書オーダリングシステムの2つのサイトを使って運営していきます。

イベントでは、①電子図書館サイト用の体験IDとパスワードを申込者へ発行し、検索方法や、貸出・返却の手順、書籍の閲覧画面等を実際に操作頂きました。また、②選書オーダリングシステムの操作画面もご紹介しました。アーカイブ動画では、体験会の様子をご覧頂けます。
※無料トライアルを随時承っております。ご希望の際はschool@kinokuniya.co.jpまでお問合せ下さい。

4.最新情報のご案内/新宿本店からのお知らせ

新規搭載された英語多読の定番コンテンツ、マクミランリーダーズシリーズ(全109点 買い切り型)や、おすすめセット5種(「話す、考える、書く技術」「多様性(こころとからだ)」「文学賞」「SDGs」「哲学」)をご紹介しました。

イベント当日は新宿本店イベントスペースで開催したこともあり、ご挨拶とリニューアル状況の紹介がありました。
紀伊國屋書店新宿本店リニューアルの詳細はこちらから

<関連リンク>
紀伊國屋書店新宿本店公式サイト
紀伊國屋書店新宿本店公式Twitter

質疑応答

本記事では、寄せられたご質問と回答の一部をご紹介します。※すべての質疑応答内容はこちら

導入後の利用状況はどうなっているのでしょうか?

(沖田様)日本体育大学柏高等学校は導入して7年になりますが、右肩上がりで推移しています。電子図書館の利用率が高く、紙図書館と比べると、5〜6倍ほど、貸出冊数が多い状況です。特にコロナ禍で利用が増えましたが、コロナ禍以降も紙書籍と比べると利用が伸びています。

(紀伊國屋書店)日本体育大学柏高等学校様の場合は、各学年でオリエンテーションを実施されたほか、電子図書館のポスターを図書館や教室等に掲示し、周知を図ったそうです。他には、図書委員の生徒と司書が協力し、図書委員のオススメ書籍をQRコードの形で掲示するなど、直接電子書籍にアクセスできるよう工夫されている学校もございます。利用促進のアイディアについては、弊社からもご提案させて頂ければと思います。

独自資料エリア〔注〕ではどのようなものを掲載していますか?

(沖田様)毎年進学進路で使う手引き(100ページ程度の冊子)の電子版を掲載しています。コロナ禍の最中は保護者も閲覧*できるように設定しました。その他に、漫画研究会の機関誌も掲載しています。今後の展望としては、文化祭における優秀団体の活動報告や、陸上部・野球部等の選手名鑑を一時的かつ限定的(保護者や部活関係者のみ)に掲載することも検討しています。ただ、現段階では全校生徒が使える資料から掲載しています。*現在は生徒と教員のみ閲覧可能

(紀伊國屋書店)その他に、探究活動のポスターや優秀論文をLibrariEに掲載している学校もございます。先輩が作成した資料はそれ自体が学習素材になりうるため、電子図書館に搭載することで、いつでもどこからでも利用でき、利便性があがったという話も伺っています。
〔注〕独自資料エリアは有償のオプション機能となります。

日本体育大学柏高等学校様は独自資料エリアを活用し、進路ガイダンスを掲載

おわりに

電子図書館の導入を検討中の学校様も、導入済みの学校様も、活用や選書の事例を知って頂ける貴重なアーカイブ動画となっております。今後のご検討の参考として、ぜひご覧くださいませ。
【期間限定:2023年3月31日まで】※本動画は公開終了致しました。

<お知らせ>

紀伊國屋書店 学校教育ICT推進部では、学校様向けにLibrariEメールマガジンを配信しております。おすすめコンテンツや新搭載情報、LibrariEの便利な使い方等を随時ご紹介しています。
配信をご希望の方は、school@kinokuniya.co.jpまでお気軽にご連絡くださいませ。

本件についてのお問い合わせは、最寄りの紀伊國屋書店営業所もしくはこちらまでお願い致します。

(紀伊國屋書店 学校教育ICT推進部)