図書館をつくる

OCLC News 第66号

2023.01.06
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OCLC News 第66号

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台湾の朝陽科技大學でWMSが稼働

11月23日より、台湾の朝陽科技大學にてWorldShare Management Service(以下、WMS)が新しい図書館サービスプラットフォームとして稼働を始めました。

朝陽科技大學は台湾中部の霧峰区にある私立の工科大学で、6つのカレッジと24の学部から構成され、14,500人の学生に22の修士課程と5つの博士課程を提供しています。また、the Times Higher Education(THE)誌の世界大学ランキングで6年連続の上位にランクインするなどアジア圏でも注目度の高い大学です。

これは台湾で初めてのWMSの導入となり、彼らのワークフローは強化され、図書館のコレクションをよりよく管理できるようになるでしょう。

朝陽科技大學の図書館・情報部門の最高責任者であるHung-Chi Chu氏は下記のように述べています。

「私たちがWMSを選んだ理由は、WorldCatが高品質のメタデータを提供してくれるからです。私たちは、スタッフのワークフローを改善し、バックオフィスとフロントエンドシステムとのより良い統合を実現したかったのです。また、私たちは学生のためにより良いオンラインカタログを提供したいとも考えています。新しいシステムは、学生や我々にとって、Discoveryの利用を進め、図書館の機能を最適化するのに役立つでしょう。また、WMSを通じて利用できる豊富なオープンアクセス資料は、大学の研究プログラムにも役立つことでしょう。」

WorldShare Management Services(WMS)は、WorldCatを基盤としたクラウドベースの図書館サービスプラットフォームで、図書館スタッフはOCLCの共有データネットワークと技術を利用して、より効率的なワークフローを実現することが可能です。WMSはまた、スタッフがあらゆる形式のリソースをよりよく管理し、図書館のコレクションと世界の知識へのアクセスを利用者に提供することを可能にします。

「朝陽科技大學をWMSのコミュニティーに迎えることができ、大変うれしく思っています。WMSの導入により、彼らは学生の体験と職員の効率を向上させることができるでしょう。WMSの導入は、図書館と大学がOCLCの図書館のグローバルネットワークの一部として、研究と革新における戦略的な優先事項を満たし続けることができることを意味するのです。」とOCLC EMEA & APAC副社長兼マネージングディレクターのEric van Lubeekは述べます。

今後、アジア圏でもWMSの存在感は高まっていくものと思われますので、どうぞご注目下さい。

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