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【紀伊國屋書店新宿本店3Fアカデミック・ラウンジ】 『知の統合は可能か パンデミックに突きつけられた問い』刊行記念  瀬名秀明氏×渡辺政隆氏 トークイベント

2023.03.10

【紀伊國屋書店新宿本店3Fアカデミック・ラウンジ】

『知の統合は可能か パンデミックに突きつけられた問い』(時事通信社:ISBN: 9784788718692)刊行記念

瀬名秀明氏×渡辺政隆氏 トークイベント

 

日時:2023年4月22日(土)14:00〜(開場:13:30)   ※対談は1時間を予定。対談終了後にサイン会を実施致します。
場所:紀伊國屋書店新宿本店 3階アカデミック・ラウンジ

著者である作家・瀬名秀明先生と、サイエンスライターの渡辺政隆先生を新宿本店アカデミック・ラウンジにお迎えし、トーク&サイン会を開催いたします。
本書10章~12章にて語られた瀬名秀明先生・渡辺政隆先生の対談のテーマでもある、「サイエンスコミュニケーション」のあり方と今後の可能性について、本書刊行からひと月が経った今、改めて語っていただきます。

新型コロナウイルスによる社会の混乱・不安の大きな原因の一つに、「サイエンスコミュニケーション」がうまく活かせなかったことが挙げられます。
サイエンスコミュニケーションとは、科学の「啓蒙」というトップダウン的なコミュニケーションに対する反省から登場した理念で、渡辺政隆氏は「互いの科学リテラシーの照らし合わせ」や「互いの認識のギャップを埋める行為」であると同書の中で説明しています。
「専門知」を集結して、一般にも分かる「総合知(=知の統合)」とし、新型コロナウイルスのような未曽有の人類の危機に立ち向かう方法としての「サイエンスコミュニケーション」のあり方について、是非お聞きください。

■本文からの著者二名の言葉抜き出し:

総合知とは、各人が各々の専門知を持ち寄って、相互流通性を確立することで、目の前に実際にある社会的な問題を具体的に解決してゆこうとする、総合的な知のあり方だということになる。となれば総合知は専門家一人では成しえない。
──瀬名秀明

深刻な問題ばかりでなく、雲のサイエンスを楽しく語り合うこともまた、サイエンスコミュニケーションの妙味である。今はまだ先が見えないが、いつかきっと霧は晴れると信じたい。
──渡辺政隆

【参加方法】
◆着席でのご参加:事前にご予約をお願い致します(先着20名)。
★ 申込~参加の手順 ★
①下記チケットサイトにてにて「着席参加申込」を申し込む。
②イベント当日、新宿本店3階アカデミックラウンジにて受付の者にお名前をお知らせ下さい。

お申込はこちらから(Peatixサイトに繋がります。お申込にはPeatixアカウントが必要です。お持ちでない方は、新規登録の上お申し込みください。)

◆立ち見でのご参加:ご予約不要で、無料にてご観覧いただけます。

 

瀬名 秀明 セナ ヒデアキ

作家。サイエンスライター。薬学博士。
東北大学大学院薬学研究科在学中の1995 年に『パラサイト・イヴ』で、第2回日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー。
大学院修了後、宮城大学講師を経て、東北大学工学部の特任教授 (SF 機械工学企画担当)に就任。
1997 年『BRAIN VALLEY』で第19 回日本SF 大賞受賞、2021 年『NHK 100 分de 名著『アーサー・C・クラークスペシャ ル ただの「空想」ではない』』で第52 回星雲賞ノンフィクション部門受賞。

渡辺 政隆 ワタナベ マサタカ

サイエンスライター。
日本サイエンスコミュニケーション協会会長。

文部科学省科学技術・学術政策研究所、科学技術振興機構、筑波大学広報室教授を経て、2019 年より東北大学広報室特任教授、2021年より同志社大学特別客員教授。
進化生物学、科学史、サイエンスコミュニケーションを中心に、『一粒の柿の種』『ダーウィンの遺産』『ダーウィンの夢』などの著作のほか、『種の起源』(ダーウィン著)、『ワンダフル・ライフ』(グールド著)など訳書多数。

主催:紀伊國屋書店
共催:時事通信社

 

(紀伊國屋書店 新宿本店・アカデミックラウンジ事務局)