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【横浜店】フェリス女学院大学の3ゼミ生合同企画で「ジェンダー」、「ハラスメント」、「アイドル」 の3領域をつなぐ選書フェアを開催

2024.07.18

【横浜店】フェリス女学院大学の3ゼミ生合同企画で「ジェンダー」、「ハラスメント」、「アイドル」の3領域をつなぐ選書フェアを開催

フェリス女学院大学(神奈川県/横浜市、学長:小檜山ルイ)では、2024 年7⽉16⽇(⽕)~7 月29 日(月)まで、紀伊國屋書店(横浜店)で3 つの専⾨ゼミナール合同チームによる選書フェアを開催します。
テーマは「ジェンダー」、「ハラスメント」、「アイドル」です。バラバラに⾒える三つの領域が重なり、繋がるように構成しています。ルポルタージュ、⼩説、エッセイ、漫画、絵本も含め厳選された35 点は、間口が広く手にとりやすいラインナップとなっています。
店内の棚は、ゼミ生が制作したPOP、装飾で親しみやすさも演出されています。ノベルティとしてオリジナルの栞やステッカー、LINE スタンプも学生が担当しました。ぜひお立ち寄りいただき、学生が選んだ本、学生が出会った世界や価値観に触れていただきたいと願っています。
本フェアは、藤巻光浩教授ゼミ(メディア研究)、関口洋平准教授ゼミ(アメリカ研究、ジェンダー研究)、山本千晶准教授ゼミ(ジェンダー法学)とゼミ生の共同によるイベントです。所属学部、学科の異なる3 ゼミ生が大学での学びを一般の方に向け、わかりやすく発信することをめざして企画しました。

 

【概要】
期間: 2024 年7⽉16⽇(⽕)~7 月29 日(月)
会場: 紀伊國屋書店 横浜店(そごう横浜店7F)
〒220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店7F

 

参加した学生からの主なコメントをご紹介します。

○棚全体の装飾を担当した学⽣
⾊々な意⾒が出てくるなかで何度もブラッシュアップし、パステルカラーの虹と雲で装飾する形でフェリスらしさや皆が伝えたいことを表現できたと思います。

○POP を担当した学生
限られたスケジュールで全員分のPOP の台紙を制作する作業は⼤変でしたが、協⼒して頑張ったからこそ打ち解け、ゼミが違うメンバーでも意⾒を出しやすい雰囲気に繋がったと思います。
自分にはない斬新なアイデアを聞けてとても勉強になりました。POP が展示されることがとても楽しみです。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

○栞を担当した学生
どうすれば見ていただけるかを重視し、表面には可愛らしいパンを、裏面には⼩説やエッセイ、漫画など、沢山の本から私たちの⼼に残った⼀節を引用しています。

○ステッカーを担当した学生
ノベルティのステッカーを⼀から企画・⽴案し、試⾏錯誤を重ねて形にすることができました。ステッカーのQR コードから、選書テーマにちなんだ学生オリジナルのLINE スタンプ*がダウンロードできます。(LINE スタンプ*:先着50 名様が無料ダウンロード可能)

○LINE スタンプのオリジナルキャラクター「はなつむりん」を創作した学生
キャラクターを知っていただく機会を増やすことで、キャラクターに込められた思いまで伝わると良いと思っています。

■選書フェアの企画、準備を通して

・3 ゼミ合同のため、所属ゼミ以外の⼈たちと交流できる⼀⽅で、話したことのない⼈たちと意⾒を擦り合わせ、⼤⼈数で進捗やスケジュールを合わせることは大変でしたが、率先して提案し、意⾒を出しやすい雰囲気を作ることに努めました。
・多くの初対面の人と⼀緒に作業しましたが、できるだけ⾃分から声をかけ、積極的に進めるよう頑張りました。何が必要かを自発的に考え、準備したことで皆から感謝の⾔葉をもらったときはとても嬉しかったです。
・3 つのゼミで1 つのものを作り上げること、コミュニケーションを取り、実⾏させることができて楽しかったです。
・いつもなら⼿に取らないような本や読みやすい漫画・絵本もあり、普段⾃分が考えていなかった問題や知らない分野、これまでにない価値観に出会うことができました。
・本を⼿に取ることは、新しい価値観や世界との出会いだと思います。
・今回扱う内容が、性の多様性やフェミニズムなど少しセンシティブな内容であったため、POP やノベルティで使用する言葉や表現方法に関していつも以上に慎重になって多角的な視点から言葉選びなどをする必要があると感じました。今回のフェアをきっかけに、多くのお客様が本を手に取り、日常にありふれている、決めつけられた「あたりまえ」や「普通」について考え直すきっかけとなればと思って取り組みました。

各ゼミの担当教員たちのコメントは次のとおりです。

○⼭本千晶准教授(国際交流学部国際交流学科/2025 年4 月からグローバル教養学部心理コミュニケーション学科共生コミュニケーター専攻)
⼤学では、⼀つの⽬標に向かって全員で⼒をあわせる、という経験が⽐較的少ないように思います。出来栄えよりも、他のゼミの学⽣たちと交流しながら、⼀つのものをつくりあげていく楽しさを経験してほしいと考えて参加しました。

○関⼝洋平准教授(文学部英語英米文学科/2025 年4 月からグローバル教養学部心理コミュニケーション学科メディア専攻)
⾃分が知らない本を学⽣が選んでくれました。とても興味深い本ばかりだったので、勉強になりましたし、ぜひ読んでみたいです。学⽣たちは本の⾒せ⽅についてもPOP や装飾、ノベルティなどさまざまな⼯夫を考えてくれました。これも⾃分が普段は意識したことのない点だったので、⾮常に新鮮な驚きでした。

○藤巻光浩教授(文学部コミュニケーション学科/2025 年4 月からグローバル教養学部文化表現学科ヨーロッパ・アメリカ専攻)
学⽣たちが選書した本の中には難しいものもありますが、学⽣たちのPOP から興味を深めていただければ幸いです。ぜひお立ち寄りいただき、学生が選んだ本、学生が出会った世界や価値観に触れていただきたいと願っています。

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