オープンサイエンスをテーマとした日本最大のカンファレンス「ジャパン・オープンサイエンス・サミット2025(Japan Open Science Summit 2025 / JOSS2025、2025年6月23日(月)~6月27日(金)にオンラインおよびハイブリッド形式にて開催)」にて、国立研究開発法人 科学技術振興機構(以下JST)およびCHORUS(日本販売総代理店:株式会社紀伊國屋書店)による共同フォーラムを開催いたします。本年は『B プラットフォーム・エコシステム』のカテゴリーで日本及び米国、オーストラリアの登壇者をお招きしています。日本時間での開催となりますので、オープンアクセスに関心のある方は是非参加をご検討ください。
JST-CHORUSフォーラム:研究成果の透明性確保とトラッキングのための戦略の開催主旨
今回のJST/CHORUS合同フォーラムでは、日本および世界における、研究者に求められるオープンサイエンスの要件の進化について探ります。
日本の新しいオープンサイエンス政策では、2025年度から新たに公募を行う競争的研究費によって創出された学術論文や根拠データの即時オープン化が義務づけられます。世界的にも、研究成果のオープンアクセス義務化の動きは加速しています。
研究公正の維持のために、研究者には、研究プロトコルの遵守、独創性の表明、資金の詳細の開示や研究に使用された設備などについて明示することが求められています。また、研究成果論文の投稿や出版の際には、研究成果の透明性やアクセス性を確保するために、リンク、PID(永続的識別子)、根拠データの記載が求められています。
本フォーラムでは、国内外から講演者を招き、出版プロセスにおける研究者の責任について議論し、研究成果の透明性の確保と研究成果情報のトラッキング促進に向けた戦略を探ります。
- CHORUSのイベントご案内ページはこちら(英語)
開催概要
本フォーラムは「ジャパン・オープンサイエンス・サミット2025」の一セッションとしてオンラインで開催されます。
プログラム・パネリスト
全ての講演は日本語と英語で行われます(同時通訳:株式会社NHKグローバルメディアサービス)。
- ご挨拶:マーク・ロバートソン氏/CHORUS アジア太平洋開発ディレクター
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- 講演1 「Open Data/Open Science for Researchers, Stakeholders and Citizens: From the Viewpoint of the Researcher」
中村 春木氏/ 大阪大学 , Editor-in-chief Biophysics and Physicobiology
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- 講演3「Why the Research Organization Registry (ROR) is a Key Part of Open Science Systems」
Ms. Amanda French/ROR Technical Community Manager, Crossref
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- 講演5「Supporting Open Science Practices — A Publisher Perspective」
Mr. Jeff Lewandowski/Director of Publishing, American Physical Society
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- CHORUSが提供するオープンアクセス論文・研究データのモニタリングツール「CHORUS Institution Dashboard Service」商品カタログはこちら
本件についてのお問い合わせはこちらまでお願いいたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
(紀伊國屋書店 雑誌部 杉村)