日本の現状と世界の動きを国内外に発信している英字新聞ジャパンタイムズのWeb版、ジャパンタイムズ・デジタルのご紹介をさせていただきます。
ジャパンタイムズ・デジタルとは
ジャパンタイムズのニュースサイトは1990年代後半、新聞のWeb版として登場しました。2006年にはデジタルの専門部署を立ち上げ、2013年に有料版、最近よく耳にするサブスクのことですが、ジャパンタイムズ・デジタルとして商品化しました。IPアドレス認証のデジタル商品の展開をスタートしたのが2016年となります。
すこし細かく説明いたします。
1990年代後半:ウェブ版登場
1997年に新聞のWeb版としてジャパンタイムズ・オンラインが登場しました。とてもシンプルなつくりで、サイトの記事は新聞に掲載されている記事と同一のもので、更新は日に1回でした。
サイトの改善
下の画像は2000年頃のトップページです。写真の配置や記事への動線など、試行錯誤しながらサイトの改善に取り組みました。読者としてはちょっとうっとうしいバナー広告も競いあうように派手さを増し、広告商品としても売り上げがあがってきた頃でもあります。
2006年:本格始動
2006年には専門部署を立ち上げ、デジタルファーストに舵を切り、Webの良さを活かそうと、サイトの充実をはかりました。新聞に掲載された記事だけではなく、紙面記事のさらに詳しい内容や続報を掲載し始めたことは、取り組みの1つになります。
2013年:有料版スタート
2013年にはコンテンツの充実と共に有料版としてジャパンタイムズ・デジタルがスタートし、読みやすさをかなり意識したデザインに一新しました。
現在では…
速報性を高めるため、また、新聞の限られたスペースでは伝えきれなかった内容や続報を発信するためにスタートしたジャパンタイムズ・デジタル。現在では、デジタルならではの動画や音声機能を活用し、様々な形でニュースをお届けしています。
コンテンツ
サイトの内容について触れていきます。
- 自社記事は1997年からの記事が搭載。通信社の記事は最長で10年間の搭載となります。
- プレミアムコンテンツ
- 動画
- Disasterページ
- 音声
- 関連記事リンク
デジタルは1997年からの記事が閲覧できますが、古い記事は主に自社記事です。通信社の記事は各社掲載期間が異なり、期間が過ぎると削除されていきます。また、通常のニュースの記事に加え、読み物としてプレミアムコンテンツがあり、他にもデジタルの特性を生かした特設ページや機能があります。
プレミアムコンテンツ
プレミアムコンテンツとは、弊社では「エバーグリーンコンテンツ」と呼ばれている、いつ読んでも色あせない特集記事や特別寄稿者による記事のことを指します。記者が時間をかけて取材した専門性の高い記事、やや専門的すぎて一般受けしないものも中にはあるかもしれませんが、特別寄稿者の中には研究者や元政治家、アメリカの元海軍軍人など幅広い分野の方々がおり、ジャパンタイムズの魅力の1つとなっています。
動画
動画をまとめたMultimediaのページでは新聞で提携しているニューヨークタイムズの動画の一部がご覧いただけます。過去の記事で使われた写真や弊社が作成したYouTube動画もそのページにまとめられています。
Disasterページ
災害が多い国として、災害情報に特化したDisasterページを開設しました。特に災害時、読者が必要としている情報になかなかたどりつけないとなると、発信している我々としても目的が失われてしまいます。災害情報を特設ページにまとめることで、迅速な情報提供を目指しました。また、大規模災害発生時にはオープンページとなり、VPNがつながらない状態でもご利用いただけます。
音声機能
今年2月15日掲載分より音声で記事を楽しんでいただけるようになりました。音声データが提供されている記事にはシークバーが表示され、その矢印をクリックすると音声がはじまり、データの再生がどこまで進んでいるかがわかります。再生速度は5段階で調整可能です。授業でリスニングに活用したり、ハンディキャップのある方にも記事をお楽しみいただけます。Internet Explorerは推奨対象外となります。他のブラウザも最新バージョン以外では音声データが利用できないことがありますのでご注意ください。
関連記事リンク
記事の途中にでてくるアンダーラインのあるワードをクリックすると、関連記事や関連サイトに飛びます。事前に知識がなかったとしても、より記事への理解を深めることができるようになっています。
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コンテンツの活用方法
次に活用事例を紹介させていただきます。
授業で活用(4技能)
英語のニュースサイトなので、情報収集としてもご活用いただくことは勿論ですが、サイトの記事を読むことでリーディング、音声機能を利用することでリスニング、ディクテーションやシャドーイングを用い、書くことでライティング、記事の内容をディスカッションすることでスピーキングというように、4技能をみがくためにご活用いただけます。
留学生の情報収集ツール:特設ページの活用
留学生の情報収集ツールとしての活用例です。先にも触れましたが、Disasterページは災害時に迅速に情報を伝えるために作られました。災害時のはやい情報収集は、命を守ることにもつながります。そして、現在終息の兆しがまだ見えていない新型コロナウィルスの情報を含め、日本語の習得がまだ十分でない留学生の不安を取り除くために、積極的に利用いただきたいと思っています。
例えばCOVID 19のバナーをクリックすると新型コロナウイルスに関連する記事を集めたページへとびます。日本や海外が現在どのような状況かを確認することができ、吹き出しマークをクリックするとライブチャットが開き、心配事や自分が持っている情報などを投稿することで、情報交換などコミュニケーションの場としてもお使いいただけます。
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この記事を通じてデジタルの良さをご理解いただけることを願っています。
(株式会社ジャパンタイムズ)
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