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事例紹介:山口東京理科大学 薬学部

2021.09.28

山口東京理科大学は2016年に山陽小野田市立の公立大学法人となり、2018年4月に薬学部(1学科/6年制)をスタートさせました。

2020年度末に施設・設備の整備が終了しましたので、薬学部の施設・設備についてご案内致します。

『山陽小野田市立 山口東京理科大学 薬学部の概要』

平成30(2018)年4月開設

■所在地 :山口県山陽小野田市大学通1-1-1

■学部学科:薬学部薬学科(6年制/入学定員:120名)

■設立目的:薬学部は、「薬学をとおして人の健康を守る」という高い志と倫理観・研究心を持ち、薬剤師資格を得た優れた薬学人を養成し、もって山口県を中心とする地域に貢献することを目的とします。公立大学の薬学部として、健康医療に係る地方創生の課題に積極的に取り組み、教育研究を通して人びとの健康増進と地域の発展に貢献します。

■特徴:薬学科は、入学者全員が薬剤師免許を取得することを前提に、医療・臨床の現場で薬の専門家として問題や課題を科学的に研究・実践する「医療・臨床薬学」、主に有機化学系、物理化学系、生命科学系の3つの分野の研究室で、治療薬開発に必要な基礎及び応用研究を行う「創薬科学」、薬学的な知識を生かし、生活習慣病などのさまざまな疾病を予防する手段を探ることで人々の健康をサポートする「社会健康薬学」の3領域で活躍できる人材養成をめざしています。

【施設・設備のご紹介】

有機化学系実習室

  • 有機化学系/物理化学系/生物系の各領域に、2室ずつ実習室が整備されています。

調剤実習室

  • 調剤台は一部を除き可動タイプを採用しています。
  • OSCEに対応できるよう、各レーンごとに分包機も配備されています。

無菌製剤実習室

  • クリーンベンチが16台、安全キャビネットが8台設置されています。

  • 手洗い台の給水カランはセンサー式となっており、手を触れることなく水が出るようになっています。

研究室

  • 実験系研究室が16室、非実験系研究室が1室、産官学連携用研究室が1室あります。

  • 各研究室とセットで自主研究室(学生居室)も整備されています。

多目的合成実験室

  • 合成反応装置等が設置されています。
  • 電源は防爆仕様となっています。可燃性ガスボンベを収容するシリンダーキャビネットも整備されています。

P2実験室

  • P2レベルの組み換え遺伝子実験室です。
  • 微生物実験用と細胞実験用に各1室整備されています。

NMR室

  • 600MHzの製品と400MHzの製品が各1台設置されています。

質量分析室(ガスクロマトグラフ飛行時間型質量分析装置)

  • 液体クロマトグラフ質量分析装置、液体クロマトグラフ飛行時間型質量分析装置、ガスクロマトグラフ飛行時間型質量分析装置等が設置されています。

暗室(超解像度共焦点レーザー顕微鏡)

  • 暗室は2室整備されています。
  • 共焦点レーザー顕微鏡は、超解像度タイプの最新式製品です。

プレナリーセッション室

  • 目玉施設の一つです。全員が参加するプレナリーセッション室が中央にあります。
  • プレナリーセッション室を取り囲むようにSGD(スモールグループディスカッション)室が計15室整備されています。

大教室

  • 大教室は270名収容可能で、プロジェクタや天吊スクリーンが整備されています。
  • CBTはこの教室にノートPCを持ち込んで実施する予定です。

中教室

  • 稼働率の高い中教室です。5室整備されています。

図書室

  • 閲覧席は78席あり、学生が夜まで自習のために、よく利用しています。
  • 図書にはICタグが貼付されており、入退館装置や自動貸出装置もICタグ対応の最新機種が整備されています。

食堂

  • 昼食時間は学生たちでにぎわいます。

ノースホール

  • 日当たりの良いラウンジです。
  • ここでは、よく学生たちが自発的にグループ学習を行っています。

動物舎(コンベ飼育室)

  • SPF(無菌動物)とコンベ(一般動物)で、マウス/ラットの飼育室が各2室ずつ整備されています。コンベ飼育室もクリーンな環境が保たれるよう空調が整備されています。

動物舎(SPF実験室)

  • SPF(無菌動物)とコンベ(一般動物)の各エリアに動物実験用の実験室が整備されています。
  • 他に行動観察用の実験室も2室あり、各々に防音室が整備されています。

動物舎(洗浄室・オートクレーブ)

  • 一度に多くの飼育ケージを滅菌できるオートクレーブです。