KinoDenのプラットフォームのアクセシビリティ機能が向上しました
2018年リリース時より弊社は「ひとりひとりの使いやすさ」を追求し、KinoDenのアクセシビリティ機能を重視してまいりましたが、この度、国立国会図書館の「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン1.0」に基づくプラットフォーム改修を行い、2024年5月にベータ版として公開致しました。
スクリーンリーダー等による操作性が従来より向上し、視覚に障害をお持ちの方にとって、KinoDenがより便利なものとなりました。
2023年7月に国立国会図書館が公開した、視覚障害者等が電子図書館を利用するにあたって必要なアクセシビリティに係る要件を整理することを目的としたものです。
スクリーンリーダーを用いた操作を可能とし、また提供される電子書籍の音声読み上げを可能とする為のアクセシビリティに係る要件を中心に位置づけています。
KinoDenでは、本ガイドラインで指定されている主要な項目に対応する開発を実施致しました。
実装機能の一例
下記はスクリーンリーダー(PC-Talker Neo)を利用した場合の画面です。
※PC-Talker Neoは、株式会社高知システム開発の商標です。
検索結果へのリンクが付与され素早く検索結果へアクセス可能(Tabキー操作時のみ表示)
プルダウンの選択項目も含め、全ての操作がキーボード上で完結
全ての項目に説明文、ラベルを付与(音声上では何のボタンか分からないという問題を解消)
各項目に適切な見出しを付与。希望の箇所に素早くキーボードでアクセス可能
その他のアクセシビリティ機能
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今後の展開
現在は、実際に利用者の方にご試用いただくためのベータ版の位置づけですが、今後も弊社は、図書館様・出版社様・システム関連会社様など、関係する皆様方と意見を交わし合い、ひとりひとりの読みやすさを備えたアクセシビリティ機能を追求していく所存です。
ご意見・ご要望等がございましたら、お気軽にお声をお寄せ頂ければ幸いです。
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(紀伊國屋書店 デジタル情報営業部 )