Nineteenth Century UK Periodicalsは、19世紀にイギリス本国と海外植民地で刊行された夥しい数の雑誌の中から学術的価値の高いものを精選し、電子化し原本のページイメージで提供するものです。
全2パート構成で、パートIは「新しい読者層」というテーマの下に90誌が、パートIIは「帝国」というテーマの下に91誌が選ばれています。収録された雑誌の多くは、オリジナル版が発行された後、長く入手が困難な状態が続いたため、復刊が待たれていました。
データベースの概要
- 収録雑誌数:181 誌(パートI:90 誌、パートII:91 誌)
- 収録記事数:約325 万件
- 出版地:ロンドン、エジンバラ、マンチェスター、バーミンガム、イプスウィッチ、ニューカッスル・アポン・タイン、オックスフォード、ケンブリッジ、ダブリン、ベルファスト、シドニー、メルボルン、アデレード、ブリスベーン、オークランド、トロント、モントリオール、オンタリオ、ケープタウン、カルカッタ、マドラス、コロンボ
- 収録雑誌の選定方法:収録雑誌の選定には、Wellesley Index to Victorian Periodicals, Waterloo Directory of English Newspapers and Periodicals、Cambridge Bibliography of English Literature 3rd ed. のような書誌、ダイレクトリーの他、図書館目録を基にマスターリストを作成し、編集諮問委員によって、雑誌の影響力と学術的重要性を基準に、最終的に収録タイトルが選ばれました。
※収録されている雑誌の中には20世紀まで発行されたものもありますが、その場合でも収録されているのは19世紀の期間に限られます。
Part I: Women’s, Children’s, Humour, and Leisure
19世紀イギリスで発行された雑誌の中で、とりわけ特徴的だったのは女性誌の流行です。ファッション雑誌、家事雑誌から女性の権利伸張を目指す政治的な雑誌まで、この時代の女性誌は隆盛しました。その多くは20世紀の女性誌のスタイルを先取りするものでした。
雑誌に掲載された型紙(Myra’s Journal of Dress and Fashion)
また、識字率の上昇を背景に少年少女向けの雑誌も多数刊行されました。スリルを売り物にする雑誌から、教育的な志向をもった雑誌まで、多様な雑誌があったことは、児童に何を提供すべきか、という今日的な問題がすでにこの時代のジャーナリズムのテーマだったことを示しています。
その他、世紀後半における大衆レベルでのスポーツの流行を反映して発行されたスポーツ娯楽誌は、19世紀イギリス文化の裾野の広がりを示しています。
主要収録雑誌
※かっこ内は収録年です。また、誌名変更により、時期によっては以下の誌名でない場合もあります。
女性誌
- Alexandra Magazine and Woman’s Social and Industrial Advocate(1864-65)
イギリス初のフェミニスト系雑誌。English Woman’s Journal の編集者ベシー・パークスが同誌より低価格の雑誌として発刊。
- Atalanta(1887-98)
少女・若い女性向け。文芸評論や日常生活全般にわたる専門家による助言を掲載。
- Le Belle Assemblée or, Bell’s court and fashionable magazine addressed particularly to the ladies(1806-48)
19世紀前半では最も重要な高級女性ファッション誌。ロンドン出版界の雄ジョン・ベルが発刊。ロンドン、パリのモードに加え、文化芸術、文芸、科学、上流社会のゴシップ記事を掲載。現代の女性誌の原型。
- British Mothers’ Magazine(1845-64)
アメリカの姉妹紙”Mother’s Magazine” とともに、福音主義キリスト教母の会関係の記事を掲載。
- Englishwoman’s Domestic Magazine(1852-81)
大衆女性誌の嚆矢。サミュエル・ビートン発行。イザベラ・ビートン夫人による料理コラムは後に『家政読本』として刊行され好評を博する。パリ・モードの紹介にとどまらず、付録の型紙でも有名。家政とファッション記事、読者参加型スタイル、女性解放へのリベラルなスタンスという定型は、20世紀女性誌の先駆。
ビートン夫人の料理コラム(Englishwoman’s Domestic Magazine 所収)
- The Englishwoman’s Review: A journal of woman’s work(1866-1900)
フェミニスト・グループのランガム・プレイスサークルのメンバーが発行。商業誌とは一線を画し、専ら政治的な記事に終始。
- Follet(1846-1900)
同名のフランスのファッション誌の英語版。アパークラスの読者に最新パリ・モードを紹介。文学欄も充実。
- Hearth and Home(1891-1900)
ミドルクラスの主婦を読者とする家事全般を扱う。
- Judy, or the London Serio-Comic Journal(1867-1900)
主として女性読者向けの諷刺画誌でPunch のライヴァル誌。アリー・スローパーというキャラクターでも有名。
アリー・スローパー(Judy, or the London Serio-Comic Journal 所収)
- Ladies’ Cabinet of Fashion, Music and Romance(1832-70)
高級女性ファッション誌。
- The Ladies’ Treasury: An illustrated magazine of entertaining literature(1858-95)
ミドルクラスの女性向けの月刊画報。Englishwoman’s Domestic Magazine のライヴァル誌。
- Monthly Packet of Evening Readings for Younger Members of the English Church(1851-99)
若い女性に宗教の教えを広めるために創刊された。作家シャーロット・ヤングが編集に携わり、みずから作品を発表。
- Myra’s Journal of Dress and Fashion(1875-1900)
サミュエル・ビートン発行の女性誌のコラム担当者マティルダ・ブラウンが、ビートンの助力を得て創刊したファッション雑誌。一人称で店舗や商品を紹介するスタイルは記事広告のさきがけとなる。健康、美容、ファッションにかんするそのアドバイスはミドルクラスの女性から広く支持を集めた。フランス人ジュール・ダヴィッド原画の複製を含むファッション・プレートでも有名。
ファッション・プレートとプレートの解説(Myra’s Journal of Dress and Fashion 所収)
- The Shield: The Anti-Contagious Diseases Acts Association’s weekly circular(1870-1900)
公娼制度を承認する性病法の制定を機にその廃止を訴え、女性国民連盟より創刊。ジョセフィーン・バトラーが編集。
- The Woman at Home: Annie S. Swan’s magazine(1893-1900)
ミドルクラスの女性向け雑誌。記事の大半は連載小説。読者の投稿を取り上げ、助言を与えるアニー・スワンのコラムが有名。
- Women and Work: A weekly industrial, educational, and household register for women(1874-76)
女性の労働環境を改善する一環として印刷所ヴィクトリア・プレスを経営するエミリー・フェイスフルにより発行。
- Women’s Penny Paper(1888-99)
ジャーナリストのヘンリエッタ・マラーが雑誌における女性問題の扱いの少なさに業を煮やして創刊した女性問題専門誌。
- The Women’s Union Journal: Organ of the Women’s Protective and Provident Association(1876-1900)
女性労働組合連盟の機関誌。女性の心身の健康のために水泳プールの設置キャンペーンを展開。
- World of Fashion and Continental Feuilletons(1824-91)
ファッション・プレートを掲載。当初はフランスからの輸入ものだったが、次第に自前のプレートを使うようになる。
児童誌
- Boys of England: A magazine of sport, sensation, fun, and instruction(1866-1900)
ヴィクトリア朝の少年誌の中では最も人気を得て、成功した雑誌の一つ。スリル満点の物語、迫力ある実話、活発な投書欄、目を引く表紙画という少年誌のフォーマットは、この雑誌に始まる。
- Boy’s Own Magazine(1855-74)
サミュエル・ビートン発行。初めて成功を収めた少年誌。啓蒙的な記事と少年の心を躍らせる物語の組み合わせが特徴。キリスト教の教えを基調とする。
- Boy’s Own Paper(1879-1900)
ヴィクトリア朝少年誌の代表。健全な少年誌が必要と感じた宗教叢書教会が発行。支配的なミドルクラスの価値を擁護。
- Children’s Friend(1824-1900)
福音国教会の家庭の子供向けの雑誌として来世の報いへの信仰を説く。
- The Child’s Companion: or Sunday Scholar’s reward(1824-1900)
福音主義系の宗教叢書協会が子どもの宗教モラルの向上を目的として発行。
- Girls’ Own Paper(1880-1900)
廉価大衆紙の有害な影響を削ぐため宗教叢書協会が発行。Boys’ Own Paper の姉妹誌。19世紀末の最も成功した少女誌。
- Good Words for the Young(1868-77)
子ども向け読み物全般を提供。
- Our Young Folk’s Weekly Budget(1871-97)
少年少女雑誌。連載冒険小説を主要内容とする。スティーヴンスンの『宝島』も元々は本誌にペンネームで連載した小説。
- The Union Jack: Tales for British Boys(1880-83)
少年向け冒険小説、悪漢小説を掲載。同時代の帝国主義、好戦的気分を背景に、少年に男の理想と義務とは何かを刷り込む。ジュール・ベルヌ、ロバート・バランタインらの作家が寄稿。”Stories of Sluck”(パートII収録)と同様、A. ハームズワース(デイリー・メールの創業者)が発行した少年向け雑誌。
スティーヴンスンがペンネームで発表した『宝島』(Our Young Folk’s Weekly Budget 所収)
諷刺画誌・ゴシップ誌
- Age(1825-46)
保守系雑誌としてウイッグ、カトリック、改革法案、反穀物法運動、急進主義を攻撃。スキャンダルの暴露で部数を伸ばす。
- Figaro in London(1832-39)
1830年代に成功した漫画週報。30年代の急進ジャーナリズムの一翼を担う。その読者の市場はPunch に受け継がれた。
- Fun(1861-1900)
ストーリーをコマ形式で伝えるコミック・ストリップを初めて取り入れる。ヴィクトリア朝挿絵入り雑誌としてはPunch に次ぐ。
- Funny Folks; a weekly budget of funny pictures, funny notes, funny jokes, and funny stories(1874-94)
イギリス初の漫画紙。若きA. ハームズワース(後のデイリー・メール創業者)も寄稿。20世紀イギリス漫画の原型を形作った。
- John Bull(1820-1900)
保守系。キャロライン王妃離婚裁判ではメディアの大勢が王妃擁護に回る中で国王を支持。ウイッグと急進派を攻撃。
- Punch, or the London Charivari(1841-1900)
19 世紀イギリス諷刺漫画雑誌の代表であるにとどまらず、ヴィクトリア朝の時代精神を知る上で最適の雑誌。
- The Satirist or Censor of the Times(1831-49)
スキャンダル、ゴシップ記事を主に扱う。Age, John Bull と同系統のスキャンダル・ジャーナリズムの代表誌。
- The Tomahawk a Saturday journal of satire(1867-70)
保守系論壇誌。ヴィクトリア女王の批判も辞さなかったことで有名。
ブルマーの流行を諷刺(Punch 所収)
スポーツ娯楽誌
- Baily’s Monthly Magazine of Sports and Pastimes, and Racing Register(1860-1900)
試合結果、読者からの投稿、選手の紹介など、スポーツ全般の記事。
- Bell’s Life in London and Sporting Chronicle(1822-86)
スポーツを主要記事とした最初の雑誌。寄稿者にはディケンズ、トマス・フッド、ウィリアム・ハウィットらが名を連ね、クルックシャンク、ロバート・シーモア、ジョン・リーチらが挿絵に腕を揮った。低価格路線を行く大衆紙だったが、アパークラスとミドルクラスからも読まれた。19世紀イギリスのスポーツ文化を知る上で、信頼できる情報源の筆頭。
- Fishing Gazette(1877-1900)
釣り愛好家の雑誌。あらゆる階層から読者を集めた。
- Golf(1890-1900)
ゴルフ愛好家の雑誌。競技大会リスト、競技結果の他、ゴルフを題材にした小説を集めた”Tee Shots” という欄も。
- Horse and Hound(1884-1900)
競馬、競争馬の売買、飼育、牧場など馬の記事の他、スポーツ記事も。
- Racing Times(1851-68)
当初は競馬雑誌としてスタートしたが、後にラグビー、水上競技、オックスフォード・ケンブリッジ対抗試合などまで幅を広げる。大衆的人気はなかったものの、ジェントルマン層からは支持を集めた。
- Sporting Gazette(1862-1900)
タイトルの変更はスポーツ・ジャーナリズムの市場が都市から農村へ広がったことを示している。
- Sporting Times(1865-1900)
競馬の他、文芸、演劇記事が充実。
Part II: Empire
英国聖公会宣教教会、バプテスト教会、ロンドン伝道協会、信仰普及協会、福音普及協会、医療伝道会、スコットランド自由教会、アイルランド長老派教会、救世軍など、様々な団体の機関誌、東洋学、インド学、植物学、人類学の発展の拠点となった王立アジア協会、ロンドン人類学会等の学協会誌、探検・旅行誌など、大英帝国の存在を背景に生まれた雑誌を収録します。イギリスだけでなく、植民地で発行された雑誌をも含みます。
主要収録雑誌
※かっこ内は収録年です。また、誌名変更により、時期によっては以下の誌名でない場合もあります。
伝道協会誌
伝道協会発行の雑誌は、非西洋の文化と宗教をイギリス人読者に伝達することに大きく貢献した。人類学雑誌が掲載した植民地の情報は、キリスト教宣教会発行の雑誌を出所とするものが多かった。宣教会は児童向けの雑誌も発行した。
- All the World: A Monthly Record of the Work of the Salvation Army in All Lands(1884-1900)
救世軍の活動を記録。
- Annals of the Propagation of the Faith(1839-1900)
信仰普及協会の年報。
- The Christian Spectator: and Monthly Record of the Religious Tract Society(1838-1900)
Boy’s Own Paper, Girls’ Own Paper(パート1 所収)を発行した宗教叢書協会が発行。
- Church Missionary Gleaner(1841-1900)
英国聖公会宣教教会が発行。
- Friend of India(1835-1900)
バプテスト教会が発行。インド人に西洋の宗教、文学、芸術を教え、イギリス人にインドの歴史と文化を教えることを目的とした、自由主義系の雑誌。インドの風習、女児殺し、サティ(妻の殉死)に反対するキャンペーンを展開した。
- Home and Foreign Missionary Record for the Free Church of Scotland(1843-1900)
スコットランド自由教会が発行。
- Medical Missions at Home and Abroad; the quarterly magazine of the Medical Missionary Association(1878-1900)
医療伝道会の季刊誌。
- Missionary Herald(1819-1900)
バプテスト教会が発行。
- Missionary Magazine and Chronicle; relating chiefly to the missions of the London Missionary Society(1837-1900)
ロンドン伝道協会の機関紙。
- The Missionary Notices(1816-1900)
- Monthly Record of Church Missions in connection with the Society for the Propagation of the Gospel in Foreign Parts(1852-1900)
福音普及協会が発行。
- The Juvenile Missionary Magazine( 1844-1900)
- The Achill Missionary Herald and Western Witness(1837-1891)
- Missionary Herald of the Presbyterian Church in Ireland(1843-1900)
宣教師夫人の熊本訪問(June 1, 1890, Church Missionary Gleaner)
学会誌
海外植民地の獲得によって、アジアやアフリカは学問の対象ともなった。18世紀半ば、ベンガルにインド研究の拠点が設立される。植民地各地で動植物の収集と分類、地質試料や気象データの収集と評価が行われ、植物学、地質学などの学問の動向にも影響を及ぼした。
左:ボタニカル・マガジン 右:1880年代のアフリカ地図(Scottish Geographica Magazine 所収)
・東洋学
- Transactions of the Asiatic Society of Bengal(1800-1839)
1784年に設立されたベンガル・アジア協会の機関誌。イギリス東洋学の基礎を築いた。
- Transactions of the Royal Asiatic Society of Great Britain and Ireland(1827-1900)
イギリスのみならずヨーロッパの東洋学を代表する学会、英国王立アジア協会の機関誌。
・植物学
- The Botanical Magazine: or flower garden displayed(1801-1900)
紳士、淑女、園芸家に植物の科学的知識を提供することを目的として、植物学者ウィリアム・カーティスが創刊。
・地質学
- The Geologist: A Popular Magazine of Geology(1858-1900)
地質学協会が一般読者向けに発行した雑誌。
- Proceedings of the Geological Society of London(1826-1900)
- Transactions of the Geological Society of London(1811-1856)
・民族学・人類学
- Annual Report of the British & Foreign Aborigines’ Protection Society(1838-1900)
先住民保護協会は福音主義の立場から奴隷貿易に反対した人道主義団体。民族学協会の主要メンバー、ジェームズ・プリチャードは、人類は共通の祖先をもち、人種の差異は人類という単一家族の中の多様性であると論じた。プリチャードに代表される人類学思想は、アニュアル・レポートで展開されている。
- Anthropological Review(1863-1870)
イギリス・アイルランド人類学協会の機関誌。人類学協会は現在の英国王立人類学協会の前身。
- Memoirs of the Anthropological Society of London(1863-1869)
- Popular Magazine of Anthropology(1866)
ジェームズ・ハントが創設したロンドン人類学会は、経験主義的で客観性を重んじる人類学研究を追求し、様々な学問的論争を展開した。
・地理学
- Edinburgh Journal of Natural and Geographical Science(1830-1833)
- Journal of the Manchester Geographical Society(1885-1900)
- Report of the Liverpool Geographical Society(1892-1899)
- Scottish Geographical Magazine(1885-1900)
王立スコットランド地理学協会の機関誌。現在のScottish Geographical Journal の前身。
探検・旅行誌
- Illustrated Travels: A Record of Discovery, Geography & Adventure(1869-1874)
Our Ocean Highways: The Monthly Geographical Record and Travellers’ Register(1870-1878)
- Stories of Pluck: A high class weekly library of adventure at home and abroad, on land and sea(1895-1900)
“Union Jack”(パートI 収録)と同様、A. ハームズワース(デイリー・メールの創業者)が少年向けに発行した雑誌。
反奴隷制誌
- The Anti-Slavery Monthly Reporter: under the sanction of the British and Foreign Anti-Slavery Society(1825-1900)
- The Tourist: a literary and anti-slavery journal under the superintendence of the agency of the anti-slavery society(1832-1833)
奴隷制廃止を掲げた大衆雑誌。読者を啓蒙しつつ、読者を楽しませることも忘れなかった。
インド発行誌
- Calcutta Review(1844-1900)
- Oriental Observer(1827-1839)
植民地の雑誌は、優れた作家が少なく、植民地のイギリス人がイギリス本国の作品を求めたことから、イギリス本国の作品を再版して出版した。カルカッタで発行された上記2 誌は、インド生まれのイギリス人の文学作品を多数掲載した。
- The Bengal Catholic Expositor(1839-1864)
- Madras Journal of Literature and Science(1833-1894)
南アフリカ発行誌
- Sam Sly’s African Journal(1843-1851)
- Cape Monthly Magazine(1862-1883)
多くの連載小説(無名作家から南アフリカ出身の白人作家など)を掲載。
- Cape Illustrated Magazine(1890-1900)
南ア植民地の詩作品の宝庫。
- Lantern(1877-1892)
- Owl(1896-1900)
オーストラリア発行誌
- A ustralian Journal(1865-1900)
主に連載小説や詩作品を掲載した文芸誌。『レ・ミゼラブル』に匹敵すると評されるマーカス・クラークの小説”His Natural Life” は1870年に連載開始。
- The Sydney Quarterly Magazine(1883-1992)
オーストラリア文学の普及に努めた。
- The Australasian(1864-1900)
- A ustralian Monthly Magazine(1865-1885)
- Melbourne Punch(1855-1900)
- Queensland Punch(1878-1893)
イギリスのPunch を模倣してオーストラリアで発行された諷刺漫画誌。
カナダ発行誌
- Literary Garland and British North American Magazine(1838-1841)
アメリカに近く、アメリカの雑誌市場の影響を受けたカナダにあってカナダ独自の内容を追求した。スザンナ・ムーディやキャサリン・パー・トレイルらの作家が寄稿。
- The Bystander: A monthly review of current events(1880-1890)
- Canadian Journal: A Repertory of Industry, Science, and Art(1852-1898)
- The Canadian Naturalist and Geologist, and Proceedings of the Natural History of Montreal(856-1889)
- New Dominion Monthly(1874-1879)
- Ladies’ Journal: Devoted to Literature, Fashion, Domestic Matters &c(1880-1900)
Nineteenth Century UK Periodicalsは、19世紀イギリスの雑誌をまとまった形で提供するコレクションとしては随一のものです。
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