提供元
Brill
概要
ドキュメンタリー映画とニュース映画は、1950年代から1970年代にかけての中国の2大マスメディア兼、伝達手段でした。社会活動のあらゆる側面をカバーしましたが、社会主義国家の建国期の発展に重点をおいていました。本コレクション収録資料の大半は、1966年から1976年にかけての文化大革命のドキュメンタリー映画とニュース映画の中国語の台本です。
収録コンテンツ
- 広告、映画に関する記述(1953-1966年、日付無)
- ドキュメンタリー映画、ニュース映画の台本(1946(?)-1985年、日付無)
- 長編映画(日付無)
- 新聞の切抜スクラップブック(1950-1959年、日付無)
中国共産党は、1921年の成立以来、政策、見解、理想を広めることに多大な努力と資源を投入してきました。初期の頃は、党のプロパガンダの大半が新聞や雑誌に掲載されました。革命的な理想を追い求めていく中で、次第にプロレタリア革命を率いるために必要な労働者が少なすぎることに気づき、農民に目を向けるようになります。文字で書かれた情報では、読み書きの不自由な農民にメッセージを届けることができなかったため、視覚的なメッセージに頼るようになります。
1949年の中華人民共和国建国後、プロガンダの生産はさらに強化されます。中国共産党は、新聞、(絵入り)雑誌、ラジオ放送などの「古いメディア」だけでなく、映画はすべての芸術の中で最も革命的で近代的なものであるというレーニンの信念を支持し、国家プロジェクトに映画を利用しました。1950年代から1960年代にかけて社会的に政治への関心が高まる中で、視覚的なプロパガンダは、多くの人々に影響を与えるための最も効果的な方法とみなされるようになります。
本コレクションは、視覚的なプロパガンダの一部が作られた過程を示します。河南省の映画会社のオフィスで発見された本コレクションには、長編映画、ドキュメンタリー映画、ニュース映画の台本を中心に、映画やその製作、内容、社会での受容を示す資料も含まれています。政治が全ての上に君臨していた30年間における中国のプロパガンダ活動の重要な要素であったこれらの映画について、現在では作品そのものを見ることが出来ない場合ですら、魅力的な研究材料となっています。
情報源
デューク大学図書館(ダーラム)所蔵、稀覯書、手稿、特別コレクション
ご契約形態・価格
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(デジタル情報営業部)