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Russian-Ottoman Relations 1600-1914 Online

ロシアとオスマン帝国 1600-1914

関連ワード:Brill オスマン帝国 ロシア 中東史 東欧史  更新日:2022.03.09

提供元

Brill

Advisor: Maurits van den Boogert

概要

Brillとロシア国立図書館の提携により実現した、トルコ、ロシア、中東、西欧の歴史において重要な位置を占めるロシア-オスマン帝国関係に関わる貴重な一次資料を収録するデータベース・シリーズです。17世紀から19世紀にかけて、ロシアとオスマン帝国の力関係は西ヨーロッパ内で常に注視され、特にドイツとフランスでは、政府文書、外交報告書、未知の地域の情報を提供する旅行記、国民の支持を集めるための過激な政治小冊子やパンフレットなど、ロシアとオスマン帝国の関係に影響を与える、もしくは影響を与える意図を持ったあらゆる種類の文書が作られました。2世紀にわたってヨーロッパ各地で出版されたこれらの資料は、ロシア-オスマン帝国間の軍事関係にとどまらず、ヨーロッパの世論への影響についても詳細な洞察を与えます。

本シリーズは4パートに分かれ、パート毎の分売となります。

※収録資料の言語は、ドイツ語、フランス語、英語が中心で、オランダ語、イタリア語他言語で書かれた資料も一部収録します。全文検索には対応していません。

Russian-Ottoman Relations Online, Part 1: The Origins 1600-1800

オスマン帝国は、17世紀までにバルカン半島および北海北岸まで領土を拡大、一方ロシアはヨーロッパと中東にとってますます重要な政治的要因となりつつありました。1569年、オスマン帝国はロシアに初の軍事遠征をおこない、その後数世紀にわたり、紛争・衝突の度合いが増していきます。1677年から1681年にかけて、ロシアとオスマン帝国はウクライナをめぐって対立し、その4年後、ロシア皇帝は神聖同盟に加盟してオスマン帝国を攻撃、1689年にはロシアがクリミアを攻撃しました。その後の条約締結にも関わらず、18世紀になっても両国間の対立は続き、1792年のヤシ条約で領国の講和が成立します。

Russian-Ottoman Relations Online Part 1

Russian-Ottoman Relations, 1600-1914. Part 2: Shifts in the Balance of Power, 1800-1853

16世紀のフランスとオスマン帝国の初期の外交関係以降、フランスは帝国内のカトリックの擁護者としての役割を担い、外国人およびトルコ人のカトリック教徒に代わりオスマン帝国政府に介入する権利を主張してきました。18世紀末にはロシアが正教徒を保護するために、同様の権利を主張するようになりますが、これらの主張は条約に基づく正当なものではありませんでした。

ベツレヘムの聖誕教会やエルサレムの聖墳墓の管理をめぐり、パレスチナの正教徒とカトリック教徒の間で絶えず争いが起き、外交の当事者と自認するロシアとフランスも関与します。1853年スルタンは帝国内のカトリック教徒懐柔のため、フランスに聖地エルサレムの管理権を移譲、これに反発したロシアがギリシア正教徒保護を口実に帝国領土内に進軍し、クリミア戦争が勃発しました。

本コレクションには、外交条約、交易、軍事、戦場での目撃談、将来的な対立に関わる計画や考察などを収録、様々な視点が盛り込まれています。

Russian-Ottoman Relations Online Part 2

Russian Ottoman Relations 2

Russian-Ottoman Relations Online, Part 3: The Crimean War (1853-1856)

1853年から1956年にかけて起こったクリミア戦争は、主な戦場であるクリミア半島にとどまらず、その影響は広範囲に及びました。

本コレクションでは、ロシア元外交官Tchihatchefの講和に関する論考、ロシアの退役軍人Piotr Andreevich Viazemsky(1792-1878)の文書、トルコ人将校Rustem EffendiとSeid Beyの見解、アルジェリアの詩人Muhammad b. Ismail(1820-1870)のクリミア戦争に関する見解、過激な反ロシア派英外交官David Urquhart (1805-1877) の影響力のある著作や、より穏健な出版物、英ジャーナリストEustace Clare Grenville Murray(1824-1881)がペンネーム”the roving Englishman”で刊行した”Pictures from the Battlefields”、著名な旅行家、古美術商、地誌学者William Martin Leake(1777-1860)が匿名で発表した著作等、様々な立場の人たちの視点が記録されています。

Russian-Ottoman Relations Online Part 3

Russian Ottoman Relations 3

Russian-Ottoman Relations Online, Part 4: The End of the Empires, 1857-1914

19世紀後半、オスマン帝国の勢力は衰退の一途を辿り、1856年に非ムスリムに対し、イスラーム教徒と同様の権利を与える改革勅令を発布します。その後20年足らずで帝国経済は破綻、東方問題をめぐる議論において、オスマン帝国の存続・分割の議論は次第に脇に追いやられていきました。

本コレクション収録資料は、貿易関連、オスマン帝国やロシアの政治家関連、個人の見解、極論、プロパガンダ、軍事分析、国家政策声明など、まとめて発表されたことのない資料群を豊富に収録した、貴重なものです。

Russian-Ottoman Relations Online Part 4

Russian Ottoman Relations 4

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