提供元

Brill

編集顧問： Dr. Lane J. Harris, Furman University

概要

英国立公文書館（ロンドン）所蔵、七年戦争、アメリカ独立戦争、米英戦争と、60年の間に北米で起きた軍事行動に関連する資料を選択的に収録する新しい電子コレクションです。植民地支配から独立へと、北米が劇的な変遷を遂げた時期に関するユニークな洞察を提供します。

時代背景

英国による植民地支配から独立にかけての時期における、北米に対する英国の視点を記録した一次資料群を提供する大規模な電子コレクションです。

七年戦争（1754～1763年）において、フランスは、イギリスに多くの領土をイギリスに奪われ、北米での植民地を失います。その十年後、北米13植民地とイギリスの間でアメリカ独立戦争がはじまり、パリ条約（1783年）締結により、アメリカの独立が実現します。さらにその数年後に起きた米英戦争（1812年）で米国の国家意識が高まり、国歌「星条旗」が誕生、英軍によりホワイトハウスの焼き討ちが行われました。

これらの戦争は、近代アメリカ合衆国を形成するための基盤となり、歴史家が”The Sixty Years War”（60年戦争）ととらえることもあるほど、関係が深いとされています。
英国からみれば、これらの戦争は、広い国際紛争の一部でもありました。

概要

収録コレクション：ロンドン英国立公文書館の主要4コレクションより構成されます。

• The Amherst Papers (WO 34)： 北米における7年戦争を詳述します。
• The British Army Headquarters Papers (PRO 30/55)： 独立戦争を包括します。
• Colonial Office Papers（CO 42）：アッパー・カナダ、ローワー・カナダ関連文書で、米英戦争に焦点をあてます。
• Admiralty Papers (ADM 1)文書選集：膨大な英軍事政策文書より、これらの3つの戦争に関し、海軍側からの豊富な証拠を提示します。

特徴

文書37,000点以上（見開きのページイメージ65,000点以上）を収録。
収録文書全点が英国立公文書館（ロンドン）提供。北米の植民地時代から独立にかけての60年間を、英国の視点から追跡します。
索引語付与で、検索の利便性を高めています。さらに学際的な概説資料、参考文献、地図も収録します。

収録文書の種類

書簡の収録が最多で、軍事・諜報報告、メモ、民間人の嘆願書や追悼文、物流・財務関連の問題に関する洞察を提供する発注控台帳、新聞の抜粋、訴訟関連文書なども含まれます。文書の大半は手書で、図面・地図も一部含みます。大半が英語で書かれていますが、一部フランス語、スペイン語のものも含まれます。機密情報を含む書簡の一部は暗号で書かれています。

主題

戦争、軍事行動が本コレクションの中心主題であり、現場から司令上層部まで、陸海両方の様々なレベルの軍事作戦に関する視点を提供します。

軍事作戦、戦術、配置、装備、士気、財務関連のトピックが詳述され、18世紀から19世紀初頭にかけての軍の役割、戦時中の問題や先住民、奴隷、ヨーロッパ系入植者といった人々に与えた影響、さらにはリーダーシップ・忠誠心・アイデンティティ、任命・昇進、諜報・情報伝達、捕虜、兵士の日常生活といった軍事関連の主題もとりあげます。

交易、税、経済問題など、社会への影響もとりあげます。嘆願書や物的損害に対する苦情といった民間レベルの視点、先住民との関係、奴隷制度の役割などもカバーします。有名な‘Book of Negroes’ (1783)では、英軍に参戦した約3,000人の奴隷に関する情報を提供します。公文書が大半ですが、一部、兵士への追悼文や個人書簡も含まれます。スペイン領ルイジアナ州知事Bernardo de Gálvez関連文書、ジョージ3世の勅令、ジョージ・ワシントンの書簡といった、著名人の名前も散見されます。

ご契約形態・価格

• 教育機関等、法人向けサービスです。
• 恒久的利用権購入契約でのご提供となります。
• 同時アクセス数は無制限です。

※個別にお見積申し上げます。紀伊國屋書店までお申しつけください。

認証方式

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トライアル

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（デジタル情報営業部）