人文社会系研究

デジタル伊能図【プロフェッショナル版】ーGISを駆使したダイナミックな研究用の地図データが登場!

2020.06.03

日本の近代地図はすべてここから始まる!
現代地図を通して伊能図を蘇らせる画期的なソフト!

伊能図とは何か

伊能忠敬とその測量隊によって日本で初めて作られた実測日本全図を「伊能図」という。約200年前に10次にわたり17年をかけて測量が行われた。最終的に幕府に上呈されたのが1821年の「大日本沿海輿地全図」である。大図(縮尺1/36,000)214枚、中図(縮尺1/216,000)8枚、小図(1/432,000)3枚と、「大日本沿海実測録」14巻から成っていた。本製品では大図と実測録をすべて収録している。海岸線、山景、湖沼、測量の測線、城廓、村落、寺社、地名などが正確に描かれている。

その後の伊能図が辿った歴史は数奇なものだった。江戸幕府に献呈された最終版は明治になって皇居火災で焼失、控え図も関東大震災で焼失した。模写本は全国各地に17図残されただけだった。しかし1997年に気象庁で43図の模写本が発見され、国立国会図書館に移管された。次いで2001年、アメリカ議会図書館から207図もの模写本が発見され、初めて伊能図の全貌が明らかになった。

デジタル伊能図【プロフェッショナル版】
特徴

伊能図と現代地図の200年間をGISでつなぎ新たな地理空間のデータ解析へ

  1. 地図解析に必須のベクター/ラスターデータを完備。
    日本全国を網羅した伊能図のすべての測線(海岸線や街道)をベクターデータ化。伊能図は科学的実測図として規模的に最古。
  2. 汎用GISsソフトで自在に分析できるシェープファイル。
    基本データはシェープファイルで搭載。データ加工編集や分析が可能に。
  3. 伊能図と地理院地図を正確に重ねて比較できる。
    伊能大図のラスター画像は「元図」と、現代地理院地図に合わせて幾何補正した「補正図」を搭載。第10次測量「江戸府内図」も搭載。
  4. 地名約3万5千件がローマ字とともに網羅的にデータ化。
    全国の町村名、社寺名・山や河川や島などの自然地名をすべてベクターデータ化。
  5. 多角的研究に役立つ「測量日記」をデータ化。
    国宝指定された「測量日記」を原書画像とともに本邦初のテキストデータ化(書き下し文)。伊能図上にベクターデータ化された宿泊地と時系列にリンク。

GISで見えてくる新しい歴史

江戸時代後期の日本のすがたを鮮やかにデジタル化

「伊能全図」(1:36,000)214枚と「江戸府内図」2枚を完全デジタル化! アメリカ議会図書館蔵「伊能大図」と国土地理院の「地理院地図」をリンク

代表的なGISエンジンでスムーズに利用可能(シェープファイル)、加工や編集も容易

日本初の近代測量で全国津々浦々を詳細に踏査した貴重な資料

重ね合わせで200年の比較

GISで広がるさまざまな比較研究の応用例

地理院地図と連動した「重ね合わせ」で未知の発見へ

  • 海岸線は「埋立て」でどう変化したか。
  • 街道は国道化やバイパスなどでいかに変化したか。
  • 河川の流路や湖沼の形はどう変化したか。
  • 町名や自然地名はいかに変化したか。

日本全国にまたがる最古の実測地図を、ディスプレイ画面上で思いのままに操作し閲覧する

地名と測量日記の完全データ

文字情報データとの連動で多角的な研究に対応

各種の地図・資料を照合する手間を大幅に省き、研究の利便性を飛躍的に向上させた機能性

デジタル伊能図プロフェッショナル版 研究・解析用

地図解析に必須のベクター/ラスターデータが完備。
汎用のGISソフトで自在に分析できるシェープファイル。

【体裁】パッケージケース[A4版297×208×25(厚さ)mm / 上製 / 布クロス製]

【内容】[DVD2枚 / 内容紹介用紙 / スリーブケース入り]

【価格】本体280,000円[税別] ISBN978-4-309-81221-2

データ仕様 
容量 約5GB
格式 DVD2枚
形式 シェープファイル
編集 可(使用許諾契約要)
複製 可(使用許諾契約要)
インターネット接続 地理院地図を背景にする場合は必要
コンテンツ 
伊能図1(補正図)
A.大図/1:36,000/ラスター
画像形式はJPG
測線/ベクター 地理院地図を背景にデジタル化
地名・宿泊地/ベクター 地理院地図を背景にデジタル化
伊能図2(元図)/ラスター 元画像
画像形式はJPG
 測量日記 原点画像+書下しPDF/WORD
※編集 所有しているGISソフトで加工編集ができます。ただし、教育・学術などの営利を目的としない場合に限ります。
※複製 研究室内の共同使用時に限ります。 
※本商品は図書館等、不特定多数に向けての公開利用はできません。

(株式会社 河出書房新社 刊)