世界有数の図書館、公文書館等が所蔵する19世紀の貴重な資料から史料的価値の高いものをデジタル化して提供するデータベース、Nineteenth Century Collections Online (NCCO)。今回は、その中からMaps and Travel Literatureをご紹介します。
見知らぬ土地への知的、領土的関心
科学的な発見、工業化、帝国主義、リテラシーの向上といった様々な動きの中で、地図と旅行が脚光を浴びるようになった19世紀、様々な分野で爆発的とも言えるほど多くの地図が世に送り出されました。
人々を地図の作成へと駆り立てた動機には、見知らぬ土地に対する純粋な知的関心だけでなく、領土を拡大する欲望も厳然としてありました。ヨーロッパ列強が領土を拡大する中で、探検家は冒険へ乗り出し、その途上で出会った未知の土地、鉱物資源、社会を地図の中に記しました。また、将来の作戦を念頭に置いた軍用測量地図が大量に製作されたのも19世紀です。
Maps and Travel Literatureは、地図の世紀である19世紀に製作された膨大な数の地図を収録することで、この時代の人々が抱いた見知らぬ土地への知的関心、領土的関心の実相に迫ります。
旅行に目覚めた人々の異文化体験
鉄道、蒸気船が実用化され交通手段が飛躍的に改善された19世紀、旅行は社会の一部の人々にのみ許される特権的娯楽ではなくなり、多くの旅行記が出版されました。
Maps and Travel Literatureは世界各地を訪れた欧米人が残した膨大な数の旅行記を収録することで、旅行に目覚めた19世紀の人々の異文化体験の実相に迫ります。旅行記には写真や描画が多数収録されており、当時の人々が見た光景も再現されています。
19世紀の地図と旅行記の縮図
Maps and Travel Literatureは、大英図書館、英国公文書館、アメリカ稀覯書協会、アルバータ大学図書館など、世界的に有名な地図、旅行記所蔵機関のコレクションから精選収録しました。
旅行記、探検記、旅行ガイドブック、鉄道雑誌から都市歴史地図、軍用測量地図、地名辞典、地質アトラスまで、19世紀の旅行記と地図の世界をどうぞご堪能ください。
※19世紀の異文化交流の文献については、NCCOのアーカイブ「アジアと西洋(Asia and the West)」に極東地域を訪れた外交官と宣教師の記録が、「ヨーロッパとアフリカ 植民地主義と文化(Europe and Africa. Colonialism and Culture,)」にアフリカを訪れた外交官、宣教師、探検家の記録が収録されています。
収録コレクション
19th Century Travel Literature(19世紀の旅行記)
- 年代:1800年~1899年
- 言語:英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語ほか
- 原本所蔵機関:ブリンマー大学図書館
- 収録資料:書籍2,513点
ブリンマー大学図書館(Bryn Mawr College Library)は、米国のリベラルアーツ系大学図書館のなかでも有数の図書館として知られています。ブリンマー大学は、米国最古の女子大学の一つであり、1885年の創立当初から博士課程の教育プログラムを持っていました。同大学図書館は、その歴史を反映し、100万冊以上の歴史文献を所蔵しています。世界各地を巡ったヨーロッパ人による旅の記録を多数所蔵しています。本アーカイブは、このなかから約2,500点の旅行記を収録します。
収録書籍:
- ウィリアム・ギルピン(William Gilpin)-
『イングランド西部地方に関する観察
(Observations on the Western Parts of England)』(1798)
- ジョセフ=ジェローム・ラランド(Joseph-Jérôme Lefrançais de Lalande)-
『イタリア紀行(Voyage en Italie)』(1786)
- ウィリアム・マッドフォード(William Mudford)-
『アフリカ紀行(Travels in Africa)』
- ムンゴ・パーク(Mungo Park)-
『アフリカ奥地紀行(Travels in the Interior Districts of Africa)』(1816)
- エドワード・ダニエル・クラーク(Edward Daniel Clarke)-
『ヨーロッパ、アジア、アフリカへの旅
(Travels in Various Countries of Europe, Asia and Africa)』(1816)
- ジェイムズ・クック(James Cook)-
『クック船長の三回に亘る世界航海記(The Three Voyages of Captain James Cook round the World)』(1821)
- トマス・ディブディン(Thomas Frognall Dibdin)-
『稀覯書とピクチャレクスな風景をめぐるフランスとドイツの旅
(A Bibliographical Antiquarian and Picturesque Tour in France and Germany)』(1829)
- バジル・ホール(Basil Hall)-
『北米紀行(Travels in North America)』(1830)
- ペリー(Matthew Calbraith Perry)ほか-
『アメリカ艦隊の中国近海と日本探検記
(Narrative of the Expedition of an American Squadron to the China Seas and Japan)』(1856)
- ローレンス・オリファント(Lawrence Oliphant)-
『エルギン卿遣中・遣日使節録(Narrative of the Earl of Elgin’s Mission to China and Japan)』(1860)
- チャールズ・キング(Charles King)、ウィリアム・マイヤーズ(William Frederick Mayers)-
『中国と日本の条約港(The Treaty Ports of China and Japan)』(1867)
- リチャード・ホーン(Richard H. Horne)-
『天皇への頌歌(Ode to the Mikado of Japan)』(1873)
- ヘンリー・クラ―ヴェン(Henry Craven)-
『日本沿岸のメモと素描(Notes and Sketches from the Wild Coasts of Nipon)』(1880)
- ヨハン・ユストゥス・ライン(Johann Justus Rein)-
『日本: プロイセン政府の経費で行なわれた旅行と調査
(Japan: Travels and Researches Undertaken at the Cost of the Prussian Government)』(1884)
- サイモン・スターン(Simon Adler Stern)-
『中国・日本の旅の随想(Jottings of Travel in China and Japan)』(1888)
- ベイヤード・テイラー(Bayard Taylor)-
『現代の日本(Japan in Our Day)』(1889)
江戸湾の漁火 (ベイヤード・テイラー『現代の日本』)
- マーカス・ハイシュ(Marcus Bourne Huish)-
『日本とその美術(Japan and Its Art)』(1892)
- ジョン・モリス(John Morris)-
『日本:真摯な国民(Advance Japan: A Nation Thoroughly in Earnest)』(1896)
帝国大学工科大学 (ジョン・モリス『日本:真摯な国民』)
- バジル・ホール・チェンバレン(Basil Hall Chamberlain)、W.B. メーソン(W. B. Mason)-
『蝦夷から台湾までの帝国全域を含む日本を旅行する人々のためのハンドブック
(Handbook for Travellers in Japan, Including the Whole Empire from Yezo to Formosa)』(1899)
- オーティス・ケアリ(Otis Cary)-
『日本とその再生(Japan and Its Regeneration)』(1900)
- アンナ・コープ・ハーツホーン(Anna Cope Hartshorne)-
『日本と日本人(Japan and Her People)』(1902)
- ジョージ・ブラウン(George Waldo Browne)-
『日本、国土、日本人(Japan, the Place and the People)』(1904)
大阪の劇場 (ジョージ・ブラウン 『日本、国土、日本人』)
- ジョージ・ロバート・シムズ(George R Sims)-
『ロンドンの生活(Living London)』(1906)
- エリザ・シドモア(Eliza Ruhamah Scidmore)-
『ハーグ条約の命ずるままに: 日本におけるロシア人俘虜の妻の日記
(As the Hague Ordains: Journal of a Russian Prisoner’s Wife in Japan)』(1907)
- フレデリック・ペンフィールド(Frederic Courtland Penfield)-
『スエズの東: セイロン、インド、中国、日本
(East of Suez: Ceylon, India, China and Japan)』(1907)
ボンベイ駅 (フレデリック・ペンフィールド 『スエズの東』)
- ガストン・ミジョン(Gaston Migeon)-
『日本にて: 美の寺院への巡礼(In Japan: Pilgrimages to the Shrines of Art)』(1908)
- ハイラム・ビンガム(Hiram Bingham)-
『ベネズエラとコロンビアの探検(The Journal of an Expedition across Venezuela and Colombia)』(1909)
- スヴェン・ヘディン(Sven Anders Hedin)-
『トランスヒマラヤ(Trans-Himalaya: Discoveries and Adventures in Tibet)』(1910)
Travels and Travelers in the 19th Century: Selected Journals and Papers
(19世紀の旅行と旅行家:日誌・文書選集)
- 年代:1808年~1878年
- 言語:英語
- 原本所蔵機関:大英図書館
- 収録資料:マニュスクリプト29点
収録文献例:
- 『J.J.マッキンタイア文書:メキシコ、オーストラリア等への関心を有していた商人、ジェームズ・マッキンタイアの歴史的・自伝的著述
(J. J. Macintyre Papers: Historical and Autobiographical Works of James Johnstone Macintyre, A Merchant with Interests in Mexico, Australia, Etc.・・・・・)』
- 『1825年から1828年にかけてのブロッサム号(フレデリック・ビーチ―船長)が太平洋とベーリング海峡へ航海したときのジョージ・パード中尉の自筆日誌(Autograph Journal of Lieut. George Peard, First Lieutenant on H. M. S. Blossom (Commander Frederick William Beechey) during a Cruise to the Pacific and Behring’s Straits in 1825-1828・・・・・)』
- 『チャールズ・ラムとメアリー・ラム:淑女のフランス旅行記
(Charles and Mary Lamb: Narrative of the Travels of a Lady in France・・・・・)』
- 『シェフィールド・パーク文書(Sheffield Park Papers・・・・・)』
- 『トーマス・カーライル:「史上最短の旅」 スティーヴン・スプリング・ライスを伴っての1842年8月6日から8月10日までのオランダ旅行記
(Thomas Carlyle: ‘The Shortest Tour on Record’. Autograph. Narrative of a Tour to the Netherlands Made 6-10 Aug. 1842 with the Hon. Stephen [Edmond] Spring Rice・・・・・)』
- タブリーズからカスピ海沿岸を経てテヘランへ至るキース・エドワード・アボットの旅行記
(Narrative of a Journey from Tabruz along the Shores of the Caspian Sea to Tehran by Keith Edward Abbott Esqre’・・・・・)』
- 『イギリスの歯科医、ジョン・パーソンズが1874年から1876年にかけて行なったアジアのペルシアとトルコの旅
(Travels in Persia and Turkey in Asia by John Parsons, an English Dentist, Circ. 1874-1876・・・・・)』
Travel Narratives and Personal Reminiscences(旅行記と個人の回想)
- 年代:1786年~1921年
- 言語:英語、フランス語
- 原本所蔵機関:大英図書館
- 収録資料:書籍288点
収録書籍例
- エドワード・ダニエル・クラーク(Edward Daniel Clarke)-
『ヨーロッパ、アジア、アフリカの様々な国への旅(Monograph Travels in Various Countries of Europe, Asia and Africa)』(1814)
- アンリ・サヴィニー(Henri Savigny)、アレクサンドル・コルレアール(Alexandre Correard)他-
『1816年のセネガル航海記(Narrative of a Voyage to Senegal in 1816)』(1818)
- チャールズ・ラムス・フォレスト(Charles Ramus Forrest)-
『インドのガンジス河川、ヤムナー川沿いのピクチャレスク旅行記
(A Picturesque Tour along the Rivers Ganges and Jumna in India)』(1824)
- ジョン・ルイス・ブルクハルト(John Lewis Burckhardt)-
『ベドウィンとワハビに関する覚書(Notes on the Bedouins and Wahábys, Collected during His Travels)』(1830)
- デヴィッド・アーカート(David Urquhart)-
『東洋の精神(The Spirit of the East)』(1838)
- フランシス・トロロープ(Frances Trollope)-
『旅と旅人:連作素描(Travels and Travellers: A Series of Sketches)』(1846)
- ジェームズ・ロング(James Long)『1853年1月のカルカッタからデリーへの旅の覚書(Notes of a Tour from Calcutta to Delhi in January, 1853)』(1853)
- ジョージ・ブラッドショー(George Bradshaw)-
『ブラッドショー図説フランス旅行便覧(Bradshaw’s Illustrated Travellers’ Hand Book in France)』(1854-99)
- フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale)-
『エジプトからの手紙(Letters from Egypt)』(1854)
- ウィリアム・ヘンリー・スミス(William Henry Smyth)-
『地中海:その自然、歴史、航海の思い出(The Mediterranean: A Memoir, Physical, Historical, and Nautical)』(1854)
- ウィリアム・ヘンリー・グレゴリー(William Henry Gregory)-
『1855年と1856年のエジプト、1857年と1858年のテュニス(Egypt in 1855 and 1856; Tunis in 1857 and 1858)』(1859)
- 『ルヴ・ド・ブルターニュ(Revue de Bretagne)』
- ジョージ・ブラッドショー(George Bradshaw)-
『ブラッドショー図説・パリとその周辺(Bradshaw’s Illustrated Guide through Paris and Its Environs)』
Selected Travel Titles from the Collections of the American Antiquarian Society
(アメリカ稀覯書協会所蔵旅行記コレクション選集)
- 年代:1789年~1904年
- 言語:英語、フランス語
- 原本所蔵機関:アメリカ稀覯書協会
- 収録資料:書籍537点
収録書籍例
- ジョン・ピンカートン(John Pinkerton)-
『近代地理学:帝国、王国、州、植民地、海洋、島嶼の記述(Modern Geography: A Description of the Empires, Kingdoms, States, and Colonies; with the Oceans, Seas, and Isles)』(1802)
- ジョン・フェルタム(John Feltham)-
『海水浴場ガイド:湖の解説とウェールズ旅行素描付き(A Guide to All the Watering and Sea-Bathing Places; with a Description of the Lakes; a Sketch of a Tour in Wales・・・・・)』(1812)
- アダム・クルーゼンシュテルン(Adam J. Krusentern)-
『世界周航(Voyage round the World, in the Years 1803, 1804, 1805, & 1806, by Order of His Imperial Majesty Alexander the First・・・・・)』(1813)
長崎(クルーゼンシュテルン『世界周航』)
- ウィリアム・エドワード・パリ―(William Edward Parry)-
『北西航路を求めて1821年から1823年にかけて行なわれたパリ―船長の航海
(Voyage of Captain Parry, in Search of a Northwest Passage, in 1821-3)』(1823)
- ジョン・ダンダス・コックレイン(John Dundas Cochrane)-
『中国国境からカムチャツカまでのロシア・シベリア・タタール地方踏破旅行記
(Narrative of a Pedestrian Journey through Russia and Siberian Tartary, from the Frontiers of China to the Frozen Sea and Kamtchatka)』(1824)
- ジョン・ラッセル(John Russell)-
『ドイツとオーストリア帝国南部地方の旅
(A Tour in Germany, and Some of the Southern Provinces of the Austrian Empire, in the Years 1820, 1821, 1822)』(1825)
- ヒュー・クラッパートン(Hugh Clapperton)ほか-
『北アフリカと中央アフリカの旅行と発見の記録
(Narrative of Travels and Discoveries in Northern and Central Africa・・・・・)』(1826)
- トーマス・ジェファーソン・ホッグ(Thomas Jefferson Hogg)-
『209日、あるいは大陸旅行記(Two Hundred and Nine Days; Or, the Journal of a Traveller on the Continent)』(1827)
- バーバラ・ホフランド(Barbara Hofland)-
『若き巡礼者、あるいはアルフレッド・キャンベルの東洋への帰還とエジプト、ヌビア、小アジア、アラビア・ペトラエの旅(The Young Pilgrim, or Alfred Campbell’s Return to the East: And His Travels in Eygpt, Nubia, Asia Minor, Arabia Petræa)』(1828)
- エリザ・レスリー(Eliza Leslie)-
『若きアメリカ人、あるいは航海素描とヨーロッパ短訪
(The Young Americans; or, Sketches of a Sea-Voyage: And a Short Visit to Europe)』(1829)
- ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)-
『近代旅行家:世界各国の地理、歴史、地形の記述(The Modern Traveller: A Popular Description, Geographical, Historical and Topographical, of the Various Countries of the Globe)』(1830)
- J.W. スパルディング(J.W. Spalding)ほか-
『日本探検記(The Japan Expedition)』(1855)
- ジェームズ・ローレンス(James B. Lawrence)-
『中国、日本、その地への旅(China and Japan, and a Voyage Thither)』(1870)
- ラファエル・パンペリー(Raphael Pumpelly)-
『アメリカとアジアを股にかけて(Across America and Asia)』(1870)
- ウィリアム・ペリー・フォグ(William Perry Fogg)-
『世界一周: 日本、中国、インド、エジプトからの手紙
(”Round the World.”: Letters from Japan, China, India, and Egypt)』(1872)
日本の高官たち (ウィリアム・フォグ『世界一周』)
- ローリング・コンバース(Loring Converse)-
『何を、どう見たか: カリフォルニア、日本、中国、マラッカ、セイロン、インド、アラビア、ヨーロッパ、キューバ、メキシコ周遊記
(Notes of What I Saw, and How I Saw It: A Tour around the World Including California, Japan, China, Malacca, Ceylon, India, Arabia, Europe, Cuba, and Mexico)』(1882)
Travel and Tourist Periodicals: Selections from the British Library(大英図書館所蔵旅行・観光雑誌コレクション選集)
- 年代:1848年~1913年
- 言語:英語
- 原本所蔵機関:大英図書館
- 収録資料:定期刊行物16点
収録定期刊行物
- Arthur Stebbings’ Model Railway Time Table, and Travellers’ Guide
- Bradshaw’s Overland Guide to India, Egypt, and China
- The British Railway Guide
- Chapman’s British Railway Guide
- Clark’s Western Counties Railway Guide and General Advertiser
- Elliot’s Original London General Railway, Steam-Boat, and Omnibus Guide
- Elliot’s Original Railway, Steamboat, Omnibus and Amusement Guide
- Farmhouse and Country Lodgings Essex, Hertfordshire, Cambridgeshire, Suffolk and Norfolk
- Great Eastern Railway Time Tables
- The Hawaiian Kingdom Statistical and Commerical Directory and Tourists’ Guide
- Henderson’s British Columbia Gazetteer and Directory
- The Jamaica Almanack
- The London General Railway, Steam-Boat, and Omnibus Guide
- North London Railway Suburban and City Train Services Time Table
- Suffolk County Handbook and Official Directory
- The West of England Railway & Steam-Boat Guide
エリオットロンドンと近郊鉄道・乗合馬車路線地図(1861)
Journeys to the East Indies and Asia: Selected Journals and Papers(東インドとアジアへの旅:日誌・文書選集)
- 年代:1800年~1906年
- 言語:英語
- 原本所蔵機関:大英図書館
- 収録資料:書籍9点、マニュスクリプト51点
収録書籍例
- アレクサンダー・バーンズ(Alexander Burnes)- 『ブハラへの旅(Travels into Bokhara)』(1835)
- ヘンリー・エドワード・フェイン(Henry Edward Fane)- 『インドの5年(Five Years in India)』(1862)
- フランク・ヤングハズバンド(Frank E. Younghusband)- 『大陸の中心(The Heart of a Continent)』(1896)
British Library: 19th Century European Sheet Maps
(大英図書館所蔵19世紀ヨーロッパ図葉)
- 年代:1792年~1923年
- 言語:英語、ドイツ語
- 原本所蔵機関:大英図書館
- 収録資料:書籍14点、図葉990枚
British Library: India Office Records Maps, Atlases & Gazetteers (大英図書館所蔵インド省旧蔵地図・地名辞典集成)
- 年代:1830年~1934年
- 言語:英語
- 原本所蔵機関:大英図書館
- 収録資料:書籍 55タイトル、地図841枚
左から
・ジョン・アロースミス「ヨーロッパ」(1876)
・エミール・ブルドラン「パリ市街地図」(1878)
・「シェパード近代フランス地図」(1870)-宮殿、教会、記念碑、公共施設、広場、街路を示す
・F.ハントケ「プロイセン国家」(1891)
左から
・「スタンフォード・ロンドン鉄道・橋・堤防地図」(1899)
左上に「1866年6月27日から7月21日までのロンドンとその近郊におけるコレラ分布地図」とある
・「トマス・クックのイタリア旅行地図」(1873)
・G. Pinchetti「ミラノの街」(1808)
・Orgiazzi「イタリア統計・政治・鉱物・近代地図」(1815)
左から
・「フィレンツェ市街地図」(1810)
・ジェイムズ・ワイド「オスマン帝国、黒海、ロシアとペルシアの辺境地図」(1853)
収録書籍例
- エドワード・ソーントン(Edward Thornton)- 『インド北西部近隣諸国地誌(A Gazetteer of the Countries Adjacent to India on the North-West・・・・・)』(1844)
- ジョン・アンダーソン(John Anderson)- 『バモーを経て西部雲南への探検旅行の記録(A Report on the Expedition to Western Yunan Viâ Bhamô)』(1871)
- クレメンツ・マーカム(Clements R. Markham)- 『ジョージ・ボーグルのチベットへの布教とトーマス・マニングのラサへの旅 (Narratives of the Mission of George Bogle to Tibet, and of the Journey of Thomas Manning to Lhasa)』(1876)
- サラット・チャンドラ・ダース(Sarat Chandra das)- 『1881年と1882年のラサ紀行(Narrative of a Journey to Lhasa in 1881-82)』(1885)
- ハーバート・リズリー(Herbert Risley)- 『シーク教地名辞典(The Gazetteer of Sikhim)』(1894)
- シドニー・バラード(Sydney Burrard)、ヘンリー・ハイデン(Henry Hayden)- 『ヒマラヤ山脈とチベットの地理学と地質学の素描』(1933)
British Library: Ministry of Defense Maps(大英図書館所蔵イギリス国防省旧蔵地図コレクション)
- 年代:1840年~1935年
- 言語:英語
- 原本所蔵機関:大英図書館
- 収録資料:マニュスクリプト272点、地図1,278枚
Crace Collection of Maps of London
(クレイス・ロンドン歴史地図コレクション)
- 収録資料:地図514枚
- 年代:1570年~1860年
- 言語:英語、フランス語ほか
- 原本所蔵機関:大英図書館
左から
・フランス駐留フランス・ベルギー軍休戦地図(1939年)
・第一次大戦ドイツ東部戦線地図(1915)
・山東省地図(1933)
左から
・ダニエル・アレクサンダー「ロンドンのドック」(1799)
・アウグスティン・ライザー「ロンドン・シティー」(1633)
・ブラウン、ホーヘンベルク「ロンドン」(1657)
左:ジョージ・ニール「エリザベス女王統治下のロンドンとウェストミンスター」(1563)
右:アルバート・ヘンリー・ペイン「ペインの図説ロンドンプラン」(1846)
左から
・ヴェンセスラウス・ホラー「ロンドンのシティーとその郊外地図」(1666)
・ジョン・オヴァ―トン「1666年の大火以来拡張されたロンドン・シティーの新地図」(1706)
・ジョン・フェアバーン「ロンドンのドック修正プラン」(1800)
左から
・リウィリアム・ダートン「不案内な人のためのロンドン・ウェストミンスターの街路案内」(1809)
・クリストファー・グリーンウッド「1824年から1826年の測量調査に基づくロンドン地図」(1827)
・クリストファー・レン「ウィリアム3世時代の加筆を含むセント・ジェームズ宮殿建築プラン」(1694)
・リチャード・ブロム「セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教区地図」(1685)
King George III Topographical Collection
(大英図書館所蔵国王ジョージ3世地図コレクション)
- 年代:1664年~1800年
- 言語:英語
- 原本所蔵機関:大英図書館
- 収録資料:地図59枚
左から
・T.ハリス「繁栄する都市ニューヨークの南からの眺望」(1746)
・フランシス・ドレーク「セント・ニコラス島、あるいはドレーク島防備のための彩色計画図」(1693)
・ニコラス・ホークスムア「ケンブリッジ手稿プラン」(1725)
Maps of the World: Cartographic Selections from the American Antiquarian Society
(アメリカ稀覯書協会所蔵世界地図コレクション)
- 年代:1780年~1927年
- 言語:英語
- 原本所蔵機関:アルバータ大学図書館
- 収録資料:書籍9点、地図734枚
収録書籍例
- ネルソン・ホレイショ・ダートン(Nelson Horatio Darton)- 『アメリカ合衆国地質アトラス:ネブラスカ州キャンプクラーク版 (Geologic Atlas of the United States: Camp Clarke Folio Nebraska)』(1903)
- ネルソン・ホレイショ・ダートン(Nelson Horatio Darton)他- 『アメリカ合衆国地質アトラス:サウスダコタ州エッジモント版 (Geologic Atlas of the United States: Edgemont Folio South Dakota-Nebraska)』(1904)
- 『アメリカ合衆国地質アトラス:ウェストバージニア州モントレー版 (Geologic Atlas of the United States: Monterey Folio Virginia-West Virginia)』(1899)
- ネルソン・ホレイショ・ダートン(Nelson Horatio Darton)- 『アメリカ合衆国地質アトラス:バージニア州フレデリクスバーグ版 (Geologic Atlas of the United States: Fredericksburg Folio Virginia – Maryland)』(1894)
- クレオファス・シスニー・オハラ(Cleophas Cisney O’Harra)- 『アメリカ合衆国地質アトラス:ワイオミング州アラジン版 (Geologic Atlas of the United States: Aladdin Folio Wyoming-South Dakota-Montana)』(1905)
- ネルソン・ホレイショ・ダートン(Nelson Horatio Darton)- 『アメリカ合衆国地質アトラス:ウェストバージニア州フランクリン版 (Geologic Atlas of the United States: Franklin Folio, West Virginia-Virginia)』(1896)
- ネルソン・ホレイショ・ダートン(Nelson Horatio Darton)他- 『アメリカ合衆国地質アトラス:ワイオミング州デイトン版 (Geologic Atlas of the United States: Bald Mountain-Dayton Folio, Wyoming)』(1906)
- チャールズ・ウォーカー・モース(Charles Walker Morse)- 『ダイヤモンド・アトラス(The Diamond Atlas)』(1857)
The National Archives: Selected Maps Representing the Long 19th Century
(英国国立公文書館所蔵長い19世紀を代表する地図精選集成)
- 年代:1780年~1925年
- 言語:ドイツ語、フランス語ほか
- 原本所蔵機関:英国国立公文書館
- 収録資料:書籍11点、マニュスクリプト86点、地図5,113枚
Pacific Railway Surveys, 1853-1855: Reports of Explorations and Surveys to Ascertain the Most Practicable and Economical Route from the Mississippi River to the Pacific Ocean
(太平洋鉄道調査、1853-1855年:ミシシッピ川から太平洋までの最も実用的かつ経済的なルートを確認するための探索・調査報告)
- 年代:1853年~1855年
- 言語:英語
- 原本所蔵機関:英国国立公文書館
- 収録資料:書籍11巻
Maps and Travel Literatureは、長い19世紀に地図と旅行記が大量に生み出された状況を歴史的に再構成できるようにしたものです。
(センゲージ ラーニング株式会社)
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