このたびワイリー・パブリッシング・ジャパンでは、日本の教育機関・研究機関のお客様を対象にWiley デジタルアーカイブー王立地理学会アーカイブが収録する資料を使用したオンラインセミナーを開催する運びとなりました。
開催概要
- 日時:2020年11月18日(水)16時~17時(日本時間)
- 言語:日本語
- 登壇者:
- 辻森 樹 教授
東北大学 東北アジア研究センター:教授
Island Arc journal:編集長
- 藤野 寿也 様
Wiley, Wileyデジタル・アーカイブ、製品スペシャリスト
- お申し込み:事前申し込み制です。下記サイトよりお申し込みください。
http://bit.ly/wdargs1-nov2020
レクチャー内容
「英国王立地理学会アーカイブ収録の古地質図からよみとく近代地質学史」
近代地質学はイギリスの産業革命期に成立した。石炭資源の探鉱と開発のための地質学の成熟期に、石炭鉱床とそれを効率良く運搬するための運河と採掘現場の地質情報が相乗的に作用した結果である。英国王立地理学会アーカイブには19世紀後半から20世紀初めにかけて刊行された地質図が多数含まれる。本講演では、同アーカイブ収録の古地質図から近代地質学史をよみとく。
Wiley デジタルアーカイブー王立地理学会アーカイブとは
当ウェビナーでは、Wiley デジタル・アーカイブシリーズの一つである、王立地理学会アーカイブを取り上げます。
・Wiley デジタルアーカイブシリーズ
世界の著名な学会、図書館と提携し、今日我々が発表する研究内容の背後にある希少な、また、往々にして固有の一次資料のデジタル化を目的としています。
最新のデジタル化技術とインテリジェント・コンテンツマネジメント技術を用いて、これらの成果物を検索可能なオンラインフォーマットに変換し、以前はアクセスが難しかった資料が学生、教職員、研究者などのコンピュータで利用できるようにしました。これらのデジタル化された一次資料により、学術的な成果にアクセスするだけでなく、研究者は一層包括的で人道的な視点に立った学説と結論の探求ができるようになりました。
今日の研究者、学者の方々は最初の研究者の価値観、アイデア、考えを一次資料でより良く理解し、これら全ての要因が最終的な成果をどう形成したかを知ることができます。このような総体的なアプローチが大変重要になります。
・王立地理地理学会アーカイブ
1478年から1953年までの英国王立地理学会(RGS)のデジタル・アーカイブは、原稿、現地調査の記録、調査旅行報告書、スクラップブック、書簡、日記、図解写真、スケッチ、デッサンに基づいて補完された15万点を超える地図(地質図を含む)、グラフ、図表集を収めています。
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ウェビナーご案内チラシ
webinar-wda-rgs-IS-18Nov2020
(書籍・データベース営業部)