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【動画公開中】CHORUS主催フォーラム「研究インテグリティ(研究の健全性・公正性)を最も確保できる論文のバージョンとは」

2022.02.21
CHORUSフォーラム,オープンリサーチ,オープンアクセス,オープンサイエンス,研究インテグリティ

研究の国際化やオープン化に伴う新たなリスクへの対応として求められる研究の健全性・公正性を意味する「研究インテグリティ(Research Integrity)」に関する検討が国内で進んでいるのはご存じでしょうか。この研究インテグリティに関するオンラインフォーラムのご案内です。(主催:CHORUS(コーラス)/ CHORUS研究機関向けダッシュボード日本販売総代理店:株式会社紀伊國屋書店)

「研究インテグリティを最も確保できる論文のバージョンとは “What article version best supports research integrity?“」というテーマのもと、2部構成でお届けいたします。

日本時間では深夜開催となりますが録画視聴も可能ですので、是非お申し込みください。本イベントは終了しました。動画を公開しておりますので是非ご覧ください。(2022.02.28更新)

CHORUSフォーラム「研究インテグリティ(研究の健全性・公正性)を最も確保できる論文のバージョンとは」

CHORUS FORUM: WHAT ARTICLE VERSION BEST SUPPORTS RESEARCH INTEGRITY?

主催:CHORUS@CHORUSaccess
ハッシュタグ:#CHORUSForum (Twitter検索 / Twitter)

CHORUSは非営利の会員制組織で、資金提供された研究・学術論文に関するオープンリサーチを実現するための持続可能なソリューションを提供しています。

本フォーラムは、研究支援部門、図書館、管理部門、研究者ほか、研究インテグリティに関心を持つすべての皆様を対象としています。

開催日時(本イベントは終了しました・録画公開中です)

2022年2月26日(土) 日本時間  1:00 – 3:00(登録者には録画配信あり)
(現地時間:25 February 2022 11:00 AM – 1:00 PM EST 米国東部標準時)

開催手段: Zoom ウェビナー
参加費:無料
言語:英語(同時通訳はありません)
お申し込み方法:2月23日までに以下のURLより直接お申込みください。登録者にはCHORUSより詳細情報をご連絡いたします。また、後日発表資料と録画視聴のご案内をCHORUSよりメール配信いたします。本イベントは終了しました。下記にて動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください:

CHORUS主催フォーラム「研究インテグリティ(研究の健全性・公正性)を最も確保できる論文のバージョンとは」講演動画

CHORUS Forum: What Article Version Best Supports Research Integrity? (chorusaccess.org)

開催趣旨

ここ数年、科学研究の信頼性が議論されるようになりました。プレプリントや出版前・早期公開資料の利用は増加しています。著者最終稿(Author Manuscript, AM)やプレプリントと比較して、出版社版(Version of Record, VOR)がもたらすものとは何でしょうか。本フォーラムでは、様々な出版段階の長所と課題、そしてそれらが関係する様々なステークホルダーにとって何を意味するのかを討議いたします。

CHORUSフォーラムの前半では、パネリストが様々な出版形態の柔軟なガイドラインを確立するために利用できる貴重な実践を議論します。後半は、様々な論文バージョンの長所と社会にとっての課題を探っていきます。詳細は以下にてご確認ください。原文はこちら

ご挨拶

  • ハワード・ラトナー(CHORUSエグゼクティブ・ディレクター)

第一部「ジャーナル / 会議録における研究インテグリティ」

  • モデレーター:パトリック・フランツェン(SPIE 国際光工学会 出版・プラットフォーム部門ディレクター 経歴

ジャーナル論文や会議録の投稿・出版プロセス全体を通して、研究インテグリティの問題を探ります。パネリストは、異なる出版形式に対して柔軟なガイドラインを確立するための貴重な実践方法について議論します。

パネリスト:

  • トッド・カーペンター(NISO 米国情報標準化機構 エグゼクティブ・ディレクター 経歴
  • キム・エグルトン(IOP 英国物理学会 リサーチ・インテグリティ&インクルージョン・マネージャー 経歴
  • デイヴィッド・サンプソン(英国サリー大学 研究・イノベーション担当副学長  経歴

第二部「論文のバージョンの違いによる社会的影響:出版社版VOR、著者最終稿AM、プレプリント」

モデレーター: ロジャー・C・シェーンフェルト(ITHAKA S+R 図書館、学術コミュニケーション、美術館プログラム・ディレクター  経歴

誤った情報、市民団体(civic institutions)への不信、科学研究の信頼性への懸念といった環境下において、様々な論文のバージョンはどのように作用しているのでしょうか。本セッションでは、プレプリント、著者最終稿(Author Manuscript, AM)、出版社版(Version of Record, VOR)それぞれの長所と課題を、その信頼性と社会へ与える影響の観点から探っていきます。

パネリスト:

  • メーガン・フェラン(AAAS アメリカ科学振興協会 Science Press Package エグゼクティブ・ディレクター 経歴
  • ジョン・R・イングリス(CSHL Press コールド・スプリング・ハーバー研究所出版局 エグゼクティブ・ディレクター兼パブリッシャー およびbioRxiv / medRxiv共同創設者 経歴
  • キース・シッター(AMS アメリカ気象学会 名誉執行役員 経歴

本件のお問い合わせについてはinfo@chorusaccess.org もしくはこちらまでお願いいたします。

  • 過去のCHORUS関連イベントはこちら

(紀伊國屋書店 雑誌部 江崎)