図書館をつくる

The MIT Press、2025年D2O全80タイトルのオープンアクセス化が決定!

2025.01.31

The MIT Press(日本販売総代理店:紀伊國屋書店)は、Direct to Open(D2O)の2025年全タイトル(80タイトル)のオープンアクセス化が決定したことを発表しました。

2025年D2Oのハイライト

2025年のD2Oは、Florida Virtual Campus(FLVC)とBig Ten Academic Alliance(BTAA)から、新規で3年間のコンソーシアム全体のコミットメントによって支援されました。これらの長期的なパートナーシップは、The MIT Pressのオープンアクセスの取組を推進する上で極めて重要な役割を果たします。The MIT Pressは、2026年も引き続きD2O成立を目指し、参加機関を募集しています。

D2Oの注目の数字

  • 321 –これまでにD2Oを通じて資金提供されたオープンアクセス書籍の数
  • 659,453 – D2Oによって出版された書籍がThe MIT Pressのプラットフォーム上で読まれた回数
  • 12.74% / 54.78% / 32.48% – D2Oにおける人文科学/社会科学/STEM分野の割合

2025年春刊行予定のD2Oタイトル一覧

D2Oとは

Direct to Open (D2O)はThe MIT Pressの電子書籍購入の新しいモデルです。
各機関がタイトルごとに電子書籍を購入する従来モデルから、図書館が支援する共同体のオープンアクセスモデルへ移行を目指すもので、2022年から開始されたモデルです(参加募集開始は2021年から)。各機関は、タイトルごとに個別購入する代わりに参加費を支払い、参加機関の支払い合計金額が予め設定された収入目標に到達すると、対象タイトルがオープンアクセスとして出版されます。また、参加機関にはオープンアクセス化の有無に関わらず、2021年までに刊行済の電子書籍への1年間のアクセス権が提供されます。

本件についてのお問い合わせ、お見積りについては最寄りの紀伊國屋書店営業所もしくはこちらのお問い合わせフォームからお願いいたします。

(紀伊國屋書店 雑誌部 岩村)