
中日新聞・東京新聞記事データベースは、東海地方を代表するブロック紙「中日新聞」(1987年~)と首都圏の地元紙として親しまれている「東京新聞」(1997年~)、の記事を閲覧いただける新聞データベースです。政治経済、国際、社会面などの記事の他、ブロック紙ならではの視点が光る豊富な地方版をご利用頂けます。
カタログページ:中日新聞・東京新聞記事データベース | 教育と研究の未来
コンテンツがさらに充実!1964年以前の貴重な明治・大正・昭和期の紙面画像が追加収録。多彩な研究に活用いただけます。
このたび、2025年4月にコンテンツの大幅な追加リニューアルを実施し、1964年以前の過去の紙面画像の閲覧が可能となります。 対象となる紙面は中日新聞の前身である「新愛知」「名古屋新聞」「中部日本新聞」と、東京新聞の前身である「國民新聞」「今日新聞」「都新聞」です。
「新愛知」は1888年(明治21年)に創刊。自由民権運動の精神を受け継ぎ、地方農村に根強い基盤を持っていました。「名古屋新聞」は1906年(明治39年)に創刊され、進歩的な論調で名古屋市内をはじめとする都市部を中心に購読者層を拡げ強い支持を得ていました。両紙の合併により「中部日本新聞」が誕生し、のちに「中日新聞」へと改称されます。これらの1964年までの紙面画像が追加収録されます。
関東圏の地方紙である「東京新聞」の前身である「國民新聞」「今日新聞」「都新聞」の紙面も追加。「國民新聞」は徳富蘇峰が1890年(明治23年)に創刊した日刊新聞であり、激動の戦前戦後に様々な思想的変遷をたどりながら力強く政治を論じました。
「今日新聞」は1884年(明治17年)我が国初の本格的夕刊紙として創刊され、芝居や寄席演芸、花柳界などの芸能記事に強みをもっていました。「都新聞」は戯作者仮名垣魯文を初代主筆に迎え、商経欄や芸能記事で人気を博し、庶民に親しまれました。文学や芸能記事の充実が特徴で、戦前の東京の文化を記録する重要な資料となっています。
これらの収録によって、中日新聞・東京新聞記事データベースは、戦前・戦中・戦後の日本を詳細に振り返ることができる資料として、大学図書館や研究室での近代日本史研究、文学研究、地方史研究、ジャーナリズム研究、さらには、学際的な風俗研究や文化比較の視点からも、研究に一層お役立ていただけるようになります。大学図書館や研究室にご導入いただくことで、卒業論文や修士・博士論文の資料としてだけでなく、ゼミや講義における強力なサポートツールとなります。
地方と都市、過去と未来をつなぐ貴重なアーカイブとして生まれ変わる中日新聞・東京新聞データベースは、ユニークな記事と視点を求める大学図書館・研究室にとって、必携の新聞データベースです。
ぜひこの機会に、歴史をひもとく新たな扉を開いてみてください!
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