図書館をつくる

Project MUSE、2025年Subscribe to Open 成立

2025.04.16

Project MUSE(日本販売総代理店:株式会社 紀伊國屋書店)は、2025年から初めて開始したSubscribe to Openモデル(S2O)の成立を発表しました。これにより27出版社、100タイトル以上のジャーナルがオープンアクセスとなります。

Project MUSEのS2Oの仕組み

Project MUSEは、2025年に初めてS2Oモデルの導入を開始しました。Project MUSEのS2Oモデルでは、ジャーナルコレクションの購読金額の合計が目標値に達すると、S2Oが成立して対象タイトルがオープンアクセスとなる仕組みです。S2Oが成立しなかった場合は、購読機関のみが対象タイトルへアクセスできます。
目標値の対象は、ジャーナルコレクション購読のみで個別購読は含まれませんが、S2Oが成立した場合は個別購読であっても対象タイトルがオープンアクセスとなります。

2025年は27出版社、100タイトル以上が参加

2025年のProject MUSEのS2Oには、27出版社100タイトル以上が参加しました。2025年S2Oの成立により、これらのタイトルがオープンアクセスとなります。

具体的な参加出版社とタイトルについては、以下をご覧ください。
Project MUSE S2O参加出版社
Project MUSE S2O Journal Title List

Project MUSEについて

人文社会系を中心とする学術雑誌800誌余りのフルテキストを提供する電子ジャーナル・サービスです。
Project MUSEは、1993年にThe Johns Hopkins University Pressと同大学のMilton S. Eisenhower Libraryとの画期的な共同プロジェクトとして発足されました。その後、The Andrew W. Mellon Foundation(アンドリュー・メロン財団)やNational Endowment for the Humanities(全米人文科学基金)の資金提供により、1995年にThe Johns Hopkins University Pressの電子ジャーナル提供を開始し、2000年にはThe Johns Hopkins University Press以外の出版社も加わり、以降新しい大学出版局や学会出版社が追加されています。

 

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(紀伊國屋書店 雑誌部 武藤)