提供元
センゲージ・ラーニング社Gale
概要
19世紀は、革命的な変化と拡大の時代です。他国に先駆けて産業化、都市化を進めた英国では、出版文化が発展し、増大する読者の需要を満たしてきました。
本データベースは2パートより構成され、パート1では19世紀英国で発行された雑誌90誌、パート2では91誌、計325万件記事を収録します。
- Part 1 Women’s, Children’s Humour and Leisure
パート1:女性、子供のユーモア・余暇
- Part 2 Empire
パート2:帝国
19世紀における英国社会を形成してきた出来事、生活、価値観を研究する上で貴重な資料群です。
※収録誌はすべて19世紀に創刊されたものです。中には20世紀まで発行が続いたものもありますが、その場合でも収録されている記事は1900年までです。
収録内容・特徴
影響力や学術的重要性を基準に選定
収録誌は、Wellesley Index to Victorian Periodicals, Waterloo Directory of English Newspapers and Periodicals、Cambridge Bibliography of English literature 3rd ed.等の書誌や図書館目録をもとに、雑誌の影響力や学術的重要性を基準に編集諮問委員により選定されました。
収録誌の大部分は、オリジナル刊行後、これまでいかなる形式でも再発行されたことがなく、長く入手困難な状態が続いていたものです。
※こちらのサイトでタイトルリストを公開しています。
パート概要
Part 1 Women’s, Children’s Humour and Leisure
女性、子供のユーモア・余暇
19世紀イギリスで発行された雑誌の中で、とりわけ特徴的だったのは女性誌の流行です。ファッション雑誌、家事雑誌から女性の権利伸張を目指す政治的な雑誌まで女性誌が隆盛、その多くは20世紀の女性誌のスタイルを先取りしていました。
識字率の上昇を背景に児童向け雑誌も多数刊行されました。スリルを売り物にする雑誌から、教育志向の強い雑誌まで多彩で、この時代のジャーナリズムが、児童に何を提供すべきかをよくとりあげていたことを示しています。
諷刺画雑誌は、ヴィクトリア朝の時代精神を読み解く格好の資料です。
その他、19世紀後半における大衆レベルでのスポーツの流行を反映して発行されたスポーツ娯楽誌は、19世紀イギリス文化の裾野の広がりを示しています。
Part 2 Empire
帝国
海外植民地の獲得は、植民地やその周辺地域に関する知識への需要を喚起し、この需要に応えるために多くの雑誌が発行されました。その中で、布教のために宣教師を海外に派遣した伝道団体の発行する雑誌は、非西洋の文化と宗教をイギリスの読者に伝達しました。
探検家の活動も植民地と切り離すことができません。アフリカ、オーストラリア、中央アジアでの探検は、客観的な記録だけでなく、大衆読者向けの冒険物語としても享受されました。
植民活動を背景に、異国への関心から東洋学やインド学、植物学や人類学などの学問が生まれました。本データベースには、王立アジア学会、ロンドン人類学会など学会が発行した雑誌が収録されています。
交通と通信における技術革新による流通コストの低減から、イギリス本国と植民地間の情報の流通が増え、移民による植民地人口の増大から、植民地出身の作家やジャーナリストが多数生まれ、19世紀の後半になると、植民地で雑誌を発行する環境が整いました。本データベースでは、インド、南アフリカ、オーストラリア、カナダ、アイルランドで発行された雑誌も収録します。
ご契約形態・価格
- 教育機関等、法人向けサービスです。
- パート毎の買い切り契約です。
- 在籍者数(常勤教員・ 院生・学部生の総数)により価格が異なります。
- 同時アクセス数は無制限です。
※個別にお見積申し上げます。紀伊國屋書店までお申しつけください。
認証方式
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(デジタル情報営業部)