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Hong Kong, Britain and China 1841-1951

China and the Modern World

関連ワード:China and the Modern World Gale データベース 中国史 英国植民地 香港  更新日:2019.12.26

提供元

センゲージ・ラーニング社Gale

概要

China and the Modern Worldシリーズの1つです。

英国植民地省記録CO129“War and Colonial Department and Colonial Office: Hong Kong, Original Correspondence”(陸軍兼植民地局)に分類された、香港の歴史記録文書を収録します。香港に焦点を当てていますが、収録文書の大部分が、近代中国の歴史や、日本などの周辺諸国や英国と関係しており、第二次世界大戦中の中国-英国-日本の関係に関連する数多くの記録を収録します。また、第二次アヘン戦争、変法自強運動、辛亥革命、1920年代のゼネラル・ストライキ、日中戦争など、中国近代史上、主要な出来事もカバーしています。

香港研究はもとより、帝国末期から近代にかけての近代中国研究、大英帝国、1841年から1949年にかけての英中関係の研究の基礎となる資料群を提供します。

  • コンテンツ提供図書館:英国立公文書館
  • コンテンツ数:640,000ページ
  • 収録文書の種類:タイプ打ち文書、手稿、地図、写真 他
  • 収録対象年代:1841-1951年

収録内容

香港初期 (1840年代~19世紀後半)

香港が英国に割譲された後の最初の数十年をカバーします。

  • 当時の香港では、病気や海賊行為が蔓延し、植民地設立時に期待された市場的な成熟は立ち遅れました。John Francis DavisやJohn Bowringなどの初期の香港総督から送られた急送文書には、この時期の香港の不安定な様子が表れています。
  • 当時の香港の経済的・政治状況が反映されています。阿片、苦力(クーリー)貿易という香港経済の2つの柱、そして公売や、時にアヘン戦争や植民地設立で英国に協力した中国人への報奨として土地が分配された様子を知ることができます。
  • 阿片その他の商品が独占される様子も記録します。書簡では、海賊行為と日清協力による取り締まりが議論されています。
  • その他のトピック:
    • 中国人の入会が禁じられた名士会(香港クラブなど)や、19世紀後半から20世紀初頭にかけて作られた居住民に対する様々な法令でみられた人種差別に対する議論。
    • 中国人エリートや任意団体(文武廟、東華医院、保良局など)、社会組織(華商会所、南華遊楽会など)の出現。
    • 香港が直轄植民地になった直後の数年間、中国人、ヨーロッパ人居住民が植民地政府に対し、1848年2月に協力して行った土地貸借料の支払い関連の請願。
    • John Davis総督による短命の”native Chinese Peace Officer”計画。
    • Richard MacDonnell総督の、犯罪率と囚人を減らす過酷な「偉大な実験」。
    • 彼の後継者John Pope Hennessyによる刑法の近代化と人種差別を減らす努力。

革命・改革期(1890年代~20世紀初頭)

19世紀後半に始まった革命運動を詳述します。

  • 19世紀後半に始まった革命運動の詳細。書簡は、香港が孫文その他の革命家の活動をどのように手助けしたかを伝えます。
  • 植民地が政権転覆の基盤になりうるという香港と英国政府の懸念。
  • 1896年3月にWilliam Robinson総督が出した、5年間の孫文 香港追放令。
  • 戊戌の変法(1898年)失敗後の康有為の植民地滞在記録  他。

戦間期(1920年代~1930年代初頭)

英国の「新たな帝国主義」と中国の近代史研究に有用です。

  • 道路工事、貯水池工事、病院や教員養成大学等の公共事業の拡大に対する英国の新たな関与。
  • 1920年代から1930年代にかけての女性奴隷に関する議論。
    この議論はウィンストン・チャーチルをも巻き込み、英国植民地政策史上、最も激しく長い論争となりました。
  • 1920年代のストライキ、特に1925年から26年にかけてのゼネラル・ストライキ関連の貴重な文書。
  • 中国本土の発展、特に民族主義と労働者の権利意識の高まりに触発され、これらのストライキが香港と中国に与えた影響を記録します。
  • 英国の中国政策に関わる外務・英連邦省-植民地省-香港政府の間の緊張  他。

戦争、再建、改革期(1940年代~1951年)

香港-ロンドン間の定期書簡を収録します。
(1941年12月から1945年夏にかけての日本占領期間中は中断。)

  • 日本軍の侵略に備えた防衛計画に関する議論。
    1940年の英国女性と児童のオーストラリアへの避難も含みます。英国移民研究にも価値ある資料です。
  • 日本占領への視点。
    戦時中の中国とユーラシア大陸のビジネスや地域の指導者の活動を含みます。
  • 香港復興・再建計画、国共内戦、1949年の中華人民共和国建国。
    • Mark Young総督による香港住民の政治参加拡大と市議会創設の提案(ヤング案)と、同提案に対する英国政府の当初の承認。
    • Alexander Grantham総督と地元の英国人、中国人ビジネスエリートの支持欠如。
    • 香港の植民地史上最も革新的な政治改革の放棄  他。

※「香港の歴史とCO 129文書群」(ジョン・M・キャロル香港大学教授)(センゲージ ラーニング株式会社作成)はこちら

特徴

光学的文字認識(OCR)処理に加え、手書き文字認識(HTR: Hand-Written Text Recognition)処理を行うことにより、手稿の全文検索を実現しました。手稿へのアクセスがはるかに容易になり、さらにはデジタル人文学でこれらの文書を活用することも可能にしました。

ご契約形態・価格

  • 教育機関等、法人向けサービスです。
  • 買い切り契約でのご提供となります。
  • 在籍者数(常勤教員・ 院生・学部生の総数)により価格が異なります。
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