商品カタログ

Missionary, Sinology, and Literary Periodicals, 1817-1949

China and the Modern World

関連ワード:China and the Modern World Gale キリスト教布教 データベース 中国史 中国学 中華民国 文芸 清朝  更新日:2019.12.26

提供元

センゲージ・ラーニング社Gale

概要

China and the Modern Worldシリーズの1つです。

1817年から中華人民共和国が建国された1949年までの130年以上の間に、中国で刊行された、もしくは中国についてとりあげた英語の定期刊行物17誌を収録します。

この時期の中国は、清王朝後期から中華民国の時代(1911-1949年)にあたり、内政的な王朝から世界と関わりを持つ共和国へと大きく変遷した時期にあたります。19世紀から20世紀初頭にかけての中国学の研究者にとって基本となる電子資料コレクションです。

  • コンテンツ提供図書館:中国国家図書館、イェール大学神学校図書館、オーバリン大学 他
  • コンテンツ数:150,000ページ以上
  • 収録対象年代:1817-1949年

収録内容・特徴

収録タイトル

1949年までの130年以上の間に、中国で刊行された、もしくは中国についてとりあげた英語の定期刊行物17誌を収録します。布教雑誌、中国学研究雑誌、学術・文芸誌に大きく分類することができます。

  • The Chinese Recorder (教務雑誌、1867-1941)
    中国で刊行された英語の刊行物として最も長命で、プロテスタント宣教師コミュニティが72年にわたり刊行。”The Chinese Recorder”を完全収録する他、後続誌“Missionary Recorder”も収録。“The Chinese Recorder”は、中国での布教活動と、西洋との関係と極東に対する認識を研究する上で、今日最も価値ある情報源とみなされている。
  • The West China Missionary News (華西教會新聞、1899-1943)
    The West China Missionary News Publication Committeeにより、中国の四川省で刊行。中国西部を拠点とする宣教師間のコミュニケーションを円滑にすることを目的とし、この地域の布教活動に関する多くの記事を掲載した。
  • The China Missionary / Christian Year Book (中國基督教年鑑、1910-1939)
    廣學會 (Christian Literature Society for China)と中国国家基督教協議会 (National Christian Council of China)の調整の下、刊行された。1910年に“The China Mission Year Book”として創刊、1927年に”The China Christian Year Book”に改名された。本データベースでは“The China Mission Hand-book” (1896)と“A Century of Protestant Missions in China” (1807-1907)もあわせて収録。
  • Educational Review (教育季報、1907-1938)
    中国教育協会 (Educational Association of China、後にChina Christian Educational Associationに改名)の会誌。1907年に上海で創刊され、1907年から1912年までは毎月、1913年から1938年までは年4回刊行された。協会の会議議事録、地方支部の報告を掲載。中国に設立されたキリスト教系の大学に関する記事も掲載した。
  • Canton Miscellany (廣州雑誌、1831)
    1831年5月から12月まで発行された文芸誌。匿名編集で、高学歴の英国人のエリート層を対象とした。最後の2号には、初めて英語で書かれたマカオの歴史に関する長大な記事が掲載されている。
  • Chinese Miscellany (中國雑誌、1845-1850)
    英国人の対中国会衆派教会宣教師Walter Henry Medhurst (1796-1857)が創刊、4巻より構成され、中国のシルク、茶産業、地理学、手工業、貿易、関税関連の情報を紹介している。
  • The Chinese and Japanese Repository (中日叢報、1863-1865)
    ロンドン大学の中国語の教授James Summers (1828-1891)編集、外国人の存在に対する中国や日本の激しい反応を、西洋人の視点から記録する。
  • Notes and Queries on China and Japan (中日釋疑、1867-1869)
    最初期の中国学関連雑誌の1つ。Nicholas Belfield Dennys (1840-1900)編集、香港で刊行された。中国の歴史や文化などのトピックを取り上げた。日本や韓国も取り上げている。
  • The China Review: or Notes and Queries on the Far East (中國評論、1872-1901)
    西洋初期の中国学関連の主要雑誌。以下のような19世紀の多くの有名な中国学者が寄稿した:James Legge、Herbert A. Giles, Joseph Edkins、John Chalmers、Ernst Faber、Edward L. Oxenham、W. F. Mayers、Alexander Wylie、Edward Harper Parker、Frederic Henry Balfour。
  • The New China Review (新中國評論、1919-1922)
    1901年に終刊となった“The China Review”を受け継ぐべく英国の中国学者Samuel Coulingが上海で1919年に創刊。Herbert A. GilesやEdward H. Parkerといった著名な中国学者が寄稿した。
  • Indo-Chinese Gleaner (印中捜聞、1817-1822)
    Robert Morrison (1782-183)とWiliam Milne (1785-1822)がマラッカで創刊。布教活動をとりあげ、中国他アジア諸国の社会、政治、宗教、軍事、経済、文化関連の事柄を報告。さらにアジア諸国、特に中国や東南アジアの文学、哲学、歴史も紹介する。
  • Bulletin of the Catholic University of Peking (輔仁英文學誌、1926-1934)
    1926年9月創刊、9巻が刊行された。各巻には、大学の発展と業績、中国文化研究に関する記事を掲載。1934年11月に終刊、学術雑誌“Monumenta Serica”に道を譲った。
  • The Yenching Journal of Social Studies (燕京社會學界、1938-1950)
    1938年6月創刊、1950年に終刊となった。年2回刊行。最初の5巻では、共和政時代(1911-1949)の中国における社会学の歴史に関する重要な調査資料を掲載した。
  • The China Quarterly (英文中國季刊、1935-1941)
    China Institute of International Relations、Pan-Pacific Association of China、Institute of Social and Economic Researchが共同刊行。中国の内外の事柄に関するトピックを論じる権威ある雑誌で、以下のような著名な学者を含む傑出した編集・寄稿者陣を抱えていた:蔡元培、桂中樞、伍連德、John Benjamin Powell、董顕光、林語堂。
  • T’ien Hsia Monthly (天下月刊、1935-1941)
    Sun Yat-sen Institute for the Advancement of Culture and Eduationの後援で刊行された文化、文芸誌。編集者には、C. H. Wu、Yuan-ning、Lin Yu-tangなどがいる。西洋への中国文学、芸術の紹介と解釈を掲載し、東西間の理解を促すことを目的とした。
  • The China Critic (中國評論週報、1928-1946)
    米国で学んだ中国の知識人達により、1928年5月に創刊された週刊誌。巻頭言で“nonpolitical”(政治に関与しない)と明記しているが、その論説や記事ではしばしば上海の帝国主義、治外法権の廃止、租界内の公共施設の自由な利用の提唱が論じられた。都市部の諸事項についても幅広くとりあげている。
  • The China Year Book (中華年鑑、1912-1939)
    西洋人への中国関連の情報提供を目的に、英国人ジャーナリスト・出版者H. G. W. Woodhead (1883-1959)とH. T. M. Bellが共同編集。1912年から1939年まで刊行され、毎年の中国での出来事に関する内容を掲載した。Woodheadは1914年から1939年まで“Peking and Tientsin Times”の編集に携わり、その後、“Shanghai Evening Post and Mercury”で執筆、後に自身の雑誌Oriental Affairsを編集するようになる。

寄稿者例

  • Robert Morrison (1782-1834年)
    英国系スコットランド人伝道者、中国で初めてのプロテスタント宣教師。Morrisonは、聖書の中国語翻訳の先駆者であり、Indo-Chinese Gleanerの共同創設者でもある。
    Walter Henry Medhurst (1796-1857)
    英国の対中国会衆派教会宣教師。初期の聖書の中国語翻訳者の1人で、英中辞書(1848年)の編纂者としても知られる。
  • James Legge (1815-1897)
    有名なスコットランド人の中国学者、スコットランド会衆派教会信者で、マレーシアの湾岸都市マラッカ、香港におけるロンドン伝道協会代表(1840-1873)、オックスフォード大学初の中国語教授(1876-1897)を務めた。論語や孟子の著書など中国の古典を英訳したことでよく知られる。
  • Herbert Allen Giles (1845-1935)
    英国の外交官、中国学者、中国語の教授であり、ウェード・ジャイルズ式として広く知られる中国語ローマ字表記の改良に共同作業したことで知られる。老子(道徳経)、荘子、広く刊行された初の中日辞典など多数の翻訳がある。
  • 蔡元培 (1868-1940)
    中国の教育者、改革者。1916年から1926年にかけて北京大学学長を務め、中国における新たな国家主義の発展や社会政治改革に大きな役割を果たした。
  • 伍連德 (1879-1960)
    マレーシア生まれの中国人医師。ケンブリッジ大学初の中国系医学生。20世紀初頭に60,000人もの犠牲者をだした満州・モンゴルの肺ペストの大流行阻止への多大な貢献で知られる。伍医師は中国医学協会の初代会長(1916-1920)で、国家検疫所を率いた(1931-1937)。
  • 林語堂 (1895-1976)
    当時もっとも影響力を持っていた執筆家で中国語、英語の様々な著作をのこした。中国の古典の英訳がベストセラーになったことでも知られる。
  • 溫愿寧 (1900-1984)
    “T’ien-Hsia Monthly”の編集者。西洋で教育を受けた戦前の共和党中国の著名な知識人の小品を集めたImperfect Understanding (1935)の著者でもある。

ご契約形態・価格

  • 教育機関等、法人向けサービスです。
  • 買い切り契約でのご提供となります。
  • 在籍者数(常勤教員・ 院生・学部生の総数)により価格が異なります。
  • 同時アクセス数は無制限です。

※個別にお見積申し上げます。紀伊國屋書店までお申しつけください。

認証方式

IPアドレス認証
その他の認証方式については、お問い合わせください。

トライアル

法人のお客様は、1ヶ月間のトライアルが可能です。最寄りの営業部・所、もしくは、こちらからお問い合わせください。

(デジタル情報営業部)

関連商品カタログ