OCLCの概要
OCLC (OCLC, Inc.) は非営利・メンバー制のライブラリーサービス機関として、世界中の図書館に様々なサービスを提供するグローバルな図書館共同体です。
米国議会図書館(Library of Congress)、大英図書館(British Library)、国立国会図書館(NDL)を始めとする各国の国立図書館やハーバード大学、スタンフォード大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学をはじめとする主要大学の図書館、NASA、スミソニアン研究所、メトロポリタン美術館や世界銀行といった公的機関がメンバー館となっており、世界約140の国/地域の48,540館以上の図書館がサービスを利用しています。(2021年7月現在*)
*以前は世界170か国/地域の72,000以上の機関としていましたが、現在は数え方の変更等で約140の国/地域の48,540機関となっております。
紀伊國屋書店は1986年からOCLC代理店として日本国内の図書館へサービスのご案内やサポートを提供しております。
“Because what is known must be shared.®”
知り得たことは、共有されなければならないのだから
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OCLCの歴史
1967年、オハイオ州の総合/単科大学の学長が集まり、州内各大学の図書館間における「情報資源の共有」と「図書館費用削減」を目的としたコンピュータシステムの共同開発に合意しました。その共同利用機関として設立されたOhio College Library Center (OCLC)が、OCLCのはじまりです。その後オハイオ州内からアメリカ全土、さらには海外へとネットワークを拡大し、国際的な図書館共同体へと成長しました。
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オハイオ州立大学中央図書館内にある OCLC発祥記念碑 |
OCLC初代理事長 Frederic G. Kilgour氏 |
Kilgour氏の業績を記念して命名された OCLC本部の「Kilgour Building」 |
OCLC年表
1967 | OCLC設立。54の図書館がメンバーに |
1971 | オハイオ大学が初めてオンラインでカタロギング |
1977 | OCLC Users Council設立 |
1979 | OCLC ILLシステム開始 WorldCat®上のレコード:500万、WorldCatの所蔵:4,500万 |
1981 | OCLC初の海外オフィスがイギリスのバーミンガムに設置 |
1986 | アジアパシフィック地域でのサービス開始 |
1988 | Dewey Decimal Classification System提供開始。 |
WorldCat上のレコード:1,800万、WorldCatの所蔵:2億9,800万 | |
1991 | FirstSearch®提供開始 |
1995 | ラテンアメリカ及びカリブ海地域でのサービス提供開始 |
1999 | WorldCat上のレコード:4,100万、WorldCatの所蔵:7億2,000万 |
2002 | CONTENTdm®提供開始 |
2003 | WebJunction®提供開始 |
2006 | WorldCat.org公開 |
2008 | Global Counsilと3つのRegional Councils結成。 |
WorldCat上のレコード:1億800万、WorldCatの所蔵:12億9000万 | |
2010 | WorldCat上で非英語の書誌が英語の資料を上回る |
2011 | WorldShare® Management Services提供開始 |
2016 | WorldCatが全てのユニコードに対応 |
2017 | Tipasa™(クラウドベースのILLマネジメントシステム)がサービス開始。 |
WorldCat上のレコード:3億9,500万、WorldCatの所蔵:26億、120ヶ国に17,000以上のメンバー館* *以前は世界170か国/地域の72,000以上の機関としていましたが、現在は数え方の変更等で約140の国/地域の48,540機関となっております。 |
(紀伊國屋書店 OCLC事業部)
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