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OCLCの概要

関連ワード:OCLC  更新日:2020.07.15

OCLCの概要

OCLC (OCLC, Inc.) は非営利・メンバー制のライブラリーサービス機関として、世界中の図書館に様々なサービスを提供するグローバルな図書館共同体です。
米国議会図書館(Library of Congress)、大英図書館(British Library)、国立国会図書館(NDL)を始めとする各国の国立図書館やハーバード大学、スタンフォード大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学をはじめとする主要大学の図書館、NASA、スミソニアン研究所、メトロポリタン美術館や世界銀行といった公的機関がメンバー館となっており、世界約140の国/地域の48,540館以上の図書館がサービスを利用しています。(2021年7月現在)
以前は世界170か国/地域の72,000以上の機関としていましたが、現在は数え方の変更等で約140の国/地域の48,540機関となっております。
紀伊國屋書店は1986年からOCLC代理店として日本国内の図書館へサービスのご案内やサポートを提供しております。

“Because what is known must be shared.®”

知り得たことは、共有されなければならないのだから

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OCLCの歴史

1967年、オハイオ州の総合/単科大学の学長が集まり、州内各大学の図書館間における「情報資源の共有」と「図書館費用削減」を目的としたコンピュータシステムの共同開発に合意しました。その共同利用機関として設立されたOhio College Library Center (OCLC)が、OCLCのはじまりです。その後オハイオ州内からアメリカ全土、さらには海外へとネットワークを拡大し、国際的な図書館共同体へと成長しました。

オハイオ州立大学中央図書館内にある
OCLC発祥記念碑
OCLC初代理事長
Frederic G. Kilgour氏
Kilgour氏の業績を記念して命名された
OCLC本部の「Kilgour Building」

OCLC年表

1967 OCLC設立。54の図書館がメンバーに
1971 オハイオ大学が初めてオンラインでカタロギング
1977 OCLC Users Council設立
1979 OCLC ILLシステム開始 WorldCat®上のレコード:500万、WorldCatの所蔵:4,500万
1981 OCLC初の海外オフィスがイギリスのバーミンガムに設置
1986 アジアパシフィック地域でのサービス開始
1988  Dewey Decimal Classification System提供開始。
WorldCat上のレコード:1,800万、WorldCatの所蔵:2億9,800万
1991 FirstSearch®提供開始
1995 ラテンアメリカ及びカリブ海地域でのサービス提供開始
1999 WorldCat上のレコード:4,100万、WorldCatの所蔵:7億2,000万
2002 CONTENTdm®提供開始
2003 WebJunction®提供開始
2006 WorldCat.org公開
2008  Global Counsilと3つのRegional Councils結成。
WorldCat上のレコード:1億800万、WorldCatの所蔵:12億9000万
2010 WorldCat上で非英語の書誌が英語の資料を上回る
2011 WorldShare® Management Services提供開始
2016 WorldCatが全てのユニコードに対応
2017  Tipasa™(クラウドベースのILLマネジメントシステム)がサービス開始。
WorldCat上のレコード:3億9,500万、WorldCatの所蔵:26億、120ヶ国に17,000以上のメンバー館
以前は世界170か国/地域の72,000以上の機関としていましたが、現在は数え方の変更等で約140の国/地域の48,540機関となっております。

(紀伊國屋書店 OCLC事業部)

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株式会社紀伊國屋書店 OCLC事業部
電話:03-6910-0514 e-mail:oclc@kinokuniya.co.jp