提供元
センゲージ・ラーニング社Gale
概要
1980年代初頭、イギリスの新聞王マードックが、経費削減と新技術の導入を目指した「ワッピング革命」がおきました。この後、新技術を使った新たな新聞の創刊の動きが生まれますが、その動きの最中、アンドレアス・ウィッタムスミスにより1986年10月7日に創刊されたのがThe Independentです。
”The Independent. IT IS. Are you?”(独立しています、あなたは?)のキャッチコピーを掲げたThe Independentは、特定の政党に偏らず、富裕な経営上の後ろ盾を持たない「独立」の方針を掲げ、創刊数年のうちに、40万部まで発行部数を伸ばしました。
洗練された写真の使用、斬新な紙面デザイン、王室報道をしない等、他紙とは異なる紙面作りで、イギリスの高級紙の中で独自のブランドを確立してきました。
本データベースは、2016年3月を最後に紙媒体での発行を終了したインディペンデント紙、インディペンデント・オン・サンデー紙を創刊号から紙媒体の最終号まで収録します。
収録内容・特徴
新聞はどう見えるべきか?
新聞はどう見えるべきか?The Independentは、常にこの問題に挑戦を続けてきました。特に、2000年初頭の第一面のデザインは、紙面一杯に印象的な写真や画像、文章をめだつように配置し、1つのメッセージが印象強く伝わるようにし、「ポスターのようだ」と言われました。
コンパクト判の高級新聞へ
2000年代に入り、The Independentを含む有料新聞、特に高級紙の発行部数は下降を続けます。The Independent編集長ケルナーは、小型で読みやすい新聞を求める読者の需要に応え、2003年9月30日、従来の大判と並行してタブロイド判での刊行を断行します。
タブロイド判にはゴシップ的な大衆紙のイメージがつきまとっており、The Independentでは「コンパクト判」と呼びましたが、ケルナーの読みは当たり、2004年5月には、タブロイド判のみの刊行を開始します。以降、他紙も、大きさをめぐる競争に加わっていきました。
イギリスの主要新聞と異なる独自の視点
The Independentは、より保守的な立場をとるイギリスの主要な新聞とは異なる視点を提供します。
1987年に、元英国機密諜報部員の回想録「スパイ・キャッチャー」ベースにした記事を掲載したことが新聞の知名度を高めました。アメリカ同時多発テロ事件後のテロとの戦いに対する英米の外交政策や2003年のイラク侵攻に対し、強い反対の姿勢を打ち出します。イギリスにおける選挙改革を強く支持、環境・社会問題関連のチャンピオン的存在でもあります。
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(デジタル情報営業部)